栄養価の高い健康野菜としてスーパーでも手軽に購入できるモロヘイヤ。
家庭菜園でも手軽に 栽培できることから人気の植物ですが、
じつは種に毒があるのです!
結構ヤバいモロヘイヤの毒。
時期や部位など、危険な食べ方安全な食べ方について調べてみました。
モロヘイヤとは
もはや誰でも知っているモロヘイヤという野菜。
その高い栄養価から健康食品として今やすっかり定着しています。
私たちに親しみの深い「モロヘイヤ」とはもともとアラビア語での呼び方で、正確には「シマツナソ(縞綱麻)」というアオイ科の1年草。
食用のほか、繊維原料としても利用されているので「ジュート」の名も親しみがあるかもしれませんね。
原産はアフリカ~インドと言われており、インドでは古くから親しまれてきた葉物。若葉を摘んで茹でたり刻んだりすると、ネバネバ〜っと独特の粘り気が発生するのが特徴です。カルシウム、カロテン、ビタミンB、食物繊維などの栄養価が非常に高く「野菜の王様」とも呼ばれているほど。
モロヘイヤの毒
「ストロファンチジン」がヤバイ!
花が咲いた後にできる種には、強烈な毒が含まれているそうです。
種に含まれる「ストロファンチジン」と呼ばれる成分は強心作用があるそうで、過去には種を摂取した長崎県の家畜牛が死亡した例もあります。
人での死亡例はないそうですが、先日見たテレビ番組では家庭菜園で栽培したモロヘイヤの種を誤って摂取し酷い中毒症状を起こしたようすが紹介されていました。
種と茎が危ない!
花が咲き終わり、種をつけたモロヘイヤは要注意です。
種と茎には毒素である「ストロファンチジン」が検出されており誤って摂取すると下痢や嘔吐、起立不能などを引き起こし、摂取量によっては命の危険もあるそうです。
まとめ
家庭菜園での栽培には注意が必要
- 若くてやわらかい葉を食べている分には問題ない
- 花が咲いたら要注意
- 家庭菜園では秋口に要注意
- 種と茎は危険、種は絶対食べちゃダメ
実は今年、私もモロヘイヤを栽培していました。
「体に良いから」ということで実家の母から苗の育ったポットをいただいたのです。初夏に畑に植えておいたところ晩夏にはグングンと枝を伸ばしていました。
なんとも成長の旺盛なモロヘイヤですが、気がつくと秋口には黄色い花を咲かせ実をつけていました。
体に良いという情報はたくさんあるのですが、種に毒があるということは全く知らなかったので、もしかしたら危うく種を摂取していたかもしれないと思うと恐ろしいものです。
家庭菜園では誤って種を摂取してしまわないように注意が必要ですね。