【アロイトマト/植付け】7月・まだ間に合う!?自家採種している固定種トマトを寝かせ植えしました

アロイトマトの寝かせ植え/有機・自然栽培/家庭菜園(自家採種) トマト

今年もアロイトマトの寝かせ植えです。

苗を寝かせることで茎からの発根を促し乾燥に強く収量の多い強い株に仕上げるのが目的。
例年続けている私のトマト栽培方法です。

植付けた品種はアロイトマト。
自家採種を続けている固定種の苗です。

ただ、今回は植え付け時期が遅れた6〜7月。
この時期の植え付けは乾燥に注意が必要でした。
日照りの続いた酷暑の夏日に耐えきれず枯れてしまう苗が続出してしまったのです。

今回はそんな反省点も踏まえて、今年の植え付けの様子を振り返ります。

アロイトマトの寝かせ植え/有機・自然栽培/家庭菜園(自家採種)

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自家採種アロイトマトの育苗

6月・アロイトマの植え付け/栽培方法(自然栽培/有機栽培)無肥料・無農薬

通常ならばトマト苗はゴールデンウィークあたりが植え付け適期となる関東地方。

しかし今年は所用があったことや苗の生育が遅れたことなどもあり、つい先延ばしになってしまい気がつけば6月下旬。まだ間に合うのか不安ですが、せっかく育った苗なので植え付けてみたいと思います。

通常ならば梅雨入り真っ只中のこの時期。
今年は異常気象のため7月前に梅雨が明けてしまいました。

植え付け後は日照りが続く過酷な環境での路地栽培です。
画像は植え付け前の水やり直後の苗のようす。
気がつくとすぐに土が乾きしんなり。

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植付はたっぷり水に浸けてから

アロイトマトの寝かせ植え/有機・自然栽培/家庭菜園(自家採種)

それでは早速植え付けのようすを振り返ります。

まず、植え付け前は苗にしっかりと水を与えてあげます。
水を張ったバケツに半日以上浸けて十分な水分を吸わせてあげておきます。
乾燥気味でしんなりしていた苗もシャキッと復活。

 

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首元を抑えて発根量を増やす

6月・アロイトマの植え付け/栽培方法(自然栽培/有機栽培)無肥料・無農薬

私はトマトの苗を寝かせて植え付けます。
これは「寝かせ植え」と呼ばれる植え付け方で、こうすることで発根量を増やし強い株に成長させることができます。

トマトの株は地中部の根元以外に茎からも発根するので、根元から少し上の部分を地中に埋めることで茎からの発根を促し、たくさんの根を付けさせます。

ただし、寝かせて植えるだけだと根元からひょいと立ち上がってしまう次第。
土に触れていないと発根しないので、強制的に土に触れさせなくてはいけません。

そこで私が行っているのが針金を使った固定。

寝かせた苗の上部(葉っぱの生えているあたり)をU字に曲げた針金をさして固定します。
針金が細かったり、短かったりすると苗の起き上がる力で針金が土から抜けてしまうので適当な太さ、長さのものを用意。私の場合土中に15cmほど挿さる長さのものを使います。

 

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寝かせるときは枕を一緒に

アロイトマトの寝かせ植え/有機・自然栽培/家庭菜園(自家採種)

寝かせた苗はしばらくすると針金で固定した部分から立ち上がってきます。
前回は朝に植え付けたあ昼には立ち上がっていました。

ただ、植え付け直後はヘトっと寝ている状態。
苗の先端の葉っぱは、そのままでは灼熱の畝(マルチ)に触れたままになってしまいます。それでは葉っぱも熱かろう刈り取った草を枕のように下に敷き熱から守ってあげています。

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寝かせ植え完成!しかし酷暑位耐えられず…

自家採種アロイトマトの自然栽培・発芽方法〜植付け

これにて植え付け完了。

例年だとこれでしばらく放任していても立派に成長してくれるのですが…。

今年は植え付けの時期が遅れたことと梅雨明けが早かったのが心配でした。
その上植え付け後から日照りが続くかなり過酷な環境。
そのため、土中の水分量が非常に少なく、マルチをしていても通常よりも土の乾燥が早かったことと、透明マルチを使っているため地温が上がり過ぎ、若い苗には厳しい温度になってしまったこともあり、苗が根付く前に土が乾き枯れてしまう苗が続出したのでした。

 

アロイトマト/枯れた_日照り続きの7月の植え付けは危険

乾燥して枯れそう…。
慌てて刈り草を根元にマルチングしましたが、時すでに遅し。

水分の蒸発とマルチ内の地温の急上昇をを防ぐため、早めに植え付けた根元周辺に刈り草マルチを敷き詰めておくべきでした。

アロイトマト/枯れた_日照り続きの7月の植え付けは危険

かろうじてこの過酷な環境を乗り切った2本植えのアロイトマト。
あとは彼らの頑張りに期待するしかありません。

アロイトマトとシナモンバジルの混植

ちなみにこの過酷な高温乾燥状況でもすくすく育っていたのが、シナモンバジル。
彼は本当に強い。

さて、アロイトマトが枯れてスカスカになってしまった畝をこのまま放置していても仕方がないので、代わりに早めに植えていた別畝のワーントマト(ミニトマト)の芽かき苗を挿して代わりの株を育てることにします…はい。

 

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まとめ

6月〜7月の植え付けでもトマトは栽培可能だと思います。

ただし、夏本番の酷暑の中で若い苗を育てるにはそれなりの環境が必要だったみたいです。
乾燥と温度管理。この二つがちゃんとできていれば問題はなかったと思うのです。

実際に透明なマルチを使うと地温が上がり野菜がよく育ちます。それは春先など外気温が低い時や真夏でも株が十分に育って地中深くまで根を張れている状態で有効なわけであって、真夏日に若苗を植え付けるには少々過激な手法だったみたいです。

過去に10〜11月頃までトマトの実は収穫できていた実績もあるので、6〜7月のトマト苗の植え付け自体は収穫にそれほど影響を及ぼすことはないと思うのですが、やはり株が大きく育つまでの初期の管理はとても大事。
植え付け直後は敷き藁や遮光ネットなどを利用して日差しによる負担を軽減させてあげると良い成長を見せてくれそうですね。

幸い苗は全滅したわけではないので、生き延びたアロイさんたちを手厚く見守っていってあげようと思います。

 

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