庭木に絡みついて覆い尽くして枯らす「ヤブガラシ」。
なんとも厄介なツル植物として、ザ雑草認定を受けている嫌われ者の植物。
我が家でもいつしかヤブガラシが姿を見せるようになったのですが、ある方法を取ってみたところ姿を消していったのです。
その方法とは「丸めて置く」だけ。
なんとも簡単な方法でこの厄介な植物を除去できるのです。
今回はヤブガラシの除草方法について振り返ります。
薮をも枯らす「ヤブガラシ」
最近庭のところどころで見かけるようになったヤブガラシ。
ヤブガラシ(薮枯/学名: Causonis japonica)は、ブドウ科ヤブカラシ属(ヤブガラシ属)の植物。
日本の在来種で日本の至る所で目にすることができます。
和名のヤブガラシのとおり、繁殖力が旺盛で薮をも枯らす勢いで成長し繁茂することから、厄介がられている植物であるのが現状です。
繁殖力が旺盛なだけで害虫がついたり毒を出したりするわけでもないので、そこまで問題視する必要はないのですが、ただ、よく茂り他の植物たちに絡んでは光合成を邪魔したりと、正直なところやはり少々厄介な存在。
そんなわけで今回はこのヤブガラシを除去する方法について考えてみます。
除草剤は使わない、自然に弱ってくれるが一番
子供達はもちろん、土地の健康ためにも農薬は使わない主義の私。
大地の機能を停止させてしまう除草剤はもちろん使いません。
ではいったいどうやってヤブガラシを除去するのかというと…
答えは、「丸めてしまう」だけ。
不思議なことに蔓性の植物は丸めてしまうと勢いが治ります。
ツルが繁茂し最終的に絡まってしまうと、役目を果たしたと思いツルは成長をやめるそうです。
これを利用し伸びてきたツルをクルクルと丸め根元に置いておくことで自然に勢力を弱めてしまおうというのです。
ここで大事なのが、決して「切らない」ということ。
ツルを切ってしまうと、そこから新しい芽が生えてまた成長してしまいます。
あくまで丸めるだけ。
丸めたツルは株元に置いておしまい。
勢力を弱めたツルは他の植物の影で次第に弱り枯れて消えていきます。
まとめ
引っこ抜いてしまったほうが楽ですし、なんだかスッキリするのですが、ヤブガラシのようなツル植物は地下茎を使い色々な場所からまた新しい芽を出してくるのです。
これではいつまで経ってもツルとのイタチごっこです。
結果を考えてみると、面倒でもやはり丸めてあげたほうが手間が減るのです。
またこのやり方の方が地下茎へのダメージも大きいようで次第に生えてくる量も減ってきます。