7月末、家族6人で熱海へ1泊2日の旅行に行ってきました。
今回は、私たち夫婦と小学生・中学生の娘たち、そして義父母を合わせた6人旅。車ではなく電車を使って、東京から熱海へ向かいます。
今回の熱海旅行は、これまでの記事でも紹介してきたように、
- 熱海のお土産
- 熱海駅での荷物預け
- お得な周遊バス
- 電車旅で楽しむ駅弁とビール
など、テーマごとに分けて記事にしています。
今回はその中でも、実際に私たち家族が巡ったホテル・観光名所・スイーツ・食事について。
熱海には有名な観光スポットがたくさんありますが、実際に歩いてみると、どこか昭和の面影を残した建物や、昔ながらの温泉街らしい雰囲気があちこちに残っています。
新しい観光スポットと、昔ながらの熱海。
その両方が混ざり合った、ちょっと懐かしい雰囲気が今回の旅では印象に残りました。
熱海旅行で巡った場所
今回の1泊2日で訪れたのは、
來宮神社 → 熱海プリン来宮駅店 → 展望レトロ喫茶 桃山館 → ホテルニューアカオ → 十国峠
というルート。
そして、その合間に熱海の街を歩きながら、スイーツを食べたり、食事をしたり。
振り返ってみると、観光地を効率よく回るというより、気になったところへ立ち寄りながら熱海の空気を楽しむ旅だったように思います。
まずは來宮神社へ

熱海観光で外せない場所のひとつが、來宮神社(きのみやじんじゃ)。
熱海駅からJR伊東線で来宮駅まで移動すると、そこから歩いて向かうことができます。タクシーの場合は片道1200円ほど。
境内に入ると、まず感じたのが「涼しい」。
7月末の熱海はもちろん暑かったのですが、來宮神社の境内には大きな木々があり、木陰に入るとずいぶんと過ごしやすく感じます。
さらに近くには川が流れていて、水のせせらぎも聞こえてきます。
こういう場所に来ると、やっぱり植物や木の存在って大きいなと思います。
観光地として有名な場所ですが、ただ歩いているだけでも気持ちのいい空間でした。
來宮神社はお守りの種類が豊富

來宮神社でちょっと面白かったのが、お守りの種類。
公式サイトを見ると、厄除けや縁結び、学業成就、商売繁昌など、かなり多くの授与品が用意されています。
その中で、私が購入したのは、「酒難除守」。
來宮神社の酒難除守には、飲酒による災難から身を守る願いが込められているそうで、初穂料は800円。
お酒好きとしては、なかなか気になるお守りです。
そしてもうひとつ、暑い日にありがたかったのが、お守りを授与していただく参集殿。
御守りや御札の授与所が建物の中にあるので、ここがかなり涼しい。
外を歩いて暑くなったところで入ると、ちょっとした避暑スポットのようでした。
参集殿には「茶寮 報鼓」という休憩スペースも併設されています。
神社というと参拝して終わりというイメージもありますが、こうして少し休憩できる場所があるのは、暑い季節の家族旅行ではありがたいですね。
熱海プリンは「来宮駅店」が穴場だった

熱海に来たら食べてみたかったもののひとつが、熱海プリン。
熱海駅から少し下ったところにある本店が有名ですが、こちらはかなり人気があり、行列ができることも。
しかも本店にはイートインスペースがありません。
小さな子供を連れていたり、暑い時期だったりすると、行列に並んで持ち帰るより、ちょっと落ち着いて食べられる場所のほうがありがたい。
そこで我が家が向かったのが、熱海プリン 来宮駅店です。
この情報、実はタクシーの運転手さんに教えてもらいました。
来宮駅店はJR来宮駅の改札を出てすぐの場所にあります。公式サイトでも来宮駅構内の店舗として案内されています。
そして、これがなかなか良かった。
本店の混雑ぶりとは対照的に、私たちが訪れたときはかなり空いていました。
しかも店内にはイートインスペースがあり、エアコンも効いていて涼しい。
暑い日に歩き回った後だったので、これは本当に助かりました。
「熱海プリンを食べたいけれど、行列はちょっと……」
という場合には、来宮駅店という選択肢があることを覚えておくと便利かもしれません。
何より、駅を出てすぐという立地も家族旅行ではありがたいところです。
娘の希望で「展望レトロ喫茶 桃山館」へ

