長女が「野鳥を呼びたい」と言うので、庭に鳥の餌を置ける台を設置することにしました。
DIYで余っていた端材を使って子供と一緒に組み立てていきます。
餌台は対照的な構造にし、寸法の計測は学校で割り算を習ったばかりだという娘に任せます。
掛け算や割り算、ノコギリの使い方も覚えられるので家庭学習にぴったりなDIY。
算数や工作を取り入れた自主学習で丁度良い冬休みの宿題にもなりそうです。
では早速、鳥の餌台の作り方を振り返ってみます。
材料
材料は家に残っていた端材を再利用します。
今回使ったのはこちら。
これを使って三角屋根の「鳥の餌台」を作りたいと思います。
端材なので寸法はバラバラ。まあ、鳥さんが使うぶんには多少ガタついていても問題ないでしょう。と言うわけで、工作スタートです。
寸法を割り出すのは娘が担当
長辺が44cmある端材。
これを半分に切って屋根を乗せる5角形の壁面を2枚取りたいと思います。
最近割り算を覚えた長女。
切り落とす設計図の下書きを担当してもらいました。
図形の問題がちょっと苦手だと言うことなので、丁度良い復習になりそうですね。
さて、まずはこの板を2枚に分ける為に半分の位置に線を引いておきます。
「44cm÷2=22cm」…
続いてこの半分の線から、左右6cmの位置に目印を付けます。
この目印を対象に結びバッテン線を引くことで、丁度屋根を乗せる2辺の出来上がり。
ノコギリの使い方を習得
算数の次は、工作。
長女はノコギリ初体験です。
私が半分まで切り込んだ続きを切ってもらいました。
「左足に体重を乗せてノコギリを真っ直ぐに引くんだよ」とアドバイスをするも、子供は体重が軽いので、切っている間に板がズレ動いてしまうようです。苦戦していましたが何とか断裁完了。初めてにしては上出来です。
万力(まんりき)などがあると、木材をしっかり固定できるので子供がDIYをする際には楽かもしれませんね。
2×4材などのように厚みのある板なら釘打ちしやすいのですが、今回使用した端材は厚さが12mm程と少々薄め。釘打ちは私が担当することにしました。
壁面に屋根を乗せ上から釘で止めたら、壁面の底辺に角材を渡してミコシ状に固定します。
ひっくり返して、先ほど渡した角材に床板を乗せてビスを打ちます。
杉材は割れやすいので、事前に小さな穴を開けておきました。
先に2箇所対角線にビスを打ったら、残りは娘にバトンタッチ。
いい感じ。
なかなかサマになっています。
ビスを埋め込み過ぎてしまったり、ネジ穴を舐めてしまわないように、トルク調整機能がついた電動ドライバーを使用すると安心です。
壁面に小窓を開けて可愛らしさを演出。
電動ドリルに取り付けられる「ホールソー」と呼ばれる工具。
杉材などの柔らかい木材はこれで簡単に大きな穴を開けることが可能です。
ちなみに今回私が使用しているのは「フォスナービット(ボアビット・座ぐりドリル)」と呼ばれる工具。穴を開ける工具にはこの他に「ホールソー」と呼ばれる似たような工具が存在します。今回のように穴を貫通させてしまうのであればどちらを使っても問題ありません。
ただ「穴を掘りたい」「円柱の溝を作りたい」と言う場合には、円の中心まで削れる「フォスナービット(ボアビット・座ぐりドリル)」が必要になります。
完成
出来上がりました。
材料費:0円
作業時間:30分
庭のサルスベリの木に吊るしました。
あとはヒマワリのタネと柚子を置いて野鳥がやってくるのを待つことにします。
まとめ
「算数」「工作」「自然観察」。
冬休みの学習には丁度良さそうな教材となりました。
あとは野鳥がやってきてくれれば完璧。
楽しみですね。