「欲しくても買えない」
だから今、カングーの需要が凄く高いのです。
昨年、現行2世代目カングーの本国フランスでの生産が終了しました。
現在、国内ディーラーの新車在庫はゼロ。
そして新しく登場する新型カングーは顔つきがガラッと変わってしまったため、あの可愛い顔つきのカングーを求める人にとっては中古市場が唯一の望みとなってしまっているのが現状です。
そんな事情もあり、現在カングーの中古買取価格が急上昇中なのです。
先日手放した私のカングーも、驚きの超高額で買取してもらえました。
3年乗った中古カングーが220万円!?
今回はカングーの市場価格の現状や、私がカングーの査定に利用した「楽天カーオークション」について紹介します。
今が売り時!現行カングーの人気が沸騰中。
「人気だけど新車がもう無いんです」
そう現行の2代目カングー(通称デカングー)は本国の生産が終了し、日本国内ディーラーの新車も完売しました。
現在、アウトドアや災害時避難を視野に入れ車の購入を検討する人が増えており、
「大きな荷物が積める」「車中泊ができる」などといったユーザー要望がミニバン需要の根底にあるそうです。
さらには「アウトドアで映える」といった見た目や、使い勝手のことを踏まえると、商用車ベースの輸入車でデザイン性のあるカングーにたどり着くというのは自然な流れのように思えます。
アウトドア人気が高まっている今、カングー熱は凄いのです。
そんな新車在庫薄の状況下、2021年7月に「最後のプレゼント」と銘打って突如日本に現れたのが限定車「カングー リミテッドディーゼルMT」。
商業車ベースで活躍する本場ヨーロッパでは、MT(マニュアル車)はポピュラーなモデルですが、乗用車向けディーゼル市場がヨーロッパほど発達してこなかった日本においては、少々マニアックなモデル。ただカングーが好きというユーザー=マニアックな人も多く、日本でもこのモデルを待っていたという方は多かったのでしょう。
400台の在庫も即完売という事ですから、未だ過熱中の人気ぶりが伺えます。
昨年(2020年)あたりからカングーの国内在庫が底をつき、新車での購入が難しくなってきていました。そして現時点ではどこのディーラーにも新車は0の状況。
ヨーロッパで発表があった新型カングーが日本で発売されるのもまだ随分と先のようすですし、なにより「カングーが欲しい」人とは、1代目や2代目のようなカングーらしい「かわいい」フォルムに惹かれる部分が結構大きいのではないかと思うのです。
そうなるとモデルチェンジした3代目新型カングーの「こわもて」フェイスではちょっと無理がある…。
残された道は現行2代目カングーの中古車か、似たようなフォルムをもつプジョー・リフターやシトルエン・ベルランゴという選択になってくるのかと思いますが、価格帯はカングーよりも少々高めなんです…。
期待の新型カングーはちょっと「こわもて」だった…
出典:RENALUT FR
ちょっと新型カングーについて小話。
ヨーロッパでは2021年3月に3代目となる新型カングーが発表されました。
2007年にフルモデルチェンジをした2代目現行カングーから14年。
全く新しい新型カングーのお披露目となりました。
一番の特徴は、ムキッと筋肉質なデザイン。
現行2代目までの可愛さ路線とは決別してしまった容姿なのか、タフで重厚な万人ウケしそうな近代的デザインに様変わりしていました。
また新しいのは見た目だけではなく、現行カングーには縁の遠かった先進運転支援システム(ADAS)もかなり充実。これは嬉しい。
ただフォルムは似ていますが、あの頃の「かわいらしい」顔つきではないのは確か。
出典:日産自動車 GLOBAL
ちなみにこちらは日産版カングーと呼ばれる「タウンスター(Townstar)」。
現在日産が欧州で展開している商業用バンNV250の後継車として、同9月に欧州で発表されています。
ぱっと見は新型3代目カングーとそっくりなのは、同グループであるルノー・カングーと同じプラットフォームを採用しているから。
デザインは何というか、セレナっぽいですね。そこはやはり日産の車。
なんと中古買取価格が220万だった!
