先日アボカドのベーコン(Bacon)という品種を入手しました。
現在日本国内で流通しているアボカドはほぼ海外からの輸入品。
そのほとんどがハス(Hass)という品種といっても過言ではないほどです。
皮が硬く輸送にも耐え、熟すと黒くなり食べ頃がわかりやすいということで、世界的にも人気品種なのですが、栽培となると日本の低温には耐え難い。
そこで耐寒性のあるベーコンという品種を育ててみることにしたのです。
入手したアボカドは、少々徒長気味。
根張りを良くするため深底の植木鉢に移し替えようと思います。
今回は身近にあった竹を利用して植木鉢をDIYしたようすをふりかえります。
保水性があって水はけ良く
苗が大きく育ってくると、今までの植木鉢では少々狭くなってしまうことがあります。
試しにポットから苗を抜き取ってみると、根がぐるぐる巻きに詰まっていたりして、なんとも窮屈そうな光景だったり。
もう少し深く根を張れたら気持ち良さそうだろうな…とは思うのですが、手持ちの植木鉢には丁度良い深底のストックがありません。
深さのあるものもあるはあるのですが、径が広がり必然的に土の量が増えてしまうのです。
そうなると、根が発達しきっていない若苗に土中の保水量が釣り合わず根腐れを起こしてしまう。
深底の植木鉢(ビニールポット)を新調すれば簡単なのですが、勿体無いもので。
身近にあるもので代用してみようと考えたのが今回の試み。
切り出せばいくらでも手に入る「竹筒」を植木鉢にしてみましょう!
裏山から切り出してあった竹を利用します。
できるだけ太くて割れの少ないものをチョイス。
今回切り出した竹は、外寸直径12cm(内寸直径10cm)高さ22cm。
背は高いですが直径があるので安定はしそう。
底は3cmほど上がるようにカットする節下を調整。
そこを上げておくことで水はけが良くなるのと、害虫の侵入を減らせるような気がします。
穴を開けて竹の植木鉢をDIY!
用意した工具
- ノコギリ
- 電気ドリル
ちょっと太めのドリルビット(先端工具)で適度に水が抜ける穴を開けていきます。
穴の太さは鉛筆が入るくらいだから、8mm程度かな。
これだけ穴を開けておけば排水もバッチリでしょう。
培養土を敷いて苗を移植します
用意するもの
- 竹の植木鉢
- 市販の培養土※
- 腐葉土※
- 落ち葉※
- 炭(くん炭・竹炭)※
※は培養土
植木鉢が出来上がったので、さっそく土を詰めていきます。
一番下には竹炭。
割と安価に入手できる資材で私は愛用しています。
竹炭は柔らかいので、用途に合わせてポキポキと折って小さくすることも可能。
しかも木炭に比べ多孔質で保排水性能にすぐれた便利な資材です。
次に落ち葉。
排水性の優れた有機物を少量つめることで根張りが良くなることを期待。
あとは培養土を詰めて完成。
まとめ
太さのある竹筒を使用したことで、ずっしり安定感のある植木鉢。
よほどのことがない限り転倒の心配もなさそうです。
竹筒は有機資材なので、風化してきたら自然に還元することもできるほか、そのまま土に植えておけば容器は自然に還り、苗は大地に根を伸ばすことも可能です。
市販品に比べると用意に手間がかかりますが、使いやすさはピカイチ。
竹の植木鉢、おすすめです。