友人宅からいただいたグレビレアの剪定枝。
品種はジュビリーやジョンエバンス、ホワイトウイングス、ファイアーワークス、ウィリシー(ロックグレビリア)。
どれも個性的な葉形や花を咲かせる子ばかりなので、大切に挿し木(挿し穂)で育てようと思います。
挿し木で肝心なのは発根させること。
メネデールやルートンといった成長・発根促進剤を使用して効率よく確実に発根を促していきたいと思います。
今回はオージープランツのグレビレアの挿し木のやり方と、成長の様子を振り返ります。
(挿し穂の準備)メネデールとルートンで発根促進
友人宅からやってきたグレビレアの挿し穂たち。
品種は、ジュビリーやジョンエバンスなど素敵な花をつける品種ばかりです。
- G.JUBILEE(ジュビリー)
- G.Jhonevans(ジョンエバンス)
- G.Whitewings(ホワイトウィングス)
- G.Fireworks(ファイアーワークス)
- G.willisii(ウィリシー)
剪定後にメネデールを薄めたペットボトルに入れて持ってきてくれたので鮮度は抜群。
あとは挿し穂の茎元に発根促進剤ルートンの粉を塗りたくって前準備は完了。
保湿が肝心な挿し穂の培養土は、保湿力のあるものが最適。
とはいえ過湿になりすぎない程度に排水性もほしいところ。
また、長期間湿った状態をキープするので雑菌が繁殖しないよう栄養分の含まない無菌の培養土が好ましいと言われています。
私の場合、上記の性質をカバーできる鹿沼土をメインに赤玉、川砂、バーミュキュライトなどを配合した用土を使用することが多いです。
鹿沼土は保水性と排水性、通気性に優れた土ですが、酸性に傾いています。
発根を促す挿し穂に大敵な雑菌が繁殖しにくい特徴があるのですが、弱酸性〜中性〜アルカリ性を好む多くの植物生育には不向き。発根後は生育に適した培養土に移植が必要になります。
多くのグレビレアの品種が自生するオーストラリアの土壌は酸性寄り。
鹿沼土以外の培養土も少し混ぜることで酸性から弱酸性寄りに傾くと思うので生育環境はそれほど気にしなくても良いかもしれません。発根後すぐに移植する必要はないのかなとは思っています。ただ育苗ポット内は土壌養分がほとんどない状態なので成長に応じて移植や施肥は必要になります。
発根後の挿し穂を栄養分のある培養土に移植
春先に仕込んだ挿し穂たち。
6ヶ月が経ちました。
根付かず途中で枯れてしまった枝もありましたが、葉を茂らせるグレビレアの挿し穂ポットを移植します。
半年の間に葉数も少し増えてすっかり根付いたご様子。
試しに苗を抜いてみます。
白くて綺麗な新しい根っこがしっかりと出ていました。
これだけ発根していれば十分。
新しいポットに移植します。
プレステラ105深型に移植します
新しい培養土を入れた一回りおおきい深くてポットに移植しました。
今回使用したのはプレステラ105の深型。
プレステラはスクエア状の育苗ポット。
四角いので収まりが良く狭い場所でもたくさん並べて管理することができます。
また、排水の溝が結構深く切れ込んでいるので、水はけが良く排水性が重要なオージープランツの育苗に向いており、個人的に好んで使用しています。
移植にはしっかりと根を伸ばせるように深めのポット(プレステラ105深型)を使用しました。ただ、深型は高さが出て重心が高くなるため強風などで転倒するリスクが高まります。
できればトレーなどに入れて固定してあげると安心。
新しく入れた培養土は腐葉土と固形肥料を混ぜたものを用意。
あとは苗の成長を応援するのみ。
ぐんぐん成長してくれよ!