順調に水を弾いていたガラココーティングでしたが、1ヶ月ほど経過した時に急にワイパーの動きが悪くなりました。
ビビビッ…、ガガガッ…。
ビビリと呼ばれる現象です。
対処を調べてみましたが、結局ワイパーブレードを交換するのが一番のようです。
いきなり来たビビリ!
ガラコを塗布し気持ちよいほど水を弾くようになったフロントガラス。
雨の日も水玉が踊り、ワイパーがなくても視界が確保できるほどです。
さすがにまとまった降雨時にはワイパーを使用するのですが、1ヶ月ほどたったある日、急にアレが始まったのです。
ビビビビ…ガガガガ…。
ビビリが発生しました。どうしよう。
ワイパーゴムとガラスの間に抵抗が生じてワイパーの動きがぎこちなくなる現象です。
ワイパーゴムとガラコを塗ったガラス面との相性が悪いため発生しているようで、カングーのワイパー形状ではよく起こることらしいです。
ビビり解消方法を模索しています
どうしようかと、色々調べてみたところいくつか改善方法が見つかりました。
- ガラコを落とす
- ワイパーにガラコを塗る
- ワイパーを替える
まず、ガラコを落とせば元どおりなのですが、撥水はして欲しいのでこれは却下です。
続いて、現在使用しているワイパーゴムにガラコを塗ってみたところ、見事ビビリは改善しました。しかし、しばらくすると不意にガガガッとビビリが発生したりするので暫定的な処置といったところ。
そこでワイパーゴムを替えてみることにしました。
ガラコを作っているSOFT99という会社からガラコワイパーというワイパーが出ており、これがガラコを塗ったガラス面とは相性がバッチリらしいです。
ゴムだけ替えれば片側1000円ほどで対応可能なのでよかったのですが、どうもカングーのワイパーはゴム交換が一筋縄では行かなそうな形状でした。
カングーのワイパーゴムは取り外せなかった…
結果から言いますと、カングーのワイパーを取り外しゴム交換を試みましたが失敗しました。
カングーのワイパーは結構特殊な形状をしています。
ワイパーを取り外す
スナップリングプライヤー(軸用)を使用してワイパーブレード先端の留め具を取り外してみました。
こちらがブレードにゴムを固定していると思われる留め具。
この留め具の隙間に先ほどのスナップリングプライヤーを差し込んで広げて取り外します。
スナップリングプライヤーにたどり着くまでに色々な工具でホジホジしてしまったので傷だらけですが、割と簡単に取り外せます。
取り外してみるとわかるのですが、留め具はくびれたカエリ部分にカッチっとロックされている状態でしたので、スナップリングプライヤーで広げてスライドすると取り外しが可能でした。
先端が抜ければあとはワイパーゴムを引き抜くだけかと思っていたのですが、少々勝手が違うようでした。
いくら引張てもゴムは抜ける様子はありません。
先端と間に取り付けられた留め具を外すと、ワイパーゴムを挟んでいた金属のブレードが割れました。これなら取れると思ったのですが。
ワイパーブレード中央のアームと接続している部分の留め具が外せず、ゴムを取り外すことができませでした。
あともう少しだったのですがね…ざんねん。
まとめ
今回は断念しましたが、ネット上を調べてみたところ、どうやらワイパーゴムだけの交換は可能なようです。途中までの行程は正しかったようですが、あとは少々力技的な要素も必要だったみたいです。
もう少し頑張ってみても良いかなとも考えましたが、ブレードごと交換する方法でも思ったほど高価な部品代がかかるわけでもないようなので、面倒臭がりの私はブレードごと交換を検討しようと思います。
ちなみにカングーのワイパーアーム先端は「バヨネットタイプ」という特殊なアタッチメントらしいので、購入時には注意が必要です。ガラコのワイパブレードはカングーに適合しそうな形状を見つけることができなかったのですが、ボッシュやベロフといったメーカーからカングーに適合する撥水ブレードが販売されていそうなのでそちらを検討してみたいと思います。
ちなみに、カングーに取り付いていた純正のブレード、ちょっと変わった形をしているのです。ガラス面とは反対側にも背びれみたいなゴムが出ています。
空気抵抗を利用してワイパーをガラス面に密着させるエアロブレードと呼ばれるものなのでしょうか?それとも雪を掻き落とすためなのか?不思議な形をしています。