【DIY外構/インターホン】枕木門柱を移設するためケーブル延長工事を行います

庭づくり

枕木でDIYした門柱を移設することにしました。
移設に伴いインターホンや郵便受けも一緒に動かさないといけなくなり、今回はインターホンのケーブルの延長工事を行うことに。

もちろん今回もすべてDIY。
でも工事はとても簡単です。

それでは門柱の移設とインターホンの延長&取り付けのようすを振り返ります。

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門柱の移設工事をはじめます

お庭がだいぶ整ってきたので、新築時にDIY仮設した門柱の移設をすることになりました。

移設先は5mほど伸びるため、ケーブル類の延長が必要となることが判明。
そこでホームセンターで資材を購入しDIYすることにしました。

ちなみに「インターホンケーブルの延長って電気工事技士の免許とか必要なのかな?」と思い調べてみたところ、我が家で使っているインターホンでは100V電源を介していなく信号ケーブル線のみで接続されているタイプだったので特段難しい工事も必要なく、素人DIYでも難なくこなせることがわかりました。

それでは早速工事を進めていきましょう!

 

まずはインターホン本体の取り外し

我が家で使っているインターホンはPanasonic製のVL-V522L。
室内モニターで映像と音声を受信できる一般的な機能が備わったモデルです。

 

取り外しは簡単。
インターホン本体下部にあるネジを外すことで、固定枠から本体を取り外し可能な状態になります。

 

本体が外れたら、裏側に接続されているケーブル2本(今回は赤と白)を取り外しておきます。
念の為どちら側に何色のケーブルが接続されていたか覚えておきました。
また、ケーブル先端の剥き出しになった銅線部はマスキングテープで保護して作業を継続します。

 

インターホン本体の裏側はこんな感じ。
右側にあるネジ2箇所にそれぞれケーブルが接続されています。

脱着方法は簡単で、ネジを緩めるとケーブルが抜ける。
ケーブルを挿してネジを締め付けると固定されると言った具合。

 

インターホンケーブルを延長します

今回の工事で使用した道具類はこちら。

  • ケーブル(TIVF 0.8mm×2心 20m )
  • 圧着金具
  • ターミナルペンチ

この他、配線をカバーするPF管(コルゲート管)も購入しています。

 


 

 

 

まずは買ってきたケーブル先端のカバーを剥きます。
今回購入したケーブル径は0.8mmだったのでターミナルペンチのメモリ0.75の部分でカット。
ぎゅっと握って保護ビニールをカットしたら、そのまま引き抜くと銅線が露わになります。

 

2本とも先端5mmほど剥いておきました。

 

剥けた先端の銅線部分に圧着金具を差し込んでペンチでぎゅっ!

 

反対側に延長元のケーブルを差し込んで同じく圧着金具をぎゅっ!
2本とも圧着したら接触しないよう絶縁テープ(赤いテープ)で保護しておきます。

これでケーブル延長は完了。

 

門柱を抜いて移設先に埋め込み直します

さて続いてはインターホンを固定している門柱を移動します。
我が家の門柱は私の手作り。

外構費用を抑えたかったのと、シンプルで自然に溶け込むようなスタイルのものが欲しかったので、ホームセンターで枕木を購入して穴を掘り埋めるだけの簡単なものにしました。

新築時に突貫で仮設置したため今度はしっかりと設置し直したいと思います。

 

まずは周囲の土を掘り上げて枕木を抜きたいのですが、1年前に植えた植物たちが繁茂しているため除草&移植からですね。
植物たちは左から、白っぽい葉っぱが剪定挿木から増えたロシアンオリーブ、グラウンドカバーになっているのがワイヤープランツ、右側にひょろっと枝をいくつも伸ばしているのがメラレウカ・タイムハニーマートル。

どれも1年でとてもよく育ちました。
できるだけ根を痛めないように周囲の土ごと移植してあげます。

 

移植先の穴掘り(土壌改良)

今度は移設先の土を掘り進めていきます。
枕木を固定するのに50〜60cmほどは埋めたいのですが、土を掘り進めて行くとどうにも土質が良くない箇所であることが判明。
灰色でねちょっとした粘土質の土が出てきました。

これは「グライ土」といって簡単に言うと死んだ土。
水捌けが極端に悪く空気が入らないため、微生物が思うように活動できず腐敗して嫌な匂いがしたりもします。長い間コンクリート敷きになっていた箇所や転圧され外部環境と遮断されたような場所、常に水に使っている場所等でできる現象です。

このままでは水が溜まりやすくなり、枕木の腐食も早まることが懸念されるため、今回は少し深めに掘り下げて土中に空気を送り土を蘇らせる処置も一緒にしておこうと思います。

