ちょっとした小物が乗せられる棚が欲しいなと思っていました。
無垢板などの天然素材をオイルステインやワックスで仕上げたナチュラルテイストの棚板とかかっこいいですよね。というわけでDIYしてみました!
今回は壁付けの棚板を取り付け方を振り返ります。
使用したのはタモの集成材と真鍮のブラケット。
用意するもの
材料
- 棚板(タモの集成材・25mm)
- ブラケット(真鍮のスリムタイプ・150mm)
- ネジ(真鍮サラ木ネジ・38mm/20mm)
道具
- メジャー・定規
- 電動ドリル
- ラチェットドライバー
- ヤスリもしくはベルトサンダー
- 下地センサー
- 水平機
※下地センサーや水平機、ベルトサンダーなどはなくても平気です。
棚板の研磨と塗装
今回購入したタモの集成材の表面は少しカサカサしていたため、研磨(ヤスリがけ)を行いました。
研磨は手動でも可能ですが、私はベルトサンダーという研磨機を持っていたのでそちらを使用しています。
このベルトサンダーは以前ウッドフェンスを透くる際に野地板と呼ばれる格安板を研磨するために購入したものですが、今回のように表面をちょっと研磨するだけても使用可能。一瞬で研磨作業が終わるのでかなり重宝しています。
#240のヤスリを装着してササッとひと磨き。
これだけでもかなりスベスベになりました。
ちなみに手前にあるのがベルトクリーナと呼ばれるゴム。
ヤスリの目詰まりを綺麗にしてくれる優れものなのでベルトサンダーを使う際には一つ持っておくと非常に役に立ちます。
研磨が終わったら研磨カスをはたき落とし、水を固く絞った布でさっと拭き取って少し乾燥。
板が乾いたらオイルステインやワックスを塗布して仕上げておきます。
今回私が使用したのはブライワックス(BRIWAX)のクリア。
まずは板にブラケットを取り付ける
続いて棚板に「ブラケット」と呼ばれるL字固定金具を取り付けていきます。
素材は真鍮です。
ブラケットに合わせてネジも真鍮製のものを使用しています。
サイズは壁側38mm、棚板側に20mmの長さのものを選びました。
まずはじめに棚板側にブラケットを固定します。
壁に取り付けた時に隙間ができないよう、平らな板を背当ててネジ止めの位置を決めると綺麗に仕上がります。
最後に壁に取り付け
続いて壁側に板を固定します。
この作業は一人だと大変なので、できれば誰か補助をしてくれる人がいると大分楽です。
固定位置は予め計測して印をつけておき、そこに固定していくと効率が良いでしょう。
この際に水平機を乗せて正確に水平が取れているかも確認しておきます。
また、重量のあるものを固定するため、できるだけ柱が立っている部分に打つようにします。石膏ボードのみにネジを打ってもすぐに落ちてしまうので要注意です。
ちなみに我が家は設計段階で裏地(コンパネ板)を張っておいたので、それほど気にせず固定することが可能です。それでもやっぱり不安なので一応三ヶ所中1個のブラケットは柱の位置に固定しています。
柱や梁を見つけるのは下地センサーと呼ばれる工具を利用すると正確で簡単でした。
ただ工具が無くても金槌で叩いて音を聞き分けたりすれば、大体の位置はつかめます。
狭い部分の締付けはラチェットドライバー
最後にネジ締め込んで完成なのですが、今回使用したブラケットのように筋交いが入っているようなタイプの場合、ドライバーが届かないことがあります。
そんな時はラチェットドライバーと呼ばれる締め付け工具を使うと無理なく締め付けを行うことができます。
まとめ
やってみると案外簡単。
あっという間に収納スペースが増えました。
それとお気に入りの板や金具。
材種や厚さ色合いなどを好みで選べるので、自分のお部屋にしっくり合うオリジナル建具ができるのは魅力的です。
あと、作業完了後に気がついたのですが、今回使用したブラケットは上下の向きがあったらしく、見事にバラバラに取り付けしていました…。もう一度向きを揃えて打ち直します。
それと板は軽めの方が作業が楽でおすすめです。
今回使用したタモ板(25mm厚)は素材感も色合いも素敵なのですが、パイン材などと比べるとかなり重い方です。反りを気にして厚めの板をチョイスしたのですが、ブラケットの数や乗せる物によってはもう少し薄めの板でも良かった気がします。