【子供/自然観察】冬の森遊びで新発見!コブシの種から謎の白い糸がびょ〜ん。

拳のタネ(実)から白い毛糸がビヨーン_正体 アウトドア

クリスマスツリー用の飾りを作るために森で松ぼっくりを集めることになりました。

訪れた冬の森にはキノコやドングリ、コブシの木の実など子供達の興味をそそる不思議な発見がたくさんありましたよ。

自然観察は夏だけのものと思っていませんか?
じつは冬の観察も面白い発見があり楽しいものでしたよ。

今回は子供達と森の探検に出かけました。

拳のタネ(実)から白い毛糸がビヨーン_正体

Into The Forest ”もりのなかへ”

自然で拾った松ぼっくりでクリスマスツリー用飾り_作り方

子供たちと森にやってきました。
11月も後半に差し掛かり、季節はすっかり冬模様。
本日はクリスマスツリーに使う松ぼっくりを集めます。

 

自然で拾った松ぼっくりでクリスマスツリー用飾り_作り方

バケツ片手に森の地面に目を落としながらブラブラしていると、いろいろなものが見つかります。夏とは違う姿や形の植物を見つけ自然の移り変わりを感じてくれるといいのですが。

 

自然で拾った松ぼっくりでクリスマスツリー用飾り_作り方

目的以外の発見も楽しいもので、偶然の出会いや発見から子供たちも自然への興味を深めていってくれているようす。

普段は見向きもしない謎のキノコ。
でも冬になり茂みがさっぱりと拓けてくると、こういった普段は見つけられない植物の存在に気がつくもの。
いつも踏みしめている大地にはいろんな生き物たちが生活しているみたいです。

 

自然で拾った松ぼっくりでクリスマスツリー用飾り_作り方

おおこれは大きな蜂の巣。

枝が枯れて落下したのでしょうね。
中のハチの子たちは皆巣立った様で、一安心。

 

こぶしのタネ(実)はうさぎのうんこ

杉や松、椎木の林の中に不思議な形の木がありました。
落葉していますが、その力強い枝ぶりは自然の芸術美。

これはコブシの木でした。
春先に白くて大きな良い香りのする花を咲かせるモクレン科の広葉樹です。
コブシの花が咲くと「春が来たな」と感じさせてくれる、春を告げる代表的な樹木。

今はすっかり葉を落とし、暫くの間じっと沈黙の日々を過ごしているご様子。

 

こぶしのタネ(実)はうさぎのうんこ

コブシの木の足元に目をやると、何やら黒い塊が落ちていました。
うさぎのうんこのようなコロコロとしてテカっとした粒。

じつはこれ、コブシの木の実なのです。
正確には実が熟して種になっているもの。

花が結実するとこの様に実の集合体を形成します。
実は初めは緑色をしていますが、熟すとだんだんオレンジ色になり、さらに過熟するとこの様に真っ黒な殻となり、一粒に2つの種を宿します。

今回拾ったのはポロっと枝から落下した熟した実の集合体。
じつはコブシにとっては不本意な結果で、本来ならばオレンジ色の実の状態でムクドリなどについばまれ、親木がいない遠方で糞と一緒に地に落としてもらいたかったのですが、残念ながらムクドリの目には止まらず、木から落下した模様です。

 

拳のタネ(実)から白い毛糸がビヨーン。何?

種の大きさは1cmほど。
子供の小指くらいの大きさです。

試しにつまんで鞘から取り出してみましょう。

 

拳のタネ(実)から白い毛糸がビヨーン_正体

ビヨ〜ん。

何だこれ!

種を引き抜くと白い糸の様なものが一緒に伸びてきました。
引き抜くと途中で糸が離れるのですが、いったい何者?

じつはこれ、種になる赤い実の状態でもこの糸は出るらしく、どうやらブラブラとぶら下がり運び屋であるムクドリに自分達の存在をアピールするための仕掛けという説が濃厚なようです。

そんなこととはつゆ知らず、子供達はきゃっきゃと不思議な糸の出る種に夢中。
つまんではポイ、つまんではポイ。
ムクドリではなく我が家の子供達についばまれてしまった、哀れなコブシの種。

 

 

冬の森はお宝天国

楠_椎木_広葉樹のどんぐりでアクセサリ作り

こちらも力強さを感じる立派な広葉樹。
テクスチャーが深くてカッコよすぎる。
クヌギの木かな?

 

自然で拾った松ぼっくりでクリスマスツリー用飾り_作り方

見た目はクヌギの木肌にも見えますが、落ちているどんぐりを見る限りではどうも違うっぽい。
以前に訪れた茨城県自然博物館でどんぐり拾いにハマり、最近は小学校や園の帰り道にどんぐりを収集しまくっている我が家のどんぐりマニア達は、コナラと主張しているのでおそらくそうなのでしょう。

 

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冬の森でも要注意

注意_冬の森にも蚊がいる。虫避け必須

松ぼっくりやドングリ拾いに夢中になっていたところ、ふと痒みに襲われました。

私の視界に入ったのは1匹の蚊。
12月も目前のこんな時期に、まだしぶとく残っている蚊がおりました。
しかも刺されたのは私だけでなく娘達も。

冬だし害虫もいないだろうと踏んでいたので、不意の襲撃になすすべもなく早々に退散です。
おお痒っ。寒い時期に残る蚊は本当に痒い!

 

ひっつき虫の取り方(除去方法)ガムテープ粘着テープ_くっつく植物

蚊の襲撃からは逃れたものの、娘達の足元を見るとただならぬ量のひっつき虫達がまとわりついていました。

このひっつき虫、ベタベタしている上なかなか取れないんですよね。
粘着力が強く、手で払っただけではびくともしません。

どうしよう…このまま家に入ってしまては妻の天誅を受けるのは必須。
隠れてこっそり洗濯機に入れようもののなら、どんなお仕置きが待っているかわかりません。
どうにかして取り払わねば。

まずは家の外でひっつき虫を大まかにむしり取ります。
その後残った種や細い毛は粘着テープ(養生テープ)で除去。
さすがのひっつき虫も粘着テープの力には及ばず、哀れ燃えるゴミ箱へと運ばれていったのでした。

これで綺麗さっぱりです。

まとめ

自然観察は春や夏などのイメージが多かったのですが、実は冬の森も新しい発見がたくさんで楽しいものでした。

コブシやひっつき虫のように種を運ばせる賢い植物の存在に、子供達も興味を抱いてくれたようで長女は本日の日記にまとめを書いているようでした。

普段とは違う静かな森。
暖かい格好で足を踏み入れてみると面白いものですよ。

 

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