上高地にはいくつかのキャンプ場があります。
そのなかで、一番アクセスのしやすい場所が「小梨平キャンプ場」です。
上高地バスターミナルからは歩いて15分ほど。河童橋を越えてすぐの場所。
今回は私たちが利用した「小梨平キャンプ場」についてご紹介します。
このキャンプ場、立地も然ることながらとにかくすごい便利なんです!
小梨平キャンプ場とは
上高地の自然林に囲まれた静かな森の中にある「小梨平キャンプ場」。
ケビンやキャンプ場など大自然を満喫できる施設が点在しています。
とにかく好立地なキャンプ場では、どこを眺めても心地よい景色が広がっていました。
都会では封をしていた耳の栓を開いてみると、虫の声や風の音、沢の音が広がります。
肌寒い真夜中、テントの外に出てみると満天の星空。
誰よりも早く目覚めた朝は自然の舞台を独り占めです。
澄み切った朝の空気に響く鳥の声、目の前の穂高連邦を染める朝日を前にモーニングコーヒーを一杯、たまりませぬ。
小梨平食堂は何でも揃うコンビニエンスストア
こんな山奥のキャンプ場にこんな便利なお店があるとは想像すらしていませんでした。
小梨平キャンプ場にある小梨平食堂には様々な食材や飲み物、キャンプ用品。さらには食堂まであって快適すぎです。
(昼)7:00~14:00 (夕)16:00〜18:00
ラストオーダー
(昼)13:40(夕)17:20
食材は何でもあります!
キャンプ場受付の向かいにある小梨平食堂。
売店も併設されているのですが、その品揃えがちょっと凄い。
一通り思いつくキャンプ飯なら何でも作れてしまいそうです。
しかも、販売されている食材も「米一合」「醤油 小」などソロキャンパーが使うことも想定した最小単位での取り扱いが嬉しい。
そして何よりその価格が良心的。
こんなに山奥にあるのに、この価格でいいのですか?と聞きたくなるほどです。
350mlの缶ビール(一番搾り)で260円。
これならばもう重い荷物を担いでお酒を運ばなくても全然良いです。
土鍋の貸出もあります!
受付ではキャンプ用品の貸出も行なっています。
中でも目を引いたのは「土鍋」。
数人でキャンプをするなら絶対あったら楽しいです!
食材は向かいの小梨平食堂で調達できますし、次回は絶対レンタルします。
野菜のほか冷凍のお肉類などもあるので、BBQグリルをレンタルしてバーベーキューなんてことも可能。なんてこった!
料理もしたくなかったら、食堂利用もアリ
食材も持ってこない!
自分で作るのもイヤ!
私は手ぶらでキャンプがしたいの!
という方でも大丈夫。
小梨平食堂で美味しいご飯が食べられます。
オススメは暖かい麺類とカレーだそうです。
Wi-Fiが使える!
綺麗な景色がたくさん取れたのでSNSにアップしたい。
小梨平食堂では無料のWi-Fiが使えるので、インドア派の方でも大丈夫。山で動画だって見れちゃいます。
おそらく海外の方の利用も多い為だと思うのですが、嬉しいサービスの一つですね。
上高地には街灯がありません
全く明かりがないと言ってしまうと嘘ですが、街灯は河童橋にあるもののみ。
その他に宿泊施設の灯がありますが、極力光量を落とした配慮がなされています。
また上高地にある宿泊施設では、夜になると多くの照明を落とすため、外は森本来の暗さに包まれるのです。
さらに小梨平キャンプ場の付近では明かりが全くないため、新月には漆黒、そして満点の星空。満月には都会では味わえないほどの明るい夜を体験できます。
私たちが訪れた夜は満月。
残念ながら夜は雲がかかり月や星空を見ることはできませんでしたが、雲隠れした月からの明かりだけでもくっきりと自分の影が見えるほど明るい夜でした。
星空の観察には打って付けの場所ですね。
子供と天体観測の為にやってくるのも良いかもしれません。
ちなみに、宿泊施設によっては星空を大きく見ることができる星座観測専用の双眼鏡を貸し出ししているところもあるそうなので、こちらを利用するのも手ですね。
テントサイトは高台の川沿いがおすすめ
今回私たちが利用したのは、テントサイト「L」。梓川沿いのテントサイトです。
川向こうには雪をかぶった穂高連峰が望めるナイスな立地。
今回はシーズン初めということもあり、テントはポツポツとある程度。
その他施設も快適でした
トイレ
トイレはとっても綺麗。臭いも気になりません。
綺麗に清掃が行き届いていて気持ちが良いです。
トイレ入口の扉は手動なので虫が入らぬようしっかりと締めましょう。
水場・炊事場
十分な量の水場。火も焚けるかまども付いています。
ゴミ捨て場
山だしゴミは持ち帰りだよな…と思っていたのですが、キャンプ場内にゴミ捨て場がありました。これは嬉しい。
まとめ
駐車場代やバス・タクシー代を払っていても、現地の提供サービスが良心的な価格なので全体的にはお得に感じます。
それにこんな絶景の中でキャンプができるのなら、私は満足。
次は、誰と行こう。何しに行こう。
楽しみ方が広がる素敵な場所、上高地。
これは嬉しい発見でした。
次回は小梨平キャンプ場をベースにした、日帰り焼岳登山や前穂高岳登山に利用したいと思います。