キッチンのタイル壁に小物を吊り下げることができるバーを取り付けました。
使用したアイテムはイケアのNEREBY(ネレビ)シリーズのレールとフック。
今回はタイル張りの我が家キッチン壁への設置です。
タイルの穴あけ方法とレールの取り付け方法、必要な道具(工具)について振り返ってみたいと思います。
IKEAのNEREBY(ネレビ)レールを取り付けます
キッチン周りの収納を増やそうと思いシンプルなつくりでナチュラルな素材のアイテムを探していたのですが、先日訪れたイケアでイメージにぴったりなレールを見つけたので購入して取り付けることにしました。
私が購入したのはNEREBY(ネレビ)というシリーズのレールとフック。
レールを固定する金具は落ち着いたオフホワイトで塗装されていて、我が家の白いタイルに固定しても浮かなそうな雰囲気。
バーの部分はバーチの無垢材。
こちらも落ち着いた明るい色の木材なのでちょうど良さそうです。
《取付け》タイルに穴を開けてネジ固定
我が家キッチンの壁はタイル張りです。
ビスでレールを直接壁に固定することはできないので、はじめにタイルの穿孔(穴を開けること)作業から取り掛かります。
作業工程はこんな感じ
- タイルの穿孔
- 石膏ボードの穿孔
- アンカー打ち込み
- ビスで固定
まずは、タイルの穿孔から。
カチカチのタイルにいったいどうやって穴をあければよいのか悩みましたが、調べてみるとDIYでも簡単に穿孔できる工具があるみたいです。
今回タイル穿孔に使用したのは、ダイヤドリルという工具。
ドリルドライバーやインパクトドライバーに取り付けて使用するものです。
先端にダイヤモンドが溶着加工されていて、これでゴリゴリと削っていく仕組み。
穴あけ位置をマーキングしたら、早速壁の穿孔作業に取り掛かります。
硬いものに穴をあける際には、先端に摩擦熱がこもったり削りかすが詰まったりするので、こまめにドリルビットに水をつけながら作業を行います。
作業場所の近くに小さなコップを用意しておくと作業がはかどります。
それから、穿孔している時に削りかすや液だれが発生します。
後々の片付けのことを考えて、予め養生などをしておくと良いかもしれません。
さてそれではドリルを当てていきます。
ツルツルのタイルにまっすぐ当てると結構ぶれるので、はじめに1箇所削り口を作っておきます。
ドリルビットを斜めに当てて先端の角で削る感じ。
斜めに当てるとぶれにくいので、これでこの方法で削り口を作ります。
こんな具合に約1mmほどの溝を作ってここから本格的に作業開始。
タイルに対しドリルビットを斜めの状態から徐々に直角に持っていき穿孔を進めます。
また、穿孔中はドリルビットを若干斜め(5°以内)に傾けながら、こねるように回転させると穿孔スピードがアップします。
タイルに穴があきました。
穿孔して出来上がった穴はドリルビットの径(今回は6mm)よりも若干広かったです。
斜めにこねくり回していたので径が広がるのは仕方ないのでしょう。
それとも、これが私の腕前ということなのでしょうか。
また、貫通したとはいえタイルの下には石膏ボードが貼ってあるので、そこにも穴を開ける必要があります。タイル用のドリルビットでは作業がしづらいので、通常の穴あけドリルビッドに付け替えて作業を進めます。
ちなみに、タイルが貫通したら振動の手応えが変わるので、そこがドリルビットの替え時。
こちらはよくある木材や軽金属切削用のドリルビット。
その下にある半透明なものは、アンカーと呼ばれる部材。
ドリルの径はアンカーに合わせたものを選びます。
アンカーは先ほど穿孔した下穴に打ち込み、そこにビスをねじ込むことで固着します。
アンカーを打ち込み終わりました。
金属製のハンマーで叩くとタイルが割れる恐れがありますのでご注意を。
プラスチックやゴム製のハンマーなら安心してフラットに叩き込むことが可能です。
金属製のものしかない場合は、板などやや硬いものの上から叩けば大丈夫。
した穴準備が完了したので、早速レールを取り付けていきたいと思います。
イケアで購入したレールセットにビス(ネジ)は付属していないので、自分で用意する必要があります。
今回使用したのは長さ30mmの丸頭ビス4本。
ダイソーで数種類の長さをケースに入れセット売りしている製品のものです。
はい完成。
無垢の木材の風合いもタイルにマッチして良い感じです。
別売りのフック(NEREBYネレビ・シリーズ)を引っかければ、もうなんでも吊るすことができます。
まとめ
イケアの「NEREBY(ネレビ)シリーズ」には、今回取り付けをしたレール以外にフックやヘンプ素材の小物入れなど吊るして便利な商品もあるので、使い勝手に合わせてアイテムを買い足して面白いかもしれませんね。