訪れたのは千葉県銚子市の海岸。
シーグラスなど海の漂流物を見つけるビーチコーミングを楽しんでまいりました。
この日は月に2度ある大潮。
そしてちょうど干潮になる時間を狙って海岸を散策してみました。
シーグラスやシー陶器、綺麗な模様の貝殻など、大潮の海には宝石がたくさん落ちていましたよ。
大潮の干潮で現れた砂利ゾーン
千葉県は銚子市の海岸にやってきました。
今回の目的はビーチコーミング。
ビーチコーミングとは浜に打ち上げられた漂流物を見つけ収集したり観察したりすること。日本は島国なので海岸線が多く、海に漂うビンや流木など様々なものが海流や波に運ばれ海岸へと打ち寄せてきます。列島の周りには黒潮や親潮など遠方からの潮の流れもやってくるので、思いも掛けない異国の漂流物が辿り着く可能性もあったりします。何が落ちているのか分からないワクワク感も浜を散策する魅力の一つですね。
そんな漂流物の中で「シーグラス」と呼ばれるのが、波に洗われて角の取れたガラスの欠片。これが私たち家族にとっては心を満たしてくれる海の宝物だったりします。すっかりシーグラス集めにハマってしまっている我が家ですが、持ち帰ったシーグラスを色ごとに仕分けして小瓶に集めて眺めてみたり、ペンダントやイヤリングなどのアクセサリを作ってみたり、家族内でも楽しみ方はさまざまです。
そして今回も我が家のストックを補充するために海にやってきたというわけです。
さらにこの日は大潮の干潮の時間帯。そう、普段より潮が引くのでたくさん見つかるんです…うふふ。
掘っても見つかる無限ポイント発見
波打ち際に近い砂利地付近は急に傾斜がきつくなる駆け上がりになっていました。
普段は海の中にあるので気がつきませんでしたが、大潮の干潮で現れた駆け上がりは小砂利がジャリジャリ。ドラム式洗濯機のようにこの坂でジャラリジャラリと休むことなく削られた小石たちは角が取れてまん丸。そしてその中にお目当のシーグラスの姿もありました。
しかもこの小砂利の丘、掘っても掘っても小砂利が出てきます。
座ったまま足元の砂利を手で払いのけると新しい層が出てくるので、広い海岸を腰を屈めながら探し集めるのよりも断然楽チンなんですね。
ちなみに手が荒れるから嫌だわというご婦人は、忍者熊手の利用がおすすめ。
潮干狩りに使う先の細い熊手のアレです。我が家も一つ妻専用のものをダイソーで購入しました。
本日の収穫
1時間ほど真剣に拾ってみたらこんなにたくさん集められました。
これは私一人の分。
ビー玉が削られた「シー玉」と呼ばれるものや、割れた湯飲みなどが削られた「シー陶器」。可愛い柄のものが見つかり満足です。
それから、銚子以北の海岸では瑪瑙(めのう)と呼ばれる乳白色の鉱石が見つかることもあります。ぱっと見は冴えない石ですが、太陽に透かすと優しい光が通る不思議な石。ただし、地域によっては石の採取が禁止されている海岸もあるので注意が必要です。
まとめ
いつもは何気なく時間を気にせずに訪れていましたが、大潮の干潮に訪れた海岸は様子が違っていました。大潮は潮が大きく動く分、運ばれて取り残される漂流物の量も増えるようなので月に一度訪れるなら断然大潮の日がオススメですよ。