 

空気を送り込みグライ土を再生します

土中に空気を送り込めば微生物が動き出したり新しい植物の根が浸食してきたりして土に隙間が生まれ活性化します。

そのために行うのが縦穴の構築。
簡単に言うと、空気が抜けるストローのような縦穴を埋めるのです。

今回は切り出した竹を加工して使用します。
硬い棒で節を突きストロー状にし、通気しやすいように数箇所切れ目を開けておきました。

 

門柱設置場所に掘り下げた穴です。
門柱幅に70cmほど掘ってあります。
更にそこから50cmほどダブルスコップで細い穴を掘り下げました。

この深い穴に先ほど用意した竹筒を埋め込んでしまいます。
ダンパー(土を天圧する道具)のような重たいもので上からトントンして、更に土中深く差し込んでおきます。

 

竹筒をさした深い穴には砂利や炭(竹炭やくん炭)、枯れ枝や枯葉などで埋めておきます。
さらに門柱を埋める両サイドにも同じような竹筒を設置。

 

ここまで準備ができたらやっと枕木を埋設できます。
大きめの石などを置いて枕木を埋める場所と高さを調整したら、周囲に砂利を埋め込んでいきます。

土ではなく石を埋め込むのは水捌け対策のため。
流れ込んだ雨水が抜けず常に枕木を濡らす状態にしておくと、いくら枕木といえど腐食が早まりいつかは腐って折れてしまいます。
そのため水を流し空気の流れも作れる砂利を使います。

少し埋めたところで棒などで突いて石と石を噛み合わせしっかり固定させながら作業を進めるのがポイント。
ギュッと締まり安定します。

 

すこし埋めたところで門柱の傾きを確認します。
水平器を使い縦横の水平垂直をしっかりと確認。
問題なければ更に砂利を埋めてしっかりと固定していきます。

 

 

門柱の埋設完了です。
2本の枕木の高さを変えることで少し動きを出してみました。

ちなみに周囲に伸びる竹筒は、植栽で隠すかノコギリでカットして目立たなくなる予定。

 

インターホンを設置し直します

これでやっとインターホン本体を取り付けでいきます。

インターホンの取り付け位置を微調整したので、まずは配線を通す穴を開けておきます。
ドリルドライバーで簡単に穴が開けられます。

 

ケーブルとPF管(ケーブルを保護するチューブ)を仮設置して丁度良さげな長さでカットしておきます。

 

 

こちらはPF管のコネクタ類。
L字に曲げて枕木背面に差し込むことで、見た目をスッキリさせようと思います。

 

仮設してみた分かったことがあります。
白壁の外壁側には目立たないのですが、枕木に白いPF管は目立ちます。
そこで枕木側のPF管を黒いスプレーで塗装して同調させようと思います。

 

以前にカングーの黒鉄ちんタイヤのホイルセンターカバーを自作した際に残っていた艶消しブラックのスプレーを使ってみることに。

 

【カングー/タイヤ】簡単・黒鉄チンホイールのセンターキャップを自作してみました。
「足元は黒く締まっていた方が好き」 カングーのタイヤ周りを黒くしてみました。プラスチック製のホイールカバーを取り外せばスチールタイヤで十分足元は黒くなります。ホイール中央部分にセンターキャップを取り付け。DIY/市販品は高価なので塩ビ管を使い自作。カングー用センターキャップ(黒)の作り方と取り付け方。 交換手順。

 

 

背面のL字コネクタを差し込む穴をドリルドライバで開けておきました。
木工系の作業をする場合に作業の幅が広がるのでドリルピットセットを一つ持っておくと便利です。

 

 

コネクタにシールテープを巻き枕木に開けた穴にギュッと差し込んでおきます。
シールテープを巻いておくのは、水漏れ防止になるのとコネクタを接続した際にしっかりと固定でき接着剤を使わなくて済むため。

 

L字のコネクタを差し込んだら接続完了。

 

最後にPF管は暴れないように留め具でしっかりと枕木に固定しておきます。
これで完成。

 

後ろから見るとこんな具合です。

 

まとめ

実は塗装で一つ失敗したことがあります。

先ほど塗装したスプレー。擦ると簡単に禿げてしまいます。
ツルツルの面に塗装をする際はヤスリをかけたり、プライマーと呼ばれる下地材を噴いてからでないと接着が悪いみたいです。

下地処理を行うか、元々黒い部材を使うなどの改善が必要でしたね。

ともあれインターホン&門柱の移設は完了。
郵便受けも取り付け直したので、郵便屋さんもアクセスしやすくなりました。

 

 

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