今年も「発酵の里こうざき 酒蔵まつり」に行ってきました。
普段は見られない酒蔵を見学したあとにいただく出来たてのお酒は格別に美味しいですね!
おいしいお酒に、楽しいイベント。
やはり期待を裏切らず楽しいお祭りでした。
今回は2017年の「こうざき酒蔵まつり」をレポートします。
『こうざき酒蔵まつり』とは
仕込水の良さや利根川の水運、米どころに恵まれた神崎町(こうざきまち)。その立地のため古くから酒造りが盛んな地域でした。現在はそうした伝統を活かし、「発酵」をテーマにした町おこしが進められています。
そのひとつが「発酵の里 こうざき酒蔵まつり」です。
300年以上の伝統を持つ酒蔵、鍋店と寺田本家の周辺を会場として「発酵の里 こうざき酒蔵まつり」が開催されます。酒蔵見学や無料試飲、甘酒などのサービスのほか、当日限定酒も販売されます。また酒蔵敷地内や沿道では様々な催し物や、発酵食品をはじめとした地域物産やオーガニックフードの露店が並びます。
開催日:平成29年3月12日(日)
時間:9時00分~15時30分
会場までの道のり
アクセス
電車
今年も私はJR成田駅から電車を利用しました。
成田10:41→下総神崎11:00 (成田始発2両編成)
朝の中央線快速ほど混んではいませんが、まあまあな混雑具合でした。
下総神崎駅を降りると大混雑。
いつもは無人で自動改札も1つしかない下総神崎駅。お祭りにあわせて臨時ICタッチをひとつ増やしていましたがそれでも改札を出るまでに数分かかりました。
もともと2両編成の列車のためさほど人も乗車していないので、少し辛抱すればすんなり進みます。
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車
千葉市内から車でアクセスした私の友人は、予定より早く会場入りしていました。近隣道路も駐車場も特に目だった混雑もなく、だいぶスムーズに移動できたようです。
アクセス詳細は前回記事【発酵の里 こうざき酒蔵まつり2017(事前情報)】もあわせてご覧ください。
お祭り会場
「鍋店」酒蔵会場
酒蔵内見学
美味しいお酒をぐっと我慢してまずは酒蔵見学へ。
せっかく頂くのですから「どうやって造られたのか」よく知っておきたいと思いました。白衣と帽子を借りていざ酒蔵内へ。
酒蔵の中は独特な匂いがします。これが麹菌の匂いなのでしょうか。
階段を上ると神棚が祀られていました。
階段左手の部屋には種麹や麹のついた仕込米のサンプルが展示されていました。一部は実際に手にとって触ることもできます。
大きなタンクの置いてある部屋には、醪(もろみ)がタンク内に仕込まれていました。
「プツプツ」と発酵しています。
酒蔵2階からいくつかある仕込みタンク内を覗けます。
それぞれのタンクは段階を踏んでいるようで、一番奥のものは「ブッツブッツ」といっています。生きていますね。これはきっとからだに良いものだと思いますよね。
甘酒の無料サービス
さあ、早速お酒をいただきましょう。
鍋店会場では甘酒を無料でサービスしていました。
私はちゃっかり持参したマイボトルに注いでいただきました。
限定酒の購入
当日限定のお酒の販売です。
限定という言葉には弱いです。
ついお財布のひもが緩くなってしまいます。
「寺田本家」酒蔵会場
『試飲』無料→チケット制(有料)
昨年までは無料で試飲が出来たのですが、今年から有料となりました。
昨年は呑みすぎて敷地内で倒れる方がたくさん見かけられました。
まずは入り口にて500円でチケット(5枚綴り)+おちょこを購入します。
後は敷地内各所にあるそれぞれの銘柄コーナーでチケット一枚で一杯ついでもらいます。
だいたいの銘柄は1杯=1チケットですが、大吟醸・木樽仕込・懐古酒は1杯=2チケットでした。
「お蔵フェスタ」と「裏お蔵フェスタ」
寺田本家裏では「裏お蔵フェスタ」というフェスが開催されています。
愉快な音に誘われて小道を入っていくと、そこはゆる〜い空間が待っていました。
会場入口では寺田本家の謹醸どぶろく酒が1杯100円で振る舞われていました。
フリー卓球台や謎の大きな雀のバルーン。オーガニックフードや雑貨の出店なんかもたくさん出店しています。
休憩の出来る大きなテントには筵(むしろ)が敷かれていて、またまたまったりと出来るスペースが。
授乳室なんかもあって小さなお子さん連れのお母さんにもやさしいですね。
「沿道の出店・イベント」
発酵をテーマにした地域の発酵食品を扱うお店や、千葉県内のオーガニック・マクロビカフェなどの出店も多くありました。
私もたまに行く「タケオゴハン」や「風楽(ふら)」も出店していましたよ。
「酒粕詰め放題」
今年もたくさん詰めるぞと意気込んでいましたが、私が行った正午にはもう完売していました。あれれ、残念。
「東薫酒造のどぶろく」
昨年も買った東薫酒造のどぶろく。ほんとうに美味しいんですよね。甘くシュワっとしたとても吞みやすいどぶろく。
妻も大好きでお使いを頼まれていたので1本購入しました。
ぷくぷくと生きがいいのでふたに穴があいています。横にせずに持ち帰り早めにいただきます。
お土産
右から
- 当日限定「仁勇 吊るししぼり山田錦35%大吟醸 生原酒」
- 東薫酒造のどぶろく「十富禄酒」
- 寺田本家の「マイグルト」
まとめ
昨年同様に、たくさんの方がお祭りに訪れていました。
下総神崎駅の改札は少々混みましたが、JRも臨時列車を増便していたり、駅からのシャトルバスも便数が多く、アクセスもスムーズなお祭りだったように感じます。
また、大きな会場は「鍋店」と「寺田本家」に分かれていて、どちらも個性のある会場となっていました。どちらかというと「鍋店」は玄人・年配受け、「寺田本家」は若者受けの良さそうな会場に感じました。
そして昨年同様とても楽しいお祭りでした。