国際都市「成田」には多くの外国籍の人が暮らしています。
タイ国籍の方も多く住んでおり、街では多くのタイ料理屋さんを見つけることができます。
そんな成田市で「タイフェス」が催されるというので行ってみました。
会場となった成田山参道の広場には普段はあまり見かけない目新しいタイ料理の露店がずらり。どれを食べても美味しくてあっという間にお腹が膨れてしまいました。
今回は成田で行われた「2019 World Friendship Festival~Thailand~」を振り返ります。
タイフェスティバル
正式には「2019 World Friendship Festival~Thailand~」という名のお祭り。
成田市に住む外国人との交流を深めるためにイベントを企画する有志団体「World Friendship Festival」が開催するフェスのようです。代々木公園で開催される「タイフェス」とは全く別です。どちらかというと地元のお祭り的な感じで、出店する露店も成田や近郊のお店や団体が多め。
今回はタイフェスでしたが、今後は様々な国のフェスを開催するのか楽しみでもあります。
次は是非とも冬場に「ネパールフェス」なんかが開催しないかと期待してしまいます。
モモとエベレストビアで昇天…。
《余談》様々な言語が飛び交う成田市には外国人がたくさん
成田市/国籍別外国人住民人口(上位)
- フィリピン…882人
- 中国…781人
- ベトナム…526人
- 韓国朝鮮…487人
- ネパール…404人
- ペルー…376人
- タイ…346人
- スリランカ…333人
- 台湾…236人
国際空港が近いことから観光客の姿も多いのですが、市内に暮らす外国籍の方も多くいます。
現在、成田市に住む外国籍の方々の人数別国籍で一番多いのはフィリピン。
そのほかにも上記のように多国籍な方々が多く住んでいます。実際に私の近所でも色々な国籍の方に出会いますし、様々な言語が聞こえてきます。
中でもここ数年で急激に増加したのが、ネパール国籍の方。
長女の通う小学校にもネパール人の同級生が数名いて、よく出会うような気がします。
長女の学年には、中国、韓国、ネパール、タイなど多くの外国籍もしくはハーフの同級生が一緒に勉強をしています。しかし中には授業を受ける上で言語レベルが問題となるケースもあるため、市内の多くの学校で日本語補助の先生が配置されていたりもします。
子供の頃から色々な多文化に触れられるなんてちょっと羨ましいですね。
地元「バーン・プータイ」のサイクロクが絶品!
代々木のタイフェスにもブースを構える成田切ってのタイ料理屋さん「バーン・プータイ(Baan Pho Thai)」。地元のお祭りなどでよく目にすることもあり、地元では安定の知名度を誇るお店。この日も多くのお客さんが出店の前に並んでいました。
私もバーン・プータイのサイクロク(ピリ辛ソーッセージ)が好きで、露店を見つけるとつい注文してしまいます。ハーブが入ったピリ辛ソーセージは、ビールとの相性が抜群によく、サイクロクを手に入れた瞬間に昇天決定となります。
しかしこの日は次女のベビーカーを運転しなくてはならなかたので、渋々お預け。
ちなみに、店