お部屋に広がる木の香り。
くぅ〜ん、たまりませぬ。
先日、小学1年生の娘のためにオーク無垢材の学習机を購入しました。
天然木ではありますが、それほどお高いもではなくお手頃シンプルな勉強机。
しかもそれ故、飽きが来ず長く使えそうです。
今回は我が家が購入した、小学生から大人まで使える、シンプル学習机を紹介します。
シンプルで飽きがこない学習机は長く使えそう
無垢材ってところがそそります。
組み立てていても、肌触りが良いんです。匂いも芳しい。
長く向き合って使うものは天然の素材に限りますね。
成長とともに経年の劣化を見て楽しむのもひとつ。
良いものを見つけてくれた妻に感謝です。
娘のために購入した机ですが、ほんと作りが良くって。
私も妻も隙あらばその座を狙っています…。
妻「ああ、ミシンしようかな…その机で。」
私「コーヒー淹れたし、ブログ書こうかな…その机で」
シンプル故、しっかりとした作り
安く購入できた割に、作りは結構しっかりしています。
組み立てて天板を揺らそうとしてみても、案外ぐらつきもなく安定しています。
スライド金具の付いた引き出しはスムーズに開閉でき、快適。
上部に取り付けられた本棚の仕切りは可動式。
本だけじゃなく。写真立てや文具ぬいぐるみなど、好きなものの大きさに合わせて仕切板を稼働することができます。
今回購入したデスクセットにはチェスト(可動式の引出し)も付属してきました。
机の下から引き出せば天板にも物が置けて使い勝手も良好。
我が家は狭いので、チェストを机の下に配置していますが、置き場所は自由。
キャスターにはロックもついているので、引き出した時に動かないように設定可能です。
無垢材っていいね…暖かい。
「オーク」はブナ科コナラ属の総称。
いわゆる森によくある広葉樹です。
ドングリの落ちる木を想像すると分かり易ですね。
日本では「楢(ナラ)」と呼ばれる昔から馴染みの深い樹種の一つです。
ナラのほか、クヌギなども同じブナ科コナラ属の木。夏にカブトムシを採りにいった木です。
英語圏で使われる「オーク」は前述のブナ科コナラ属の樹種があてはまりますが、地域によってその樹種は多様。世界には200以上のオークと呼べる樹種があると言われています。世界的に見ると欧米のホワイトオークやレッドークなどが特に有名です。
ちなみに無垢材を大きく分けると、広葉樹と針葉樹の分けることができます。
広葉樹は「オーク(楢/なら)」や「ウォルナット(くるみ)」「メープル(楓/かえで)」など。
針葉樹は「パイン(松)」「シダー(杉)」ヒノキ、などがあります。
そして広葉樹は「ハードウッド」、針葉樹は「ソフトウッド」とも呼ばれるように、広葉樹は硬く針葉樹は柔らかいのが特徴です。
日本の山には針葉樹林が多い様に思われますが、これは木材を取るために植林が盛んに行われた名残です。もともと日本の山には広葉樹も針葉樹もどちらも存在しておりましたが、建材の採取により森林の荒廃が進んだ結果、成長速度と管理の利点があった松や杉が好まれて植林されていった結果でもあるようです。
広葉樹は針葉樹に比べ成長速度も遅く管理面積を多く必要とするのですが、ゆっくりと大きく広げる幹の繊維は細かく、そのため硬く丈夫な建材がとれるのです。販売単価が高いのもその為ですね。
今回購入した学習机に使われている材木は「レッドオーク」。
木目がはっきりとしていて、年輪に対して垂直に切り出したときに「虎斑(とらふ)」と呼ばれるきれいな模様が現れるのが特徴。
広葉樹特有の硬度と程よい加工性を持つオークは、欧米では古くから建材のほか高級家具や調度品に使用されてきた木材の一つです。
購入した机の表面は薄くラッカー塗装が施されています。
ラッカー塗装とは、無垢材の見た目の活かしたうえで、水などによるシミを防いでくれるもの。お手入れはかなり気楽なものです。無垢材といえばオイルステイン仕上げが質感・耐久性をとっても最良の組み合わせかと思いますが、子供が使うものですから手入れは簡単な方が良いですし、ラッカー塗装のお手ごろなお値段もよろしいかと。
組み立ては自分で、でも簡単
大きなダンボール包みが2つ届きました。
楽天でポチッとした机とチェストのセットです。
さぁ、組み立てるとしますか!
