スノーピーク(Snow Peak)の4人用テント「ヴォールト」を購入しました。
「ヴォールト」には単体商品以外に、テント(Tent)とタープ(Tarp)がセットになった「エントリーパックTT」という商品もお手ごろ価格で販売されているのですが、タープはOgawaのものを持っていたのでテント単品「ヴォールト(SDE-080RH)」を購入。
今回は「ヴォールト」の設営方法(一人で設営)などについてまとめてみます。
「ヴォールト」購入の決め手はお手ごろ価格!
アウトドアが大好きだった元バックパッカーの私とは対照的に、じつは我が家の女子たちはインドア派。長女はもう小5になりますが、家族でキャンプをしたのなんて数える程です。
そんな我が家がなぜテントを購入したかというと、数ヶ月後に開催される音楽フェス「朝霧JAM」に行くことが決定したためでした。
どちらかというとインドア派な彼女たちですが、音楽は大好き。
特に妻が好きなアーティストがフェスに出演するというので、キャンプフェスに乗り気になってくれたのです。
以前は私が独身時代から持っていたmonbellステラリッジテント4を使っていたのですが、その頃はまだ子供達が小さかったこともありなんとか収まりきっていたのですが…さすがに小5と小1の娘ではぎゅうぎゅう。
そういう事情で少しゆとりのあるファミリーテントを購入する運びになった訳ですが、家族4人用のテント…いったいどれを選んだら良いのか?
ソロスタイルでテントを利用してきた私には情報が乏しいかったため、いろいろと調べてみたところ、どうやらスノーピークからとってもリーズナブルな入門テントが発売されているということで、近くのアウトドアショップ「wild1」で展示されているテントを見てきました。
今回私が購入したのはスノーピークの「ヴォールト」というテント。
お店では「エントリーパックTT」というテントとタープがセットになったお買い得製品で紹介されていましたが、我が家には既にタープがあったため、テント単体の「ヴォールト」を購入することにしました。
前室も付いていて、テーブルとイスを置いてくつろぐスペースも確保できそう。
家族4人で使用するのに丁度良いサイズ感で、なにより価格が非常にお手ごろなところが購入の決め手でした。
ちなみにセット販売の「エントリーパックTT」はテント&タープ以外に「グラウンドシート」と「インナーマット」が付属。それぞれ単体で購入するよりも遥かにお手ごろな価格が設定されているあたりは、とっても魅力的。タープを持っていなかったら確実に「エントリーパックTT」を購入していました。
かまぼこ型テント「ヴォールト」の組み立て方
現地で初めて試すのは不安だったので、庭で事前に設営練習をしておきました。
ただ、結果から言うと設営は非常に簡単。
取扱説明書通りに作業を行えば誰でも組み立てられると思います。
左上の袋の中から内容物を取り出したのが上の画像。
それでは早速、設営をスタート。
セット内容(重量:7.9kg)
- テント本体(本体とインナーテント)
- フレーム長(×1)
- フレーム短(×2)
- ジュラルミンペグ(×24)
- 自在付ロープ(3m×4、2.5m×8)
- リペアパイプ(×1)
- キャリーバッグ(66×25×25(h)cm)
- フレームケース
- ペグケース
まずはテント本体を広げます。
初めはわかりづらいのですが、前後があります。
前側は前室スペースが確保されるので間違えないよう要注意。
見分け方のポイントは「サイドの入り口」。
どちらも同じような作りに見えますが、前側には前室横に入り口が付いています。
赤い縁取りでジッパーが付いているので、これを目印に前後を見分けると分かり易いかもしれません。
前後か決まったら、骨を3本伸ばしておきます。
赤が1本、オレンジが2本。
赤は中央に、オレンジは両端に使います。
テント本体に骨を挿していきます。
本体差込口はそれぞれの骨の色とリンクしているので、視覚的にも判別しやすいと思います。
差し込んだ骨の先にテント本体に付属するピンを差し込んで固定します。
これを3本とも同じように。
3本とも骨を通してピンで固定したら、テントを起こします。
起こし方は、テント後ろ側(前室と反対側)の2箇所だけ先にペグダウンしておき、前室を反対側に引っ張って行くと一人でも簡単にテントを起こすことができます。
テントを起こしたら前室側もペグダウンして固定しておきます。
グラウンドシートとインナーシートで更に快適に
続いてグランドシートとインナーマットを敷いていきます。
シートとマットは、ヴォールト専用に作られたスノーピーク純正の「ヴォールト用マット&シートセット」。テントにぴったりサイズです。
個人的にグラウンドシートは必須。
インナーマットはあるとかなり快適。
という考えです。
いくら晴れて日中地面が乾いていても、テントを敷くと地面から湿気が上がってきます。
テント自体に防水性はありますが、常に圧がかかる床部分は湿気を含みやすいもの。更に土や草などの汚れも付着するため、メンテナンスが面倒。そこでグラウンドシートを敷いおくことで片付けの際にシートだけパンパンと叩くだけでよく、撤収も楽チンと言うわけです。
グラウンドシートを設置する際にはテントの前後を開け放っておくと作業性が良かったのと、気候にもよりますが、風が通り快適に作業ができました。
シートの四隅に付いているゴムの輪っかをテントペグに一緒に引っ掛けると、弛みなくピンと張って綺麗に敷くことができました。この辺はさすがヴォールト専用に設計されているだけあります。
グランドシートが敷けたところで、続いてインナーテントを張っていきます。
インナーテントも前後があります。
前室側の方が広い作りになっているので要注意。
ご覧のようにグラウンドシートの上にざっくり広げておきます。
インナーテントは蚊帳式。
テント本体からぶら下がっているリングにフックを引っ掛けて吊る感じです。
前後にあるフックをそれぞれ引っ掛けたらインナーテントの設置完了。
完成はこんな具合。
開放的でなかなかいい感じ。
前室も広々です。
最後に、インナーマットを敷きます。
こちらもインナーテント同様前室側に広い辺をもってきます。
インナーマットは薄手でコンパクトに収納されている割に反発力があり、設営が草の上なんかの場合はインナーがこれ一枚でも寝れるのではという感触。今回はこの上にインフレータブル式のエアマットも敷いたのでとても快適に眠ることができました。
アライのコンパクトポールで前室を跳ね上げ
前室を跳ね上げると日陰を作ることができます。
ポールは付属していないので今回は自前のものを利用しました。
今回使用したのはアライテントのコンパクトポール2m。
ソロキャンプ時代から使っているお気に入りのポールです。
アライのポールは何より軽くてコンパクトなのがポイント。
しかも、10年以上使っていますが丈夫で全然壊れない頼もしい相棒の一つです。
前室を跳ね上げると更に空間が広がりました。
ハイチェアだとちょっと窮屈かもしれませんがローチェアならゆっくりくつろげそう。
タープを小川張りして完璧なチルアウト空間の出来上がり
実際にテントサイトでタープと一緒に設営したようす。
タープを小川張りすると広大なテント前空間ができあがりとっても快適にくつろぐことができました。