家庭菜園において、鎌やスコップは必需品。
掘ったり切ったりする作業は必須です。
そんな動作を一つのアイテムで叶えてくれるのが、仁作(ニサク)の深山刀(ミヤマトウ)とうスコップ。
掘れる!切れる!!しかも錆びない!!
さらに見た目もかっこいい。
仁作の深山刀(ミヤマトウ)とは?
仁作(NISAKU:ニサク)は刃物の町・新潟県燕市に本社を於く株式会社富田刃物が手がける刃物ブランド。
今回紹介した仁作・深山刀は、「刀」の字のごとく刀身全体を焼入れしてあるため、刀のように硬いのが特徴。つまりサバイバルナイフをスコップ形状にした製品という訳です。
焼入れされたステンレスなので非常に丈夫ですし錆びない!切れ味も良好!と、日本の職人さんの技が詰まった特別なスコップ。
つまり、この1本で園芸作業のほとんどの作業が行える万能な道具という訳です。
特に錆びないという点。ズボラな個人的には何とも心強い!
スコップとしても力強く掘れる!
広範囲は掘れませんが、垂直方向への刺さりは抜群。
このシャープな形状が、深く掘るために一躍買っているようです。
さらに焼入れしたステンレスは非常に硬いため、掘り返しの力も難とせず。
特に金属の強度を左右する焼入れという作業。
深山刀は刀全体が焼入れをされ、その後に研磨工程を行なっています。
刃全体が焼入れされていることで強度があり、一番負荷のかかるスコップとしての用途としても申し分のない強度を得ているようです。刃先だけを焼き入れたものと違い刃全体に強度があることから、道具として使う全ての動作において不安なく力を入れられます。
手元で扱う工具として、この「強度」という安心感は結構心強いもの。気持ちよく作業を行う上で私が大事にしているポイントでもあります。
細身の形状は深く鋭くピンポイントで
細く長いスコップ形状を生かし、深くピンポイントに掘ることが可能。
元々は山野をサバイブする際にどんな土壌でも掘れるスコップをコンセプトに作られていたのでしょうが、園芸においては苗の移植の際などに一役を得ています。
根を傷つけないように深く移植穴を掘るにはうってつけの形状。
植え付け時にも目当ての場所に移しやすい。
また、脇芽の除去や茎の摘芯の際にも、込み入った葉の間をすり抜け作業がしやすい点もお気に入り。
専用のハサミや鎌などがあれば当然便利で良いのですが、「これ一つで何とかなる」という利便性と安心感は計画性のない私には結構有難い代物です。
キザギザはノコギリとしても使える
サバイバル用途としての使用経験はあまりありませんが、園芸用途としては十分事足りています。
「掘る」機能のほか「切る」という性能においても良好。
サイドに付けられたギザギザとした形状部。
この切れ味がまた良い!
野菜の茎や雑草の伐採などのほか、私が良く使う麻紐もスパッ!
怖いくらい良い切れ味。
私の愛用しているノコギリガマと同じような具合に良く切れます。
ただノコギリ部分はカマほど広くないので、あくまで臨時使用といった感じですね。
インパクトと気持ちを込めて突く(轢く)と、何でも気持ちよく切れます。
見た目がカッコ良い!
そして何より見た目がかっこいい!
RPGゲームで新しい装備を手にいれたような気分。
初めてミスリルナイフを購入したような喜びに…。
欠点
一応欠点も。
使用していての欠点としては、形状ゆえの使い勝手。
スコップとして考えると少々細身。それゆえ、広範囲には掘れません。
ただし、細身ゆえのピンポイントな掘りやすさは抜群。
硬い土壌を掘る時や、苗の定植時にはかなり役に立ちます。
まとめ
「掘る」「切る」「錆びない」
それぞれを揃えられるのであればそれは結構ですが、これ一つあると結構便利なアイテムであることは確かです。
私の畑のように自然栽培を行なっている区画がある場合、広範囲に掘り起こすといった作業はあまり多くありません。むしろ他の植物の生態系を崩さずに新たな作物を移植する際にはとても便利アイテムでした。