ボンネットにこびりついた水垢汚れや洗車傷。
濃いめのボディーカラーの車体は特に目立ちますよね。
今回はポリッシングして除去したいと思います。
使用したのはAmazonで格安購入したコードレス研磨機と安心安定の素材メーカー「3M」のコンパウンドセット。
ポリッシング後には脅威の撥水力と艶を取り戻しましたよ!
今回は私が購入した道具類と施工方法についてお伝えします。
蓄積された水垢ぎっしりの車体を綺麗に蘇らせます!
雨ざらし駐車や水道水でのセルフ洗車など、気がつくと車体に水垢がぎっしりこびりついていました。
普段のシャンプー洗車などでは全く落ちないしぶとい水垢です。
もはやここまでくると研磨しないと落とせない。
そういう訳で、カーポリッシュすることにしました。
今回はセルフポリッシュということで、ポリッシャーと呼ばれる研磨機と研磨剤を使用してしっかり水垢を落とし、ついでに洗車機などでついた細かい洗車傷も一緒に落としてしまおうと思います。
購入当時のピカピカボディーに蘇らせていきましょう!
しぶとい水垢にはコンパウンドでのポリッシング!
ぎっしりこびり付いた水垢汚れ。
洗車後に水道水の拭き取りを怠ったのが蓄積され、こんなにたくさん&強固な汚れとなってしまいました。
車体が濃いめのカラーリングのため、天気の良い日やライトの下なんかではとっても目立つのです。
ここまでしっかりとした水垢がついてしまうと、シャンプー洗車だけでは歯がたたないので、コンパウンド(研磨剤)を使って削り落としていきます。
ポリッシングにあたり今回購入した研磨機はこちら。
Amazonで1万円以下で購入できるコードレスモデルの海外製の格安ポリッシャー。
早速どどいた梱包を開けると、付属のバフ(研磨用のスポンジ)やらマイクロタオルやらに挟まれるように商品が収まっていました。
緩衝効果は抜群なので梱包状態はバッチリでした。
早速中身を取り出して付属品などのチェック。
私が購入したポリッシャーにはバフやサンドペーパー、マイクロタオルや充電器などが付属されていました。
梱包内容・付属品
- ポリッシャー本体
- 充電器
- バッテリー(2個)
- バフ〔ウール・平スポンジ・波スポンジ〕(3セット)
- サンドペーパー(6枚)
バフはマジックテープでバリバリっと簡単に脱着できるので作業性は良好。
回転速度は6段階の調整が可能です。
私は基本的に最高速で使用していました。
バッテリーの持ちは速度次第で変わりますが、最高速で使用して20分くらいでしょうか。
バッテリーが2個付属するので、一つを充電しておけば40分は使用可能といったところ。
ただし、交互に充電を繰り返しても使用可能ですが、最高速使用時には充電が追いつかなかったので、休憩を挟んで作業を続けるといった具合で対応しました。
回転方式は「ダブルアクション」
ポリッシャーの回転方式は、シングルアクション・ギヤアクション・ダブルアクションといった3種類の違いがあります。
今回購入したポリッシャーはダブルアクション。
ランダムアクションやデュアルアクションなどとも呼ばれ、回転運動と偏芯運動が同時に発生する回転方式。
他の回転方式と比べると研磨力は劣りますが、常に回転軸がブレるので、1箇所を強く磨きすぎることがないため、どちらかというと初心者向けのポリッシャーです。
また、ポリッシャーでよく比較されるパワーについては、残念ながらさほど力強いといった感覚はありませんでした。ギューっと車体に押し付けて強く研磨しようとすると回転数が結構落ちてしまいます。
その代わりムラになるような失敗は起きないので私のような素人にはちょうど良かったのかもしれません。
この子は気長にコツコツタイプのポリッシャーといったところですね。
スピーディーに作業を進めたいという人は、もう少しパワーのあるタイプを選ばれた方が良いかもしれません。
有線にはなりますが、京セラ(旧リョービ)から出ているモデルは、コスパと評判が良さそうでした。
コンパウンドは安心の3Mのセットで決まり
ポリッシャーのお次は、研磨剤。
研磨作業で一番大事なのが、施工面に適した研磨剤を選ぶこと。
大小様々な研磨粒があるので、その中から水垢や洗浄による小傷を落とせ、かつボデイーに傷が残らない適当な研磨剤を選ぶ必要があります。
今回私が使用したのは3Mから出ている研磨剤セット。
ハード1、ハード2、ウルトラフィーナの3段階で仕上げる研磨剤です。
実際の作業としては、ハード1で水垢や小傷を落とし、ハード2とウルトラフォーナで艶をだすといった感じでした。
容量はそれぞれ150mlあり、今回の作業で1/3も使わなかったと思います。
研磨作業開始します!