今回の旅で、娘から「ここに行きたい」とリクエストされたのが、
展望レトロ喫茶 桃山館。
これが、今回の熱海旅行の「レトロ」というテーマにぴったりでした。
昭和から平成初期を思わせる雰囲気の喫茶店で、クリームソーダやプリンアラモードなど、昔ながらの喫茶店らしいメニューもあります。
公式サイトでも「昭和・平成レトロのワクワクスポット」と紹介されていて、喫茶店だけではなく、懐かしいゲームや縁日、駄菓子なども楽しめる施設になっています。
我が家の娘たちも、こういう「ちょっと昔っぽい場所」が意外と好き。
店内でクリームソーダやかき氷などをいただきながら、のんびり過ごしました。
そして喫茶店以外にも、レトロなゲームや射的、駄菓子コーナーなどがあり、子供たちはそちらにも興味津々。
大人からすると「昔こういうのあったなぁ」と懐かしく、子供たちにとっては逆に新鮮。
3世代で楽しめるところが面白いですね。
待ち時間もそれほど苦にならない

私たちが訪れたときは少し混雑していて、待ち時間がありました。
ただ、発券機で受付をすると、順番が来たら連絡してもらえるシステム。
そのため、ずっと店の前で待っている必要がありませんでした。
家族6人での旅行では、このシステムはかなり助かります。
ちなみに桃山館は熱海駅の裏手にあり、駅から徒歩圏内。
公式サイトでは徒歩5分ほどと案内されていますが、ルートによっては坂道が続くので、真夏は思った以上に汗をかきました。専用駐車場もあり、車6台・バイク5台分が用意されています。
そして、ここへ来たもうひとつのお楽しみが「眺め」。
高台にあるので、熱海の街と海を見渡すことができます。
レトロな喫茶店でクリームソーダを飲みながら、眼下には熱海の海。
この組み合わせ、なかなか熱海らしくて良かったです。
今回の宿泊先は「ホテルニューアカオ」

今回の宿泊先に選んだのは、ホテルニューアカオ。
海に面した断崖の上に建つ、熱海を代表するホテルです。
このホテルを選んだ理由は、妻の希望。
妻が好きなアーティストの折坂悠太さんが、営業休止中だったホテルニューアカオでPVを撮影していたことがきっかけ。
それを見た妻が「熱海に行くなら、ここに泊まりたい」と。
それなら、せっかくの家族旅行だし行ってみよう、ということになりました。
そして実際に訪れてみると、確かにこれは独特の雰囲気。
海に面した立地なので、とにかく眺めがいい。
ホテルから見る海はもちろん、露天風呂からの眺めも素晴らしく、熱海らしい海辺のリゾートを感じることができました。
そして何より、とにかくレトロ。
ホテルニューアカオは1973年開業。
2023年7月にオーシャン・ウイングの営業を再開しましたが、公式にも「昭和から受け継いできた意匠や空間」を大切にしていることが紹介されています。開業当時のインテリアや家具も極力再利用しながら、現代のニーズに合わせてアップデートしているそうです。
つまり、ピカピカの新しいホテルというより、昔の熱海の華やかさを残したホテル。
それがホテルニューアカオの大きな魅力なのだと思います。
今回の記事ではホテルについて詳しく書きませんが、実際に泊まってみると「良いところ」だけではなく、昭和のホテルだからこそ感じる部分もありました。
部屋や設備、食事、温泉などについては、次回の記事で改めて詳しく紹介したいと思います。
翌日は十国峠へ

