隣家の境界となる自宅庭にDIYでウッドフェンスを設置します。
外構にかける費用はできるだけ抑えたい。
ということで、材料は全てホームセンターで購入。
ほぼ全ての加工も自分で行い、高さ2m、幅5mのタテ張り木製目隠しフェンスを作りました。
全ての工程を一つにまとめるとちょっと長くなってしまうので数回に分けて記事にしていきたいと思います。
今回は「支柱に張り付ける板の準備」について振り返ります。
前回までの工程
大体の作業手順はこんな感じ
- 束石(フェンスブロック)で基礎を作る
- 支柱を立てる
- 張り付け板の準備(塗装)
- 板を張る
- 扉の設置
前回までの工程では、
「束石(フェンスブロック)で基礎を作る」
「支柱を立てる」
まで完了しています。
キシラデコールで保護塗装します
前回までで基礎と支柱が出来上がりました。
今回はそこに張り付ける板の準備。
塗装です。
使用した材料は、杉野地板90mm。
塗料は「キシラデコール・エクステリア」。
野地板(のじいた)とは屋根の下地材として使われる板のことで、表面の加工がされていないため、非常に安価に購入できるメリットがあります。ただし、表面加工はザラザラ。今回のウッドフェンスのように「見せる」材料として使うには研磨が必要となります。
とにかく安く済ませたい私は、今回野地材を購入し自分で研磨して使用することにしました。
研磨作業は「ベルトサンダー」という機械を使って仕上げていくのですが、このことは別途詳しく記事にしたいと思いますので今回は割愛ということで。
さて、塗料の「キシラデコール・エクステリア」。環境に優しい水性の屋外木材用保護塗料ということですが、取り扱いもじつに楽ちんです。
ハケは水洗いできますし、油性と比べ嫌な臭いが少ないため、安心して快適に塗装作業が可能なのはDIYには嬉しいことです。
塗料には防腐・防虫・防カビ性能があり、しかもその性能は同社油性塗料にも引けを取らないとのふれこみ。私が購入したホームセンターでも全面的に売り出されていて一押し感がすごかったです。
塗料と一緒に購入したのが「コテバケ」と呼ばれる塗装アイテム。
見た目はハケというよりはスポンジ。
塗装に使うハケというといわゆる「刷毛(はけ)」を使うのが一般的ですが、このコテバケは塗布面積が広く、たくさんの塗料を吸い込むことができるので、一度に大量の面を塗ることができるのが大きな特徴。
さらに、フラットな平面には小さな毛が付いているので、かすれることなく均一に塗り進めることができます。仕上がりが非常に綺麗なのも良い点。
簡単で素早く綺麗に仕上がるのですから、使わない手はありませんね。
私も以前は刷毛を使用していましたが、この便利さを知ってしまってからはもうコテバケなしではやっていけなくなりました。
ちなみに、私が購入したコテバケはスポンジ部分の交換も可能なタイプでした。
一緒に替えハケも購入しましたが、水性塗料を使用するのでハケは水洗いで何度か使い続けることができます。ただ、ホワイトなど色の薄い塗料を使用する際には色が混ざらないようにハケを取り替えた方がよさそうですね。
コテバケを使用する際に必要になるのが受け皿。
塗料が入った容器を振ってしっかりと撹拌したら、必要な量の塗料をトレーに注ぎます。
コテバケを浸すとスポンジで大量の塗料を吸い込むので、一度トレーに押し当てて液切りをしてから塗り始めます。
コテハケの表面はこんな感じ。
繊細な毛がたくさん付いていているのでムラなく塗り広げることが可能。
スポンジと毛がセットになっているのが秘訣のようです。
ううん、非常に塗りやすい。
50枚近くあった板の塗装もほんと一瞬です。
今までみたいに刷毛を使って塗っていたら…。恐ろしい。
ほんとうに楽ちん。
キシラデコール・エクステリアは2度塗り推奨。
塗料がしっかりと木材に染み込むようにしばらく放置します。
2度目の重ね塗りは4時間以上空ければ大丈夫。
2度塗り後は完全に乾くまで24時間以上放置します。
雨に濡れるとシミになる恐れがあるので、塗装は天気の良い日に行うのがおすすめ。
完全に乾いたら、張り付け作業に取り掛かります。