昨年もっさりと茂ったフェンネルの株から種を採種しておきました。
今年はこの種を蒔いて育苗したいと思います。
今回はフェンネルシード(種)の播種方法について。
いつもなら適当に畑の路地に直播きして発芽したらラッキー程度のずぼら管理な私ですが、今回は発芽率を上げるために丁寧に種まきしましたので、そのようすを振り返りたいと思います。
確かにしっかり発芽しました。
採種したフェンネルの種まき
こちらは昨年の晩秋に採取したフェンネルの種。
香辛料コーナーでもお馴染みフェンネルシードです。
種自体に甘くて爽やかな風味があり、種を集めた袋を嗅いでみるとなんとも強烈なエスニックな香りが鼻腔を刺激します。
香辛料用に冷蔵庫で保管しておきましたが、たくさんあるので種まきをしてみようと思います。
用意するのは育苗用のポットと育苗土。
こちらにフェンネルの種を蒔いていきます。
用意するもの
- フェンネルの種
- 育苗用ポット
- 育苗土
- ネームプレート
育苗ポットに育苗土を入れ、表面を平らに慣らしたところで水やりをして土を湿らせたら、播種開始。
この際、育苗土をポットのカサギリギリまで入れてしまわないこと。
このあと種の上に覆土するので、その分量を考慮して調整。
播種はパラパラと種同士が重なり合わない程度に適量を蒔きました。
しっかりと土に密着させるのが発芽率を上げるポイント
種と土を密に。
そう、種が発芽するのに必要なのは適温と水分。
適期に播種するのはもちろんのこと、水分をしっかりと種が吸収できる環境を整えてあげることで発芽率はグンとあがります。
普通に種を蒔いて水をかけるだけでは種と土との間に隙間ができていまします。
この隙間があると種が乾燥しやすくなり、発芽不良を起こす要因となります。
播種をしたら土と密着させるために軽く土に押し付けて上げると密になり乾燥を防ぐことができます。特にフェンネルのように水に浮きやすい形状の種はしっかりと土に密着させて上げると安心です。
最後に軽く覆土して指で押さえて鎮圧しておきます。
フェンネルの種は好光性(発芽に太陽の光が必要)なので覆土はほんの少し。
あまり深く埋めると発芽しないので要注意。
ポットの底から水が滴るほどたっぷりと水やりして完成。
種まき完了
はい、おしまい。
表土が乾いていたらたっぷりと優しく水やりしてあげます。
発芽適温は20度前後。
まだ冷え込む日もあるので発芽まではあともう少しの辛抱です。