冬の間は畑の仕事もさほどなく、釣りに行こうにも寒さに耐えかね、かと言い旅に出る許可もおりるはずもなく。
この閑散期を利用し、畑の肥料や雑草・残飯の堆肥化に使用するボカシを仕込みます。
今回作ったのは米糠ボカシと呼ばれるもの。
作り方も簡単で、米糠に元菌と水分を混ぜて嫌気状態で放置するだけ。
では早速作業の様子を振り返ってみます。
作り方
ぼかし肥料とは、米ぬかなどの有機物を水分と発酵菌を加えて発酵させた肥料のことです。
発酵には好気性発酵と嫌気性発酵の2種類があり、今回は手間のかからない嫌気性発酵を利用してボカシ肥料を作ります。
好気性発酵とは、酸素を必要とする菌によって有機物が分解される発酵の事です。酸素を供給するために撹拌をする必要があり、また高温になるので温度や水分の調整も必要になります。
一方嫌気性発酵とは、酸素を必要としない菌によって有機物が分解される発酵の事です。
「材料をビニール袋に入れ密閉し放置しておく」
ただそれだけです。
簡単そうですよね。
材料
- 米ぬか
- 籾殻
- 種菌(今回はハコベの根についた土)
- ぬるま湯
リンク
手順
- 大きめの容器に材料(米ぬか・籾殻など)を入れ混ぜまぜします
- 良く混ぜます
※先に水を入れると混ぜるのが大変になります - 種菌を溶いたぬるま湯を加え、全体に行きわたるように良く混ぜます
※水分量は全量の30%くらいが良いらしいです - 握ると塊になり、指でつつくとボロッと崩れるくらいの固さがbest
- 蓋のできるバケツ(20ℓ程の味噌樽など)にポリ袋を二重に敷き材料を移します
- 空気が入らない様に、材料をググッと押し込みながら移していくのがコツです
- 最後に空気を抜いてからポリ袋の口をしっかりと締めます
- 冬は2~3ヶ月、夏は2週間ほど放置して寝かせます
- 甘~い匂いがしてきていたら完成です
使い方
我が家は、このボカシを有機栽培区画の畑に肥料として使用したり、刈り取った雑草や家庭から出る残飯を堆肥化させる際に振り撒いて使ったりしています。
他にも種菌を変えて米ぬかボカシの仕込みを試しています。
よかったらご覧ください。
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