近頃はどこの園芸コーナーでも見かけるほど定番化したエアプランツ。
正式にはチランジア(ティランジア Tillandsia)と呼ばれる中央アメリカ原産の着生植物。
ホームセンターの店頭やネットショップでは多種多様な姿をした品種が数多く流通しています。
そんなユニークで独特な姿のエアプランツ達は、栽培の管理に手間がかからないことからお部屋のインテリアとして人気。
今回はそんなエアプランツの姿を際立たせるため杉板を使ったディスプレイ作ってみました。
それではエアプランツの板付ディスプレイの作り方を振り返ります。
チランジアの板付ディスプレイをDIY
もともと自然界の樹木に着生して生きるエアプランツ。
植物の特質上、水分や養分を葉から吸収できることなど管理が非常に楽なことから、インテリア感覚で栽培をしている人も多いと思います。そんなインテリア感覚のエアプランツをちょっとオシャレに飾ってみようと思ったのが今回の板付ディスプレイ製作のはじまり。
それでは早速、ディスプレイ作りを振り返ります。
用意するもの
- 板(杉板12mm厚)
- 釘(12mm)
- 釣り糸(フロロカーボン 5lb)
使用した道具
- ノコギリ
- 玄翁(カナヅチ)
- 電動ドリル
- グラインダー
まずは板の用意。
今回は植物のサイズに合いそうな適当な大きさの杉板を用意しました。
サイズは150mm×60mm程のもの。
ノコギリで断裁した後にグラインダーで研磨と面取りを行なっています。
これくらいのサイズなら紙やすりで手磨きしてもそれほど時間はかからないと思います。
ちなみに、ディスプレイ時に見える表面はあえて研磨せず荒々しい表情を残しました。
板が仕上がったら、吊るし穴を開け、植物固定用の釘を1本打っておきます。
エアプランツ本体にも吊るし紐を取り付けます。
今回は釣り糸(フロロカーボン 5lb)を使用。
釣り道具箱から見つけてきた割と細めでコシのあるフロロカーボンという素材のものを使用しましたが、紐ならなんでもOK。
先ほど板に打った釘に引っ掛けられるように先端に輪っかを作っておきます。
杉板自体にも吊るし糸を通しておきます。
最後に植物にくくった糸の輪っかを杉板に固定した釘にかければ完成。
これなら取り外しも簡単です。
おっと、ナチュラルでいい感じ。
月に1度のソーキングの際には、釘にかけてある糸を外すだけで良いので管理も楽チンです。
ソーキングとは
ソーキングとはエアプランツの水やり方法の一つで、大き目の容器に水をはり、その中に植物自体をつけてしまう方法。霧吹きなどのような通常の水やりとは別に、月に1〜2度このソーキングを行うことで十分な水分(養分を)を吸収させることができます。
ソーキングの時間は品種によってマチマチですが、今回のチランジア・トリコロールは一晩くらい浸けています。
まとめ
エアプランツ単体でディスプレイしてもそれはそれで格好良いのですが、今回は一手間かけて見せ方を変えてみました。
杉板という「枠」を設けることで、主役が引き立つようになりましたね。
枠を外れるユニークな形状が際立ち、作品感が出て一気にオシャレな感じに。