出典:Goo-net
新車購入からそろそろ3年目。
そう車検の時期が近づいてきました。
良きタイミングということもあり、軽い気持ちで買取の査定をしてみたのですが、そこでなんとも驚きの高値がついたのです。
私のカングーは査定時点での走行距離が3.8万km。
2018年に新車購入した「カングー・ゼン EDC」というモデルです。
中古車販売店やカーオークションなどにいくつか査定をしてもらいましたが、提示額には結構なブレ幅がありました。
2021年8月時点で「カングー・ゼン EDC」の平均相場は170万円。
年式が新しかったり走行距離が短ければさらに高値がつきやすくなります。
私が査定に出した買取店ではやはり相場前後の値が多かったのですが、中には100万円と足元を見られるような金額も。
ただし一番高値を提示してくれたお店は、なんと220万円。
驚きの金額です。
だって新車購入時の車体価格が約260万円ですから。
3年で約4万km近く乗ったのに40万円のゲイン。
そんな買取金額を提示されたものですから、心がグラグラにゆれて愛車を手放してしまったというわけです。
驚くほど高く売れた、楽天カーオークション
出典:楽天カーオークション
今回私が利用した買取サービスのなかで最高値の金額がついたのが「楽天カーオークション」。
楽天の査定員が自分の愛車を自宅査定し、楽天が運営するwebオークションサイトにその情報を出品してくれるサービスです。
出品内容はオークション再開前に契約業者さんに告知されるのですが、そこは天下の楽天ということもあり全国にある多くの中古車買取業者からアクセスが入るようです。
買取業者(販売業者)さんは自分が欲しい車種を事前に登録してあり、希望に合う車種が出品されると楽天から通知が届くシステムのようで、今回は「カングーが欲しい」業者さんからのピンポイントな需要が見込めたというのも高値がついた理由なのだと思います。
それにオークション形式で競り勝たないと落札できないため、足元を見られるような金額で入札されることもなく、交渉が苦手な私にとってもオークション形式の「楽天カーオークション」はピッタリだったのかもしれません。
ちなみに入札の様子はネット配信の中継から観ることができます。
1台につき2分という短時間なので、かなりスピーディーに事が進みましたが、私のカングーのオークションには、なんと全国から130件以上の入札が入りました。
すんごい需要!
入札締め切り間際の5秒前にドドドっと入札が入り、価格が急上昇。
ライブオークションの中継を見つめていた我が家に歓声が上がりました。
そして結果は220万円での落札となりました。
まとめ
中古車買取については正直なところそれほど経験がなく、ガリバーとかビックボーターの様な大きくCMを打っている中古車販売店しか知らなかったのですが、調べてみるとオークション形式の買取サービスもあることを今回初めて知りました。
売却にあたり「楽天カーオークション」以外にオートウェーブのオークション「カービュー」も利用しましたが、やはり直接買取店に査定をお願いするよりもオークション形式の方が遥かに高値がつく傾向がありました。そして結果最高値がついたのは「楽天カーオークション」となったわけです。
また「楽天カーオークション」は査定方法も簡単で、出品をお願いすると査定員が自宅の駐車場まできて見てくれるので手間いらず。買取業者に査定持ち込みすると数時間待たされることもあるので、時間も有意義に使えた事もありがたかったですね。
もちろん成約後の引渡しも自宅まで楽天の代理業者が取りに来てくれたので、外出せずに高額売却ができたということになります。さすが楽天、楽チンです。
おかげさまでカングーも高く売れ大満足。
ついでにポイントまでもらえて至れり尽くせりなサービス内容でした。
楽天さんお世話になりました。
ちなみに楽天カーオークション以外にもオークション形式の買取サイトはいくつかありますし、オークション形式以外の買取サービスで手軽に相場を知っておくというのも良いかもしれません。とにかく査定はどこでも無料ですから、いろいろなサービスを利用して、その中で比較してみるのも面白いかもしれませんね。