こちらは机の部材が入ったダンボール。
大きいですね。
しかもなかなか重いです。
男の私でもよいしょと気合を入れないと持ち運べません。
女性一人では移動は厳しいかもしれませんね。
とりあえず開封して部材を一つずつ取り出しやすくするために、広い面を床にして置きます。
オープン!
発泡スチロールで隙間をしっかり埋められた部材たちが出てきました。
中身が暴れないように、結構綺麗に梱包されています。
ダンボールの内側(ダンボールと部材と間)には発泡スチロールがきっちり敷かれているので、長旅の移動でも破損のリスクは抑えられていそうな感じです。
大事な天板にもしっかり緩衝材が使われています。
集めの発泡材で四隅をぐるり。
細かい部材は暴れ防止のためにある程度まとめてシュリンクされていました。
さらに組み立てやすいように部材の番号シールも貼付けされています。
これはありがたかった。ただし、シールは剥がし跡が残りやすいものでした、が目立たない場所だったのであまり気にしていません。
ネジなどの各種パーツはご覧の通り。
アルファベット表記のシールで分けられて非常にわかりやすい。
パーツに六角レンチも付属してきていたのですが、小さなものだったので自前のものを使用します。こちらは私が仕事で使用していたもの。
あまり小さい(短い)と力を入れた時に指が痛くなったりするので…。
ちなみに、六角レンチ先端に丸い部分が付いているものは、斜めに差し込んでもクルクル回せるので作業が楽です。
作業場所が狭かったりする時にはとても役に立ちます。
しかも作業が早い。
レンチは「縦締め」をした後に、「本締め」を行います。
「縦締め」は六角レンチの長い方で締められるだけ締めること。
「本締め」は六角レンチの短い方で締めることです。
一つの部品に複数箇所の固定部分(ネジ)がある場合には「縦締め」で全ての箇所を締めたのちに「本締め」を対角線上に行って偏りなく固定します。
1直線上にネジがある場合には、真ん中→左右のような感じです。
ただし今回の机の場合、ネジ固定部分が木材なので力を込めて締めればいくらでもネジが入ります。あまり強く締め付けると木が潰れてしまうので、程よくしっかりと固定できるくらいに「きつく」。
今は冬なので、夏に湿気を含んで膨脹することを考えても限界ー8割くらいの強さでしっかりと固定してみました。
ちらは本棚部分に使用する固定ネジ。
木材に埋め込まれた樹脂に専用ネジを締めるのですが、コレかなり力が必要でした。
簡易ドライバーで締めると手が痺れるレベルだったので、電動ドライバーを使用しました。
ネジ山が潰れすぎてしまわないよに、トルクはやや弱めで。
ちなみにトルクとは、ある程度の負荷がかかったら空転するようにする機能のことで、回転部分の根元あたりに数字が振ってある部分をカチカチと回して調整できます。機種によっては機能が付いていないものもあります。
デスクマットはホームセンターの切売りで節約
ホームセンターに行くと、ロール上に巻かれた透明マットが切り売りされています。
厚みや素材は色々とありますが、塩化ビニールが比較的安価に購入できます。
厚みは1〜1.5mmくらいのものが標準的なようです。
角を丸めたりするのが面倒なら、市販の既製品を購入。
まとめ
新品の机。いいものですね。
既存の本棚やタンスとも同調した系統色なので、部屋にも良い感じで溶け込んでくれました。
ちなみに今回の記事もその机を拝借して書いています。
大人の私が使っても全く支障がないですし、自分用にも欲しいくらいです。
いいなぁ…。