基本的にベランダに置いている観葉植物のモンステラ。
寒くなると室内に移動させていたのですが、今年はタイミングが遅れガッツリと冷気を浴びてしまいました。
案の定みるみる葉が枯れ、根も枯れてしまい残るのは裸同然の茎のみといった状態に。
さすがにここまで枯れてしまうともうダメかな…と諦めつつも、残った茎をカットし保湿して取って置いたところ、なんとこの夏、新芽を出しているところを発見しました!
おまけに根っこもあちこちから生えているではないですか!
今回は再生したモンステラの茎の移植の方法をご紹介します。
枯れたからって諦めてはいけませんよ。
冬の寒さで枯れたモンステラ
またやってしまった…。
冬場のベランダに置き去りにしてしまったモンステラの鉢。
寒波がやってきた翌週から茎葉がシワシワと元気がなくなり、ついに枯れてしまいました。
熱帯アメリカ育ちのモンステラ。
暑さには強いけど寒さにはめっぽう弱いのです。
育成適温は15〜30度と、日本と冬には全く向いていません。
そのため冬は室内の日当たりの良い窓際などに置いて栽培するのが鉄則です。
冬の寒さで地上部が枯れてしまうことは過去に何度か経験したことはありましたが、春になると新芽が生えてくれていました。ただ今回は気がつくのが遅かったためか、春になり暖かくなってきても芽がでる気配がありません。
「完全に逝ってしまった」のだろうか…。
諦めずに保湿して保管
鉢内の根はポキっと折れるほど完全に枯れていました。
茎も先端10cmほどを除き同様にカッサカサに枯れていたので、先端部分のみカットし保管して希望を残すことにしました。
ちなみに、上の写真は発根発芽後の状態。
当初は芋虫の様なただの裸状態の茎でした。
保管方法はこんな具合です。
- 湿らせた布にカットした茎を包む
- ジップロックでさらに保湿
- 放置
新芽が生えた!根っこも生えた!
ベランダの隅に保管して置いたモンステラの茎。
しばらく放置していたので存在を忘れているところでした。
掃除の際にふと目に止まりジップロックの封を解いてみたところ、今までとは違う生命力を感じました。
なんと根が出ている!
しかも葉っぱになりそうな尖った角も生えている!
やはり茎はまだ死んでいなかったようです。
いたるところから白くて太い根っこを生やしています。
葉は先端の方から2箇所新芽が見られます。
緑色の尖っているのが葉っぱになる部分。
今はくるくるとストロー状に巻いていますが、そのうちふわ〜っと葉を広げてくれるでしょう。
培養土を用意して移し替えます。
茎が動き出したところで、土に戻してあげましょう。
早速、植木鉢の準備。
今回使用する培養土はこちら。
- 赤玉土(大粒)
- ピートモス
- 腐葉土
- マグアンプ
底石を敷いたら、上記の混合培養土を鉢に入れます。
混合割合は適当ですが赤玉土3、ピートモス2、腐葉土2、マグアンプ一握りくらいを目安にしています。
植木鉢の2/3くらいまで培養土を入れたら、移植するモンステラの茎を置きます。
以前のハマゴウの移植と違い根っこの長さがまだ短いので、下に敷く土の量を多くとり根を張るスペースを確保しています。
根が痛まないようにモンステラの茎をそっと置いたら土をかぶせていきます。
今回は、茎の下の部分(葉っぱが生えていない方)を下にしてやや斜め気味に置くことで、成長した際の樹勢が安定すると考えています。
最後に覆土して完了。
先っぽがちょこっとだけのぞいている感じです。
数日後ちょこっと出ていた葉が開き始めました。
隣にはまた別の葉が頭を覗かせています。
まとめ
寒さには弱いモンステラですが、実はものすごい生命力の持ち主。
外見が枯れてしまったように見えても、彼らはまだ生きています。
復活のチャンスを待ち、ここぞというタイミングで活動を再開するみたいですね。
すばらいい忍耐力。
いやご立派!