前回の《1.準備編》に続き、今回は観察経過を見比べてみます。
2月、極寒の関東地方。
「腹巻」か「簡易温室」か、どちらが早く芽を出すのか気になったので観察してみました。
結果はどちらも発芽しましたが、今回は発芽率や成長度合いなどを経過を追って細かく比較してみたいと思います。
早速始めてみましょう。
観察を始めます!
前回、それぞれ準備を整えた種達。
いざ加温を始め発芽を促して行こうと思います。
それでは、「腹巻」と「簡易温室」それぞれの変化を見比べてみましょう。
【1日目】2/1
これから芽出しを開始します。
腹巻に入れて体温で温める種達。
毎朝、帰宅後にジップロックから取り出し発芽チェックしてその際にフレッシュな水に浸し直します。
【3日目】2/3
発芽一番乗りは「ワーントマト」。
ニョローっと根っこが出ました。
発芽した種は、簡易温室の土に植えてあげます。
【4日目】2/4
続いて発芽したのは「アロイトマト」。
トマト系は発芽が早いのか?
ミニトマトの「ワーントマト」、中玉の「アロイトマト」。
種の大きさによって発芽のスピードも違うのでしょうかね?
こちらは「ワーントマト」。
2粒目です。早い!
簡易温室一番乗りは「アロイトマト」でした。
うわ〜モヤシみたい…早く日光をたくさん浴びさせてあげたい。
【6日目】2/6
腹巻組はしばらく変化がありません。
一方の簡易温室組は一気に芽生え始めました。
発芽しているのは「ワーントマト」と「アロイトマト」。
こちらは「ワーントマト」のポット。
直植えした4粒全てが出揃いました。
ちなみに、手間側爪楊枝が刺さっているのは、腹巻から発芽して移植された種の場所。腹巻き発芽後に土に埋めなおしましたが、地上に芽を出すのは少し時間がかかるみたい。右側爪楊枝の手前に腹巻き組の芽が生えてきていました。
【7日目】2/7
変化がみられなかったナス系は、1週間してやっと発芽。
第一号は「仙台長ナス」。
【11日目】2/11
「ワーントマト」はこれで腹巻組全てが発芽しました。
「仙台長ナス」も2粒発芽。残りは1粒。
「真黒ナス」。やっと発芽第1号。
簡易温室のようす。
手前左が「アロイトマト」、
手前右が「ワーントマト」。
奥左が「真黒ナス」、奥左が「仙台長ナス」。
ナス系も、地植えが若干リード。共に2粒発芽しています。
【13日目】2/13
「アロイトマト」が2粒同時発芽。
残りは1粒。
「仙台長ナス」はここで全て発芽完了。
「真黒ナス」も2粒同時発芽。
根張りが良すぎて、ガーゼを貫通してしまっています。
ナス系の地植えもだいぶ生えそろっています。
簡易温室、地植えのアロイトマトは本葉が生えてきています。
だいぶ立派になってきた。
【22日目】2/22
ワーントマトは発芽率100%(8/8粒)。過去にもミニトマト系を育てていますが、一様に発芽率が高いイメージがあります。
ここまでくると成長度合いの差はそれほど感じられませんね。
結局のところ、発芽率もほぼ同じ。
結果
真冬の寒さの中、腹巻も簡易温室も無事に発芽しましたね。
どうやらどちらも芽出しには効果はあるようです。
いずれの方法でも、発芽率に差が現れていなかったので、あえて腹で温めなくても良い気がします。
来年からは簡易温室一本でいこうかな。