庭の一角でひょろっと謎の球体が出現しました。
じつはこれジャンボニンニクの芽。
しばらく放任して観察していると遂に丸くて薄紫色のかわいらしい花が咲きました。
その大きさはまさにジャンボ級。
園芸栽培品種のアリウム・ギガンチウムにも似た大きなポンポン容姿がなんとも映えます。
今回はジャンボニンニクの開花のようすを振り返ります。
何だコレ?ジャンボニンニクが芽を出しました
ゴールデンウイークの頃、お庭に見慣れない葉っぱが生えてきました。
ライトグリーンのすらっとした長い葉っぱ。
少し前から何か生えてるなとは思っていたのですが、淡い葉色がよいグラデーションになっていたのでそのままにしていたところ、この時期にしては気温の高い日が続いたためか急成長。
かなり背の高い存在感のあるヤツになっていました。
茎の先端には何やら蕾のような膨らみも見えます。
コレ見たことあるぞ…。
じつはこれ、ニンニクの芽。
しかもジャンボニンニクという品種。
昨年秋にお義母さんから頂いたジャンボニンニクの球根。
畑に植えるつもりで庭のテラスの横に置いておいたのですが、すっかり植え忘れていて気がついたら根が張って成長していました。
宇宙との交信、ぐんぐんと伸びる球体
5月中旬頃から先端の球体が日に日に大きさを増し、さらに茎もかなり伸びてきました。
周囲からも突出して伸びる球体。
先端はぴょんとトンガリを生やし、何かと交信でもしているかのようす。
一体どこまで伸びるんだい?
5月下旬、やっと一皮剥けた!
まだかまだかとこちらも首を長くしていたある日、仕事から帰宅すると球体の色がいつもと違うことに気がつきました。
今まで白い薄皮に包まれていた球体が、淡い薄紫色のつぶつぶをつけたものに変化していたのです。
どうやら一皮剥けて花が咲き始めたもよう。
ただ、株によってはまだ皮かぶりなヤツもいたりして、それはそれで可愛らしい。
6月上旬、満開となりました
薄皮も皆すっかり剥がれ、薄紫色のまるいポンポンが露わになりました。
コレがジャンボニンニクの花。
すごいボリューム。
一般的な普通のニンニクと比べて花の大きさは数倍。
園芸品種のアリウム・ギガンチウムに近い感じです。
淡いピンク色のポンポンがたくさん生えて、何ともきれい。
ただし、背丈は非常に高かった。
お昼過ぎには建物の日陰に入る東側の庭にあるため徒長したのか、茎がとても長いです。
一見ひょろっとしているように見えますが、茎は非常に硬く丈夫で風が吹いてもしなりはしますが折れそうな気配はありません。
まとめ
普通のニンニクは収穫を終えている時期ですが、どうにも花が気になってそのまま成長を見届けてしまったジャンボニンニク。
お義母さんには申し訳ないですが、今年は観賞用としてしばらく楽しませてもらうことにしました。
ちなみにこのジャンボニンニクの球根は、通常のニンニク同様に食用としていただくことができます。
ニンニクよりもリーキと呼ばれる地中海原産の植物に近く、通常のものよりも特有の匂いが少なくてさっぱりとしているのが特徴。
ホイル焼きやスープなどといった普段とは違ったレシピに向いているそうです。