書斎はいらないけど集中して作業できるスペースが欲しい。
ということでワークスペースを作ることにしました。
今回はネットでサイズぴったりに注文したタモの集成木材とイケアで購入した机の脚を使ってワークスペースを簡単DIYします。
天板はネットサイト、脚はイケアで調達
ワークスペースをDIYしようと思います。
設計段階でワークスペースを設置しようと計画していた場所ですが、造作をお願いするとお高いので自作してしまおうと予定を変更しました。
それでは早速、ワークスペースDIYを振り返っていこうと思います。
まず、材料について。
天板はネットでサイズを指定して購入。
材種はタモの集成材です。
机の幅が1700mmあり反りが気になったので、板厚30mmのやや厚めのものを選択しています。
天板を支える脚はイケアで購入。
ADILS(アディリス)という商品で1脚500円とスーパーリーズナブル。
色はホワイト、ブラック、ダークグレーの3色展開。
今回私はホワイトをチョイス。
長さは700mm。
足元の黒いパーツを回すことで高さの微調整が効きます。
天板に固定するためのビス(ネジ)が5本付属していました。
天板の厚さは25mm以上を推奨しているみたいです。
天板の高さを決めます
板を渡す高さをマーキングしておきます。
脚の高さが700mmあるので、この上に板が乗る感じ。
床から700mmの位置に鉛筆で線を引いておきました。
先ほどの線の位置に合わせて両脇の壁に天板を支える板を固定。
壁に打つ板は天板の下で目立たないので、余っていた杉板を使用しています。
また、今回取り付ける天板(1800mm×500mm)の重さは15kg以上。
非常に負荷のかかる受け板は梁の通っている場所に固定しなくては強度が心配。
梁を見つけるには壁をコンコンと叩いて音で聞き分けることもできますが、正確な位置を見つけるのは素人には少々至難の技。
そんな素人DIYに優しいアイテムがこれ、「下地センサー」。
壁に当ててボタンを押しながらスライドするだけで梁の位置がわかるという優れもの。
しかもリーズナブルな価格で購入できるので、おウチDIYをする方は一つ持っておくと重宝します。
私が使用しているのは「シンワ 下地センサー Home+ 電線探知」という製品で、石膏ボード下の梁と電線を感知できるモデルです。
おウチDIYレベルなら梁だけ感知できれば十分なので「シンワ 下地センサー Home」というベーシックなモデルが安価でオススメ。
いざ、天板の取り付けです
天板の取り付け位置(高さ)が決まったところで、設置作業にはいります。
今回天板に使用したのは厚さ30mmのタモ集成材。
横幅1700mm、奥行きは500mm。
裏面の黒い部分は反り防止用の金具。完全埋込みタイプのものを選択しました。
机の奥行きについては結構悩みました。
使用するのは私がメイン。
カッティングマットを敷いてちょっとした工作もしたりするので、そこそこの奥行きが必要になります。600mmあれば余裕なのですが背中側が窮屈になりそうなので、そうなるとぎりぎりの奥行きが500mmでした。
窓際で角が出てしまう一角はRをつけてソフトな仕上がりにしてみました。
入念にヤスリで研磨してトゥルッとした肌触りに。
ガタつきを防ぐため必要箇所に脚を取り付けます。
今回は右手前と中央に計2本を設置。
イケアで購入した脚「ADILS(アディリス)」を取り付け完了。
ちなみに今回購入したタモ材は結構硬めの木材です。
直接ビスを打つと板が割れたり、ネジが舐めてしまったりする恐れがあるので、細くてもいいので下穴を開けておくとスムーズにビスが入り安心です。
水平を確認
高さを合わせて設置しているので問題ないはずですが、念のため平行を測ります。
使用したのは水平器。
私が使用しているのはシンワの「ブルーレベル Jr.2 300mm」というモデル。
マグネットが付いているので金属にピタっと貼り付けることも可能。
それでいてシンプルなので結構軽くて扱いやすいです。
あまり短すぎると本当に平行が出ているのか不安ですし、長すぎると狭い場所では取り扱い辛かったりするので、長さは300mmで取り扱いが楽なところは結構気に入っています。
仕上げにブライワックスでしっとり艶々に
最後の仕上げにワックスを塗ってしっとり風合いを出していきます。
今回使用したのはブライワックス(BRIWAX)のクリア。
ブライワックスはイギリスで長く愛される蜜蝋(みつろう)やカルナウバ蝋を原料にする天然素材の木工用ワックス。カルナウバ蝋とはブラジルに自生するヤシの木から採れる蝋で、優れたツヤを持っており、口紅なんかにも使われているので安心ですね。
塗り方は適当な大きさの布に取って塗り広げるだけ。
冬場はワックスが固まってしまうのでしっかりと擦って塗り広げる必要がありそうです。
私はドライヤーで温めて緩くなったワックスを取り塗り広げましたが、こちらの方が素早く均一に濡れるのでおすすめです。
今回は設置後にワックスがけをしましたが、壁にワックスが付着しないようマスキングする必要があったので、可能なら設置前に作業をして置いた方が楽だったなと思います。
うっとり安らぎワークスペースが完成
最後に天板と受け板をビス留めして完成。
うっとりするくらいしっとりとした仕上がりの天板。
しっかり研磨したからスベスベで、しっかりワックスがけしたらツヤツヤで。
もうたまりません。