隣家の境界となる自宅庭にDIYでウッドフェンスを設置します。
外構にかける費用はできるだけ抑えたい。
ということで、材料は全てホームセンターで購入。
ほぼ全ての加工も自分で行い、高さ2m、幅5mのタテ張り木製目隠しフェンスを作りました。
全ての工程を一つにまとめるとちょっと長くなってしまうので数回に分けて記事にしていきたいと思います。
今回は「板を張る」について振り返ります。
タテ張り・ヨコ張り?
部材の準備が揃ったので、板を張り付けていきたいと思います。
今回作るウッドフェンスはタテ張り。
板を縦方向に並べて仕上げるかたちです。
まずは板を張る下地を支柱に渡します。
下地の板も水平器を使って平行のライン上に渡していきます。
最近はヨコ張りのウッドフェンスが主流のようですが、あえて我が家はタテ張のフェンスで仕上げました。
タテ張の特徴は、スタイリッシュさ。
スッキリとした雰囲気でモダンな印象をあたえます。
また斜めから見ると板と板の隙間が埋まり、外から見えづらいという特徴もあります。
目隠しという観点から注目すると、タテ張の方がその効果は高いように思えます。
メリット
- 斜めから見ると板と板の隙間が詰まり外から見えにくい
- 隙間が空けやすいので風の通りが良い
- 雨が流れ落ちるので汚れが溜まりにくい
- 手足をかけられる場所がないので外部からの侵入を防ぐ効果が高い
- 天板の湾曲などデザイン自由度が高い
デメリット
- 正面からの目隠し効果は低い
- 渡し板が必要なので横張よりも少しだけ手間と費用がかかる
- 笠を取り付けないと板上部の劣化が早い
下穴を開けて後工程をスムーズに
板を張り付ける前に下準備。
事前にビス留めする位置に下穴を開けて作業効率をあげます。
下穴を開けす際は計測してビスドメ位置をマーキング。
それを基準板とし、上からベースとして重ねドリルドライバーで穴を開けていきます。
こうすることで均一の位置に下穴を開けられます。
スペーサーを使って隙間を等間隔に
下穴を開け終わったら渡し板に張り付ける板をビス留めしていきます。
ビス留めの際には均等の隙間で仕上げるためスペーサーと呼ばれる隙間の基準板を用意。これを板と板の間に挟みビス留めしていくことで、綺麗に均等な間隔の板張りができます。
アレンジを利かせて障害物を避ける
今回フェンスを張ったライン状に椿(つばき)の木が生えていました。
どうしてもフェンス板に当たってしまうので接触箇所のみ板を切断して幹が通る隙間を確保しています。
このようにアレンジを利かせやすいのもDIYならでは。
まとめ
合計で50枚以上の板を張る作業でしたが、研磨・塗装・穴あけなどの下準備が済んでいると後工程は思っていたよりも結構スムーズに進みました。
ここまでくればほぼ完成。
あとは通路出入り口に扉を付けておしまいです。