氷点下の夜が続く今年の冬。
温室内の温度が下がってきて、植物たちにも厳しい環境となってきました。
そこで簡易温室内を加温することにしました。
導入したのは市販の電気ヒーター。
さらに自動で電源のオンオフを制御する為に、コンセントタイマーを使います。
これだけで、温室内の温度は15度前後をキープ可能に。
今回は私の簡易温室で採用している加温装置についてまとめてみました。
電気ヒーターとコンセントタイマーで温度管理
冬が深まるにつれ、朝晩の冷え込みが強くなってきました。
日によっては車のフロントガラスが凍るほどの氷点下の夜も…。
温室に入れているとはいえ、さすがにビニール一枚の越しでは保温にも限界がありました。
そこで、加温できる装置を取り入れようと考えたわけです。
ただ専用の加温ヒーターはやはりそれなりに良いお値段。
そこまでしっかりと調温したいわけではなく、夜間の冷え込みを抑えられれば良いわけで、それならば電気ヒーターで事が済むのではないかと思ったのです。
そういう訳で、購入したのは「電気ヒーター」と「コンセントタイマー」。
今回購入した「電気ヒーター」はとにかく安くて簡素な作りのもの。
必要とする機能は、
- 転倒時自動オフ機能
- オンオフスイッチがアナログ式であるもの
(コンセントを挿せば即起動できるもの)
コンセントのタイマー機能を使用するので、ヒーター本体に人感センサーやタッチパネルなどのようなも機能が付いたものは、通電時に即起動できないので使えません。
今回購入した電気ヒーターの電源はアナログ式のボタン一つのみ。
押しておけば通電した際にヒーターが起動します。
また、ヒーターと一緒に使用するのが「コンセントタイマー」。
コンセントタイマーとは、コンセントと機器の間に接続するアイテムで、タイマー機能で家電機器のオンオフが自動でできるという優れもの。
今回購入したコンセントタイマーはアナログ式のタイプで、スイッチオンにしたい時間のボタンを押しておけば、時間が来ると自動でスイッチがオンになるという仕組み。
今回は、夜間の冷え込みを抑える為に使用するので、オンタイマーは夕方の17時〜朝方6時までの間。更にそこまで加温する必要もないので、オンにするのは1時間のうち30分程度に設定しました。
設置方法は簡単。
電源となる延長ケーブルのコンセントとヒーターの間に設置するのみ。
温室内は結露して水滴が滴れることがあります。
家電なので水滴でショートしてしまわないように、ケースに収納して水滴の侵入を防ぎます。
コンセント用に購入したのは、タッパー。
ヒーターは天井から水滴が落ちても大丈夫なように、通気性のあるカゴに入れて天板を乗せています。
蓋をしてもケーブルが出せるように、箱に穴を開けてそこからケーブルを出せるようにしました。
まとめ
今回の加温システムを設置した事で、夜間の室内温度は15度前後をキープ。
マルーラやグレビレアなど暖かい国で育つ植物には少々寒い温度ですが、枯死するほどではありません。実際にマルーラは落葉し休眠モードに入りますし、グレビレアは落葉はしませんが成長が止まったようなようす。とはいえ、春が来れば葉を生い茂らせますし枝葉を伸ばして成長もします。
ヒータ起動時間を長くすればそれなりに温度も上げられますが、日本で栽培しているのですからこれが無難な環境なんじゃないかなと思います。