台湾旅行でちょっと足を運びたいと思っていた場所があったのです。
それは、建国休日花市(Jianguo Holiday Flower Market)。
週末限定で台北市の中心部を南北に走る建国南路の高架下で開催される週末花市。
200店舗近いブースが並び多種多様な植物たちが一堂に会する、植物好きには堪らない夢の様な空間でした。
今回はそんな建国休日花市行ってきたようすをお伝えします。
建国休日花市とは
建国花市は、台北市の中心部を南北に走る建国南路の高架下で毎週末の土日に開催。
普段は高架下の駐車場として利用されている区画が、週末になると一変し多くの植物で埋め尽くされます。
信義路から仁愛路の間の約400メートルに渡り、植物関連のブースが一堂に大集結。
台北市内では一番大きな週末花市として有名です。
アクセス
アクセス
MRT淡水信義線(レッドライン)の大安森林公園駅から徒歩10分。
建国南路の高架下、信義路から仁愛路の間400mの区間で開催しています。
降車駅は、MRT淡水信義線(レッドライン)の大安森林公園駅。
6番出口が最寄になります。
毎週末行われているだけあり、固定看板にしっかりと表記されていました。
地上出口に出ました。
この日は朝から小雨が降ったり止んだり。
まあ、それほど距離を歩かないしこのまま行きましょう。
花市の会場は6番出口を出たら左方面。
おっと、ありがたいことに花市会場までは屋根付きの歩道が歩けそうです。
これなら雨の日でも御構い無しですね。
信号付きの大きな交差点に当たりました。
この先に見える高架が建国南路。
花市はこの高架下で行われています。
グリーンのひさし兼雨よけのシェードが花市の目印。
信号を渡ると「建国假日花市」と書かれた大きな看板が目に入りました。
ここが花市の入り口です。
同じ方面に向かっていた人たちも一堂に入場していきます。
うわぁ〜。
花と植物がずらり!
遠くまで見渡してもずーっと花市。
ワクワクしますね。
ありとあらゆる植物が一堂に並ぶ400m
もう、ずーっと植物に囲まれて歩きます。
よくもまあ、こんなにたくさんのブースが並ぶものだと、改めて台湾人にっとての植物のとの距離感を認識した瞬間でした。
しかも、どれもこれも魅力的なブースばかりで…1日このストリートにいても全く飽きることはなさそう。
それでは早速400mの高架下、両サイドの埋め尽くす各ブースを探索して行くことにしましょう!
まずはエアプランツ。
問屋なのかと言わんばかりのこの量。
しかも皆んな生き生きしていて状態が非常に良い。
多肉系も豊富。
基本的に鉢に入っているものか、土を取り払った状態のもので売られていることが多かったです。
多肉はある程度保水できるから、裸の状態の方が売る方も買う方も都合が良いんですね、すごく納得。
吊り下げ系の多肉植物たち。
レイアウトの仕方なども日本と違って色々と参考になります。
シンプルな展示なんだけど、なんか魅力的。
こういうのがいいレイアウトなんだろうな。
摩訶不思議な形状の塊根植物「亀甲竜」。
こちらも日本ではそれほど見かけることは少ないですが、こういった珍しい塊根植物が売られているのも台湾ならでは。
ううん、欲しい…。
台湾といえば、ビカクシダ。
日曜市の並びには数件ビカクシダを扱うブースがありました。
どれも品種の品揃えが良く、またサイズ別に販売していたりしてすごく良かったです。
正直台湾人になりたいと思わずにいられませんでした。本当に羨ましい。
そしてコーデックス。
パキポディウムやユーフォルビアなど、様々な植物たちが一堂に並ぶ様は圧巻。
購入はできないけど栽培環境(培養土など)はじっくり観察。
うむうむ、やはりかなり水はけのよい培養土をいれている…。
パキポディウム類がずらり。
持って帰れるなら、じっくりと選ぶんだけど。
何ともいえないもどかしさ。
南国のかわいこちゃんたち…。
水生植物もずらり
さて、普通の植物だけではなく、水生植物なんかも取り扱っているのが日曜花市の凄さ。
植物と名のつくものは何でもあります。
こちらは蓮や睡蓮たち。
11月のこの時期でも花を咲かすんだ…。
水生植物に乗じて金魚や熱帯魚だって売っちゃいます。
それにしても綺麗なレイアウト。
さすが毎週末開催しているっだけあって売り場が整っています。
とっても見やすい。
切り花を販売するブースもいくつか見かけました。
日本ではあまり見かけない南国の花々がたくさん。
日本には持ち込めないけど、滞在中のホテルの室内に切り花を飾ることならできるから、購入してもよかったかな。
花市のお隣は玉市
高架下の花市が終わると次は玉市。
玉市では宝石類がずらり出店されていました。
こちらも毎週末に開催されており、賑わいを見せていました。
これならお土産にできる!
ハスの花托のような形の不思議な陶器。
じつはこれ生け花が挿せる剣山なんです。
似たような商品は他のお店でも見かけましたが、ここのお店の剣山が色もフォルムもツヤもすごく綺麗だったので購入しました。
小サイズが50元。中が100元。大が150元でした。
店主さん曰く「大小の穴が空いているので、茎の太さに合わせて挿したり、複数をまとめて挿したり、切り口の向きで角度が変わったりするよ。工夫次第で色々なアレンジができるからトライしてみてね。」とのこと。
この他、植木鉢やガーデン小物など台湾らしい雰囲気のアイテムなんかもあり、旅行者のお土産にはちょうど良さそうでした。
まとめ
海外から日本国内への植物類の持ち込みは植物防疫法によって厳格に管理されています。
ただし、ちゃんと手順を踏んで申請を行えば日本に持ち帰ることは可能です。
輸出国政府が発行する植物検疫書類を用意した上で、日本国内の受け入れ審査に通ればOK。
輸入車は皆さん行っていることなのでそれほど難しいことでなさそうですが、時間に余裕があればの話。
今回は、家族旅行のついでに立ち寄っただけなので見るだけで我慢でした。
ううん、もどかしい。