草刈り…。面倒臭いですよね。
自然農法を目指しているのなら、
「生えてきた草なんて放っておいても良いではないですか」とも思うのですが、
周りの畑の目が気になるのです…。
堂々と草ボウボウにすることはできないものかと思っているところ、
ちょうど良い植物を見つけました。
つる性に広がるマメ科緑肥のヘアエリーベッチ。
休ませる畑に種を蒔いて、雑草が生えぬように地面を覆ってもらいましょう!
ヘアリーベッチとは
ナヨクサフジ(学名:Vicia villosa)と呼ばれるマメ科植物。
ヨーロッパや西アジアに自生し、日本ではヘアリーベッチの名で緑肥や家畜の飼料として栽培されることが多い植物です。
茎が長く伸び、成長すると2mほどまで茎を伸ばすつる性の一年草で、5〜8月に紫色の花をつけます。
播種時期によっては地面を広く多い他の雑草の生える隙間をなくすことで雑草よけとしても活用することができます。
またマメ科植物のため、空気中の窒素を固定し土壌を肥沃にする効果とあわせ、さらにヘアリーベッチは他の植物の生育を阻害するアレロパシーという作用を持っているため雑草抑制効果も期待できます。
ヘアリーベッチの種蒔き
2018年10月4日 長潮
今回蒔いた種はこちら。
雪印種苗の「藤えもん 1kg」
特性・特徴
(北海道 )耐寒性に優れ、低温慎重性が良好です。
・葉は鮮やかな黄緑色、花は藤紫色で景観緑肥にもおすすめします。
・たまねぎ後作、大豆の前作緑肥などに適しています。(都府県) 低温伸長性と耐湿性に優れた早生品種です。
・生育、開花が早いため、早期すき込みに適します。
・寒太郎との混播利用で長期的な開花リレーが可能となり、ミツバチの蜜源としての活用も人気です。
・水稲・大豆の裏作緑肥や果樹園の草生栽培にも適します。引用:雪印種苗株式会社
播種は春蒔き・秋蒔きが可能です。
地域にもよりますが、一般地の場合はこちら。
秋蒔き…9月中旬〜11月上旬
今回私は秋蒔きということで、10月上旬に播種をしました。
草刈りをしたくない・休ませたい畑に種を蒔いていきます。
まずは鍬で浅く溝を掘り、種をパラパラと蒔いていきます。
蒔き終わったら、保水できるように覆土して鎮圧してあげれば確実です。
種蒔き後に水を撒く必要はありませんが、
雨が降りそうな前日に種を蒔き、晴れた日が数日続くと5cmほどの芽が生えてきていました。
2018年10月23日 大潮
こちらは播種から3週間後のようす。
ズラズラっと一斉に芽が伸びてきています。
発芽率も良いみたいですね。
発芽率が悪くスカスカになってしまったらいやだなぁと思ったので、少し多めに種を蒔いてしまいました。
これだけ発芽しているのなら、もう少し間隔をとって播種しても良かったですね。
寒くなると一度成長が止まりますが、春を迎えると一斉に成長が進むようですよ。
初夏には綺麗な藤色の花を着けてくれるらしいので、それもまた楽しみです。