まずはマスキング。
コンパウンドの粉が隙間に入らないようにマスキングテープを貼り付けておきます。
隙間に入ってしまってもしっかりと洗い流せば大丈夫だと思うのですが、念の為。
また、ゴム部分などにポリッシャーが触れて傷や劣化の原因とならないように不安な部分は隠しておきました。
いざ、ポリッシングを開始します。
まずはハード1から。
大体4箇所くらいに適量をポツポツと。
はじめはスポンジに染み込んでいないので気持ち多めの粒をおいた方が、しっかりと研磨できるような気がしました。
そのまま回転させるとコンパウンドだけ吹き飛んでしまうので、ポリッシング箇所にペタペタとコンパウンドを押しつけておきます。
ポリッシャーの挙動に慣れるまでは回転数を落として作業していましたが、慣れてくると徐々に回転数を上げて、最終的には常時マックス回転数で使用していました。
ちなみにバフにも種類があり、ウール素材とスポンジ素材では研磨力が違うようです。
ウール素材の方が研磨力があるので、ウール→スポンジの順に使用した方が良いそうです。
購入したポリッシャーに付属していたバフはウールとスポンジの素材差しかなかったので、ふたつの使い分けで良いのですが、それぞれ素材の違うバフにも目の大きさ違いがあるみたいなので、厳密にはそこでも研磨力の差が出るそうです。
今回はそこまで気にせず作業を進めました。
研磨作業工程は以下の流れ↓
- コンパウンド・ハード1(ウールバフ)
- コンパウンド・ハード1(スポンジバフ)
- コンパウンド・ハード2(スポンジバフ)
- コンパウンド・ウルトラフィーナ(スポンジバフ)
今回はコンパウンドの種類を変える毎に、ケルヒャーで高圧洗浄&絞ったマイクロファイバータオル拭き上げでコンパウンドを取り除いて次工程に進みましたが、拭き上げ作業だけでも良かったかな…とも思い直しています。
また、バフにはそれぞれのコンパウンドの名前を油性ペンで記入しておき、併用しないようにします。
洗い流したら、ツルツル・ピカピカに!
驚くことに、仕上げコンパウンド(ウルトラフィーナ)を洗い流したらご覧の通りの撥水力も復活していました。
車購入時に元々ボディーコート(ガラスコーティング)を施工してあったのですが、今回の研磨でボディーコートの層を少し磨き込んで表面の平滑性を復活させることができた為なのか、とにかくすごい撥水力。
もちろんこの後、ボーディーコーティング(補修キット)も施工しておきました。
乾いた状態がこちら。
残念ながら曇り空だったので、綺麗な写り込みを写真で表現するのは難しかったのですが、思い描いていた以上に綺麗になりました。
どの角度から覗き込んでも水垢や小傷は見当たりませんし、手触りもトゥルントゥルン。
我ながらよくやったと褒めてあげたい。
綺麗になったゴルフくんが、ほんと可愛らしくて。
うぅ〜ん、より一層愛着が深まりました。