今や海外旅行で必要不可欠となったスマートフォン。
ただ、現地でスマホを利用するためには、通信手段を確保しなくてはなりません。
ドコモ、au、ソフトバンクのような大手キャリアであれば、「海外使い放題プラン」などを日割りで利用することができるのですが、私が契約しているのは格安キャリアの楽天モバイル。
海外通信に特化したサービスはありません。
そこで利用したのが、モバイルWi-Fiルーター。
今回は海外予約代行サービスを行うVELTRA(ベルトラ)を利用してレンタルしたルーターを現地で受け取り使用することにしました。
今回は海外(グアム)でのWi-Fi利用について振り返ってみます。
海外旅行でスマホを利用する4つの方法
「思い切ってスマホは使わない!」というのも面白いと思いますが、今のご時世そうそう割り切れるものでもありません。そうなると一つ問題となるのが、通信方法。
海外でスマホを利用するためには、以下の4つの方法を選ぶことになるかと思います。
- 大手キャリアならば「海外使い放題プラン」
- 現地SIMカードを購入して入れ替える(現地キャリアを利用)
- レンタル携帯を利用
- レンタルしたモバイルWi-Fiルーターを利用
- 無料のWi-Fiスポットだけでスマホを利用
旅行中はベルトラのモバイルWi-Fiルーターをレンタル
今回利用したのは、モバイルWi-Fiルーターのレンタル。
海外予約代行のVELTRA(ベルトラ)を利用してモバイルWi-Fiルーターをレンタルしました。
レンタル料金は5日間で$35。
日本でネット予約したルーターを現地の宿泊先ホテルまで届けてくれるので、受け取りはチェックイン時、返却もチェックアウト時、カウンターでやり取りが完了するのでとても楽。
そして何より、レンタルするモバイルWi-Fiルーターは現地のバーディー・コーポレーションという会社のものなので、トラブルが起きた時に対応が可能なのも嬉しい。実際に現地で使用しトラブルは発生しませんでしたが、出発前にネットの口コミを調べた感じだと、
「現地で電源を入れても電波がキャッチできなかった」
「ルーターの充電がすぐ切れる」
といった、トラブルが業者を問わず発生することもあるようなので、やはり万が一の時に現地でスピーディーに対応が可能な方が安心です。
さらに、「イモトのWi-Fi」や「グローバルWiFi」など他社の同条件とくらべても安いですし、通信量が無制限なのも嬉しい。現地での通信状況も良好で、アプリのダウンロードなども全くストレスを感じない快適なレベルでした。
返却時の注意として、レンタル会社に関わらず現地で間接的に返却するもの(今回のようにホテルのカウンター返却の場合)は「返却されていない」などのトラブルが怖いので、念のため返却時の動画を録画しておくとさらに完璧です。
モバイルWi-Fiなら複数台使用できる
現地でSIMカードを入れ替えて使う場合には、スマホ1台に1枚が必要となります。
一方、モバイルWi-Fiルーターなら一緒に行動している時なら、1台で同時に複数台が利用可能。
現地のホテルにも無料Wi-Fiがありましたが、私たちの部屋では恐ろしく通信速度が遅かったため、レンタルしたモバイルWi-Fiルーターを2人で利用していました。
ただし、私と妻が個別に行動をとるときなどは、片方が無料のWi-Fiスポットなどを利用しない限り連絡が取り合えません。家族が別行動をする予定が多い場合などは、それぞれモバイルWi-Fiルーターなり現地SIMなどを利用したほうが便利そうですね。
スマホのWi-Fi設定について
出国前/成田空港では空港Wi-Fiが快適
現地に到着した時に日本の設定のままだと、現地電波を使用してデータ通信を行ってしまう可能性があります。
移動やら手続きやらを慌ただしく行っていると、ついつい忘れがちな設定変更。
「飛行機の中でやっちゃえばいいか」などと思っていると、機内で寝入ってすっかり忘れていましたなんてこともあるので、私は出国前の空港で設定を行っておきます。
成田空港では各ターミナルで使用できるフリーWi-Fiが飛んでいるので、機内モードにしてもWi-Fiをオンの状態にしておけばネット通信が可能です。
海外は「機内モード+Wi-Fi ON」
現地でSIMカードを差し替えて使うなどの利用がないのであれば、これで十分でした。
iPhoneの場合、機内モード(飛行機マーク)にしてWi-Fiだけオンの状態にしておけば大丈夫。Wi-Fi以外の電波は使用しないので、不意な現地キャリアの電波利用による高額請求を防止できます。
そのほか各アプリのモバイルデータ通信の設定などは不要であればOFFにしておいても良いのですが、今回借りたモバイルWi-Fiルーターは容量無制限な上に通信速度も快適でしたのでその辺りは気にせず利用できました。また通信速度があまりにも遅かったりする場合は不要な通信は解除しておいた方が無難かもしれませんね。
あとは現地でレンタルしたモバイルWi-Fiルーターの電源を入れ、Wi-Fiを登録すれば完了!
設定方法はレンタルしたルーターセットの中に画像付きの説明書が入っていたので、普段Wi-Fiを使用しないような人でも簡単に設定できると思います。
まとめ
スマホを持たない時代にバックパッカーをしていた私ですが、やはりスマホがないと海外旅行は不便です。今は色々な方法で海外で格安に通信をすることができるので、この手を使わないわないこともありません。
今回は旅期間も短く家族がバラバラに行動することも少なかったため、料金的に割安になるモバイルWi-Fiルーターを利用しました。
しかし、同行人数や旅のプラン、期間によっては、スマホ1台につきルーター1台(もしくはSIMカード1枚)を利用する方が便利だったりお得になるケースも出てくると思います。私も長期の滞在だったら現地SIMを購入し差し替えて利用していたと思います。
やはりSIMカードの差し替えが一番スマートではあります。
ただ、3泊4日の旅程の中で現地SIMをわざわざ購入しにいかなくてはならないのはタイムロス。時間を天秤にかけた結果、今回はホテル受け取りが出来るモバイルWi-Fiルーターを利用したわけです。
それから、元バックパッカーゆえ出来るだけ身軽に行動したい私。
「スマホとは別にモバイルWi-Fiルーターも持ち運ばなくてはならないのは億劫…」と考えていたのですが、最近のモバイルWi-Fiルーターは割と小さいのですね。私が借りたルーターはスマホくらいのサイズ。ポーチに仕舞えばそれほどきになる大きさでもないかな…。