庭に植えていたセロジネが成長したので株分けしました。
せっかくなのでビカクシダみたいに板に取り付けてカッコよく飾ってみたいと思いまして、早速杉板と水苔を用意し板付けを作成してみました。
もともと木に着生する植物なので、板付けは似合いますね。
今回はセロジネを使った板付けの作り方を振り返ってみます。
セロジネの板付けに必要な道具
材料
- 杉板(樹種は何でも可能)
- 釣り糸(1.5号を使用)
- 針金(吊り下げ用)
- 水苔
- お茶パック
- 肥料
セロジネの株分け
セロジネは東南アジアに広く分布する着生性のラン。
木や岩などに着生して成長します。
また山麓を原産とする品種も存在し、原産地によって耐寒性や着花時期が異なります。
東南アジアを原産とする品種を南方タイプ、ヒマラヤ山麓を原産とする品種を北方タイプと呼びます。
ポット売りされていたセロジネを購入後、そのまま庭に地植えしていました。
1年ほどで成長し株が広がってきたので、掘り起こし株分けしてみることにしました。
根が絡まっていましたが、優しくほぐしていくと三つの株に別れました。
セロジネの板付を作ります
早速板付けを作っていきます。
作り方は以前に紹介したビカクシダの板付けと同じです。
事前準備(板の用意)
- 板は杉板(9mm)を使用しました。
- 事前に表面と角をグラインダーなどを使用して好みの形に削っておきました。
- 吊るし用の針金を通す穴を2つ上部に開けてあります。
- 水苔が滑り落ちないように、真鍮釘を5本板の中心に打ち込んであります。
事前に吸水した水苔をぎゅっと握り、適度に水分を切ります。
用意した板にのせて土台を作っておきます。
板付け後は肥料を与えずらくなるので、事前に施肥しておきます。
私はお茶パックに固形肥料を入れて、袋ごと水苔の中に収納してしまいます。
肥料分はマグアンプや花壇の肥料的なものを適当に少量封入。
少し大きめの置肥タイプのものがあれば直接それを挿入してもいいと思います。
株分けした株と肥料袋を配置し水苔で包んでいきます。
株分けの際に根に付着した土は無理に取らず、むしろ土も一緒に水苔に包むと株が弱らず成長してくれると思います。
レイアウトはこんな感じ。
水苔はたっぷりと。
後で釣り糸で縛ってしまうので、イメージよりもちょっと多めに包んでおいてあげます。
釣り糸で固定していきます。
グルグル巻きにしても釣り糸なので然程目立ちません。
私はいつもグルングルンに巻いています。
完成しました。
うぅ〜ん、かわいい。
もともと木に着生する植物なので直射日光は苦手。
日当たりが良すぎると水苔も乾燥しやすく葉も傷みやすいので、半日陰〜日陰くらいがちょうど良さそうです。