ある夏の日。
エンジンを始動すると、「ポン♪」とスピードメーターに警告灯が点灯しました。
しかも次々と点灯し「ポン♪」「ポン♪」「ポポン♪」…画面は警告だらけ。
ABS(アンチロックシステム)やACC(オートクルーズコントロール)をはじめとるす便利な機能がほぼ壊滅状態。更にステアリングも重たい…。
これは一体どうなっているの?
今回は私の愛車「フォルクスワーゲン ゴルフ7(TDI)」で起きた現象と修理の様子をお伝えします。
警告灯が多点灯!システム系がエラー!
エンジン始動とともに、メーター周りに次々と警告灯が点灯しはじめました。
警告の内容はというと。
- ABS(アンチロックシステム)
- ACC(オートクルーズコントロール)
- EPB(電子パーキングブレーキ)
- LAS(レーンキープアシストシステム)
- DLA(ダイナミックライトアシスト)
- タイヤ空気圧異常
- アイドリングストップ
などなど…。
システム系の機能がほぼ全滅している状態です。
さらに、ステアリングアシストも機能していないみたいで、運転中のハンドルも重たいのです。
こりゃ参った…。
原因はスピードセンサーの故障
車屋さんに持ち込みOBD「On Board Diagnostics(車載式故障診断装置)」で診断してもらったところ、どうやら「車速センサー(スピードセンサー)」という部品に不具合が見つかりました。
「車速センサー(以下:スピードセンサー)」は、4輪のタイヤ付近に設置されている回転数を感知するセンサー。
このスピードセンサーの信号をもとにスピードメーターに速度が表示される他、近年の車はエンジンやパワーステアリングも自動制御されています。
オートマチック車が適切な回転数でシフトチェンジできるのもこのセンサーのおかげ。
純正品パーツはお高いので
故障箇所がわかったので、早速部品を発注し交換してもらうことになりました。
担当してくれた整備士さんの話では、純正品交換した場合1箇所あたり2万円ほどのパーツ代が発生するとのこと。
非純正品も多く流通していて、4つまとめて交換した方が性能も変わらずより安くあがるということでした。
診断機で診てもらった際に、今回完全に壊れている左前輪の他に、右前輪にも異常が発生したログが残っていたそうです。スピードセンサーの故障は、輸入車によくあるトラブルらしく、いつ壊れてもおかしくないので、せっかくなら全て新品に交換してもらうことにしました。
ゴルフくん、完全復活!
発注していたパーツが届いたということで、早速修理に取り掛かってもらいました。
ジャッキアップしてパーツを取り付け直すだけなので、交換作業は30分ほどで完了。
そして無事ゴルフくんも完全復活。
もう警告灯が点く事もないですし、ステアリングも以前のように軽く戻りました。