翌日はホテルを出て、周遊チケットを使って十国峠へ。
今回の熱海旅行では、以前の記事で紹介したお得な周遊バス券を利用しました。
バスに揺られて十国峠へ向かいます。
ただし、このバス。
所要時間はおよそ40分。
しかも山道なので、くねくねとした道を登っていきます。
乗り物酔いをしやすい人は、少し注意したほうがよさそうです。
我が家でも乗り物に弱いメンバーがいるので、ここはちょっと気を遣いました。
十国峠ケーブルカーで山頂へ
十国峠に到着したら、今度はケーブルカー。
山麓駅から山頂駅まではわずか3分ほどです。
全長316m、標高差101mのケーブルカーで、山頂からは360度のパノラマが楽しめます。
十国峠という名前は、かつて「伊豆・駿河・遠江・甲斐・信濃・相模・武蔵・上総・下総・安房」の十の国を見渡せたことに由来するそうです。
晴れていれば富士山や駿河湾、南アルプス、湘南や三浦半島、さらには房総半島まで見えることもあるのだとか。
……なのですが。
この日は残念ながら曇り空。
というより、かなりガスっていました。
富士山はもちろん見えません。
「晴れていたら、ここからすごい景色が見えるんだろうな」
そんなことを想像しながら、山頂を散策しました。
こういうのも旅行の面白いところですね。
天気だけはどうにもなりません。
山頂のカフェでひと休み
そして、暑い夏の日にありがたかったのが山頂のカフェ。
十国峠には「TENGOKU CAFE」があり、スイーツやドリンクなどを楽しめます。2022年に誕生したカフェで、景色と一緒に食事やスイーツを楽しめる場所です。
この日は眺望こそ残念でしたが、エアコンの効いた涼しい店内でひと休み。
旅行中って、こういう「涼しい場所」が本当にありがたい。
山頂で景色を楽しんだ後、カフェで涼みながら一息つく。
これは夏の十国峠ではなかなか良い過ごし方だと思います。
熱海で気になった植物「ジャカランダ」

最後に、植物好きの私からちょっと寄り道。
熱海に来ると、どうしても気になってしまう植物があります。
それが、ジャカランダ。
植物好きのひとにとって熱海といえばジャカランダを思い浮かべる人も多いのではないでしょうか。
南米原産のノウゼンカズラ科の落葉高木で、紫色の花を房状に咲かせる、とても美しい植物です。
熱海では国道135号沿いの「ジャカランダ遊歩道」から親水公園周辺にかけて植えられていて、海辺の景観の中にジャカランダが並んでいます。
我が家でもジャカランダを鉢植えで育てていますが、千葉の我が家では冬になり寒くなってくると葉を落としてしまいます。5年ほど育てていますがそれほど多くくはならず、まだ開花を見たこともありません。
一方、熱海は海に面していて比較的温暖。
そのため、自生に適しており街中でもジャカランダを見かけることができます。
海沿いの道に並ぶジャカランダ。
もし紫色の花が満開だったら、青い海や空との組み合わせがものすごく綺麗なんだろうな。
残念ながら、今回は7月末だったので、花の季節は終わっていました。
熱海のジャカランダを見るなら6月

熱海市の観光サイトによると、ジャカランダの日本での花期は6月。
熱海では毎年6月上旬に「ジャカランダフェスティバル」も開催されています。2026年は6月1日から14日まで開催されました。
ただし、ジャカランダは気候などによって開花状況にかなり差があり、熱海でも毎年必ず一斉に咲くわけではないそうです。
それでも、
熱海のジャカランダを見るなら、狙い目は5月末~6月中旬ごろ。
というのが今回調べてみて分かったこと。
海辺の散策と紫色のジャカランダ。
次に熱海を訪れるなら、この時期を狙ってみたいと思います。
ちなみに我が家のジャカランダについては、「しぜんらぼの家づくり」でも冬越しの様子などを紹介しています。
関東でジャカランダを育てるとなかなか大変なのですが、それでも育ててみたくなる魅力がある植物なんですよね。

レトロと新しさが混ざる熱海
今回の熱海旅行を振り返ってみると、特に印象に残ったのが、
「新しいものと古いものが一緒にある街」ということでした。
熱海プリンのような新しい人気店がある一方で、來宮神社のような歴史ある場所があり、桃山館では昭和・平成レトロを楽しめる。
そしてホテルニューアカオでは、1970年代から続くホテルの空間を今の時代に楽しむことができます。
十国峠に行けば、今度は大自然と360度のパノラマ。
いろいろな時代や景色がぎゅっと詰まっているのが、熱海の面白さなのかもしれません。
今回の旅行では、あえて予定を詰め込みすぎず、家族それぞれが「ここ行ってみたい」と思った場所を巡りました。
娘の希望で行った桃山館。
妻の希望で泊まったホテルニューアカオ。
タクシーの運転手さんに教えてもらった熱海プリン来宮駅店。
そして、私が気になって仕方なかったジャカランダ。
こうして振り返ってみると、6人それぞれの「行きたい」が少しずつ混ざった旅になっていました。
熱海は、こういう気ままな家族旅行にも向いている街なのかもしれません。
次回は今回泊まったホテルニューアカオについて、実際に家族6人で泊まって感じたことをもう少し詳しくまとめてみたいと思います。

