「猫草」と呼ばれる猫ちゃんの食用草。
じつはこれ麦の葉っぱなんです。
一般的にはライ麦やエン麦などイネ科の柔らかい若葉。
そう、私が家庭菜園で緑肥として蒔いているあの種と一緒なんですね。
そういう訳で、種を蒔いて猫草を自分で育ててみることにしました。
発芽後数日でぐんぐん伸びて立派な猫草に成長しましたよ!
猫草(ねこくさ)とは
猫草(ねこくさ)とは、猫が好んで食べる草の総称。
そう猫草という名前の草は存在しません。
一般的にはエン麦やライ麦などイネ科の植物の若草であることが多いようです。
猫は毛づくろいで飲み込んだ毛を毛玉として吐き出すために、この猫草を食べると言われています。
猫草の種を蒔く
猫草はイネ科の植物ということで、自分で種を蒔いて育てることができます。
私は家庭菜園で緑肥としてこのイネ科の植物を育てています。
よく利用する種はエン麦やイタリアンライグラスと呼ばれるライ麦の種。
畑では畝間に蒔いて風除けやバンカープランツ(益虫の住処)、刈り取って敷き藁として使ったりするために栽培しています。
今回はイタリアンライグラスの種を植木鉢に蒔いて猫草を育ててみようと思います。
農薬処理されていない種子を選ぶ
種苗業者によっては虫食いなどの被害から種を守るために薬剤(農薬)処理をしているものもあります。
少量だからそれほど気にしなくても良いのかもしれませんが、私の畑は自然農法といって農薬や肥料を使わない栽培方法をとっているので、農薬処理をしていない種子を購入するようにしています。
今回のように猫草として麦を育てる場合には小さな鉢に種を蒔くことになるので、少なからず猫に影響があるのではと懸念があります。猫の健康のためにも、できるだけ農薬処理のされていないものが良いと思います。
鉢はダイソーで程よい大きさのものを購入してきました。
麦は荒れた土地でも栽培可能なので、培養土はどんな土壌でも問題ありません。
私は野菜栽培用の培養土が残っていたのでそちらを利用。
鉢の7分目くらいまで土を入れて種を蒔いた後、1cmほど覆土したら軽く土を押して種を土を密着させておきます。こうすることで種に水分行き渡りやすくなり発芽が促進されます。
最後に種が浮いて流れないようにジョウロで少量ずつ満遍なく水をかけたら暖かい日当たりの良い場所に保管。
発芽までは2〜3日ほどです。
まとめ
一度発芽すると続々と新しい芽が出てくるのでしばらくの間は取り替え不要です。
葉が疎らになってきたなと思ったら、上からパラパラと種を蒔き覆土して水をあげているとまた新しい葉っぱが生えてきましたので、最初の培養土の量は少なくしておくと良いかもしれませんね。
また、柔らかい葉っぱが好みの場合は直射日光を当てず柔らかい反射光の当たる場所で育てると薄い葉色でひょろっとしたものに育ちます。