ガガガガ…ビビビビビ…。
ついにゴルフ君にもビビり現象が発生してしまいました。
輸入車に乗っているとよく耳にする「ビビり」という言葉。
ガラコなどの撥水剤を塗布したフロントガラスでワイパーとの摩擦が生じて発生する現象です。
今回は私の乗るゴルフ(Golf 7 TDI)のガラコワイパー(ブレードごと)交換方法と、手順の注意点について振り返ります。
ビビリ対策にガラコワイパー(ブレード)を購入
ビビりとは…?
ビビビビ…ガガガガ…。
「ビビり」とはワイパーゴムとガラスの間に抵抗が生じてワイパーの動きがぎこちなくなる現象。純正のワイパーゴムとガラコを塗ったガラス面との相性が悪いため発生しているようで、外国車でよく見られるエアロタイプのワイパー形状ではよく起こることらしいです。
エアロタイプのワイパーは高速運転時のワイパー浮きを防止するため通常のものよりも接地圧が高く設定されているのが要因の一つ。「水弾きが良くなる=水による潤滑がない」ことで摩擦が増えてビビりが発生しているみたいですね。
今回購入したワイパーはこれ
今回私が購入したのは、ソフト99から販売されている「ガラコワイパー パワー撥水ブレード」 。
ワイパーゴムだけのものではなく、ブレードごと交換するタイプの商品。もちろん付属のゴムが消耗したらゴムだけ交換も可能です。
運転席側がPY-14、助手席側がPY-7という品番。
ゴルフ7対応ということで、Amazonで2本セットになっているものがありましたのでポチり。
純正からガラコワイパーに交換します
1.作業前の準備【VW車のワイパーの上げ方】
それでは早速ワイパー交換していきます。
私の乗っているゴルフ(GOLF 7 TDI)を含めフォルクスワーゲン(VW)車のワイパーはそのままではボンネットと干渉してしまいワイパーを立ち上げることができません。
では立ち上げられないのかというと、そうでもなく、「サービスポジション」と呼ばれる位置までワイパーを移動させることで立ち上げることが可能になります。
それでは早速GOLF君のワイパーをサービスポジションに移動。
まずはイグニッションスイッチを押し数秒間ONにしてから、再度スイッチを押してOFFにしたら、ウインドーワイパーレバーを下に押します。
すると、ワイパーが右側に移動しました。
ここがサービスポジションという位置。
ここに移動させたらワイパーアームを手でつかんで持ち上げることができます。
実は私この方法を知るまではそのまま作業していました。
ワイパーを立ち上げなくても掃除や交換はできますが、こうなっていた方が作業は楽ですね。
なお降雪時に屋外に駐車しておく場合など、ワイパーゴムの凍結張り付き防止にも役立つので覚えておいて損はありません。
2.作業前の準備【ガラコワイパーの塗布】
ワイパーを取り替えるタイミングで、ガラコを塗り直しておきます。
洗車したばかりだったので、水拭きしたあと乾いたタオルでしっかりと水滴を取り除きます。
ちなみに、洗車に使うタオルは柔軟剤を入れずに少量の洗剤で洗ったものを使用します。
せっかく綺麗に洗った車体に柔軟剤の成分が移ってしまうと塗布剤の効力も下がってしまうので私は注意しています。
さて、ガラコをヌリヌリ。
ガラコの塗布方法は商品説明に従い適切に塗布します。
3.純正ワイパーの取り外し方法
純正ワイパーを取り外します。
外し方はいたって簡単。
まずは上画像の親指付近にあるロックボタン(ポッチ)を押してワイパーブレードを上に引き抜くだけ。
ロックボタンの部分は指が太いと押しづらいので、そんな時は形状の合うものでポッチを押して引き抜きましょう。
2.ガラコワイパーの取り付け
純正ワイパーのブレードが取り外せたところで、新調したガラコのワイパーブレードを到着していきます。
まず、ゴルフ7のワイパーに合致した形状のコネクターを取り付けします。
ガラコやボッシュ、ベロフなどのような社外品のワイパーには様々な車種に対応するコネクターが複数付属しています。
今回私のゴルフ君に適合したコネクタータイプは「TL-4B」という形状のものでした。
先ほど純正ワイパーブレードを取り外した部分に、ガラコ付属のコネクターを取り付けます。
差し込む部分にロックボタンが付いていますが、そのまま差し込んでしまってOK。
奥まで差し込むとカチッと音がなりロックされる構造になっています。
取り外したい時は純正同様にロックボタンを押して引き抜けばOK。
続いてガラコのワイパーブレードを取り付けます。
先ほど取り付けたアダプター上部にあるロックボタンを押して持ち上げることでワイパーブレード取付け部分が開きます。
ワイパーブレードがハマる凹みがあるので、そこにカチッと音がするまでブレードを押し込んだら、先ほど引き上げた部分を元の位置まで押し下げます。
カチッとロックボタンがハマったら交換完了。
特に難しい作業ではないのですが、注意があるとすればワイパーを取り付ける向き。
ワイパーが降りている時に「glaco」の文字が読める向きになる様に取り付けます。
あと、これはレアなケースですが、右と左のワイパーを間違えて取り付けてしまわない様に、取り外し前の状態を確認しておきましょう。
お恥ずかしながらこの状態で取り付けしてしまいました…。
もちろん、ワイパーを動かすとフロントガラスからワイパーが飛び出します。
先ほどまでの手順通り左右を入れ替えて今度こそ作業完了。
運転席側から見ると若干純正よりはワイパーの頭が見えているかな…という気はしますが、形状は純正とそれほど変わらず、特に違和感は感じません。
視界も心も晴々でかなり快適です
これこれ、この撥水。
雨の日の運転が好きになるこの水弾きが大好きな私。
前車ルノーのカングーでもそうでしたが、外国車によくあるガラコとの相性問題は、ブレードごと交換で丸っと解決いたしました。
