6月初旬。
アカシアミモザの木に茶色いひらひらの物体がたくさんぶら下がっているのを見つけました。
じつはこれ、ミモザの種が入った莢(さや)。
早速採取して種まきしてみたところ、なんと2週間後には発芽して新芽が顔を出したではありませんか。
今回はアカシアミモザの種まきについて振り返ります。
茶色い莢に入ったアカシアミモザの種
庭の芝生の上に何やら茶色い物体がたくさん落ちていました。
じつはこれ、ミモザアカシアの種が入った鞘。
樹を見上げると、枝先に同じ鞘がたくさんぶら下がっていました。
花後の6月上旬。
マメ科アカシア属のミモザの木には、大きなサヤエンドウのような平べったい鞘を付けます。
鞘は全長10cmほど。
茶褐色でカラカラに乾燥しています。
鞘を開くと黒い種が10粒ほど収まっていました。
ミモザの種を蒔いて発芽させる
採取したアカシアの種を蒔いてみることにしました。
培養土に使用したのは鹿沼土。
多孔質な形状が保水性や通気性、排水性に優れているのが特徴です。
保水性が良いことから挿し木や発芽などには最適でズボラな私でもこれなら少々の水切れにも耐えられそうという訳で採用。
ただし、種まきや挿し木などでよく使われる土ですが、ph4.5〜5.0と酸性度が高く一般的な植物栽培には不向きなため、発芽や発根後は速やかに別の適した培養土への移植が必要になります。
私は移植が面倒だったので、培養土の上に薄く鹿沼土を敷いてそこに種まきをすることで、発芽後の根はph調整された土で育つようにプランターを準備しました。

発芽から1ヶ月で5cm程度の苗に成長
発芽から1ヶ月後。
苗も5cmほどまで成長しています。
アカシアっぽくなってきました。
この後は個別のポットに移植して育苗する予定です。
今回発芽したミモザアカシアは耐寒温度が−5℃と比較的寒さには強い植物なので、暖かい時期にある程度まで成長してくれれば庭で越冬も問題ないかと思います。