日本で栽培可能な耐寒性のあるアボカド「フェルテ」。
「ベーコン」と並び寒さに強いのが特徴です。
今回は発芽したての1年生苗のお引越しのようす。
育苗に選んだのは竹を切り出して作った深底の植木鉢。
アボカド・フェルテの移植
日本国内で栽培可能なアボカド品種には冬の寒さに耐えられるだけの耐寒性を備えたものが必須。
耐寒性のある代表的な品種には「フェルテ」「ベーコン」「エッティンガー」「メキシコーラ」などがあります。
今回植え替えをしたのは「フェルテ」と呼ばれる品種。
さて、さそく移植作業に取り掛かります。
2Lの透明なペットボトルの容器は育苗には十分なサイズでしたが、根に光が当たり発育に影響が出そうなので遮光できる植木鉢に移し替えいたします。
ただ、苗木に対しあまり大きな植木鉢だと水分の吸い上げが追いつかず根腐れをしてしまう恐れがあります。苗が小さいうちは細めで深底なものが良いと思います。
そこで用意したのが、竹筒。
節を鉢底に利用し植木鉢に仕立ててみました。
底には水抜きの穴も開けてあります。

移植開始!
根張りの状態を確認すると、10cmほどの細長い根が数本。
まだまだ若い苗のようで、本格的な根張りはこれからといったところ。
竹の植木鉢に移植します。
できるだけ元の土を崩さないように慎重に移し替えたいと思ったので、ショベルを使いごそっと一気に移動させる作戦でまいります。
ショベルの上に乗せた苗を、ショベルごと竹筒にイン。
そして引き抜くと綺麗に移植することができました。
移植完了
今回移植に使用した土はこんな感じ。
- 野菜の培養土(元肥入り)
- 赤玉土
- 腐葉土
- 竹炭(くん炭)
水はけ対策に効果抜群な炭(今回は竹炭)を鉢底に敷いて、その上に野菜の培養土(2)赤玉土(6)、腐葉土(2)を混ぜた土を乗せて植え込み完了です。
まとめ
構造的な機能性はもとより自然素材な見た目もインテリアとしていかせる竹植木鉢。
切ったり穴をあけたり加工の自由度が高いこともあり、吊るしたり打ちつけたりと工夫次第で置き場を選ばないのも良いところです。
さらに古くなったら自然廃棄することも可能ですし、なんならそのまま路地に植え込んでも自然分解して苗が育ってくれるし、なんともエコな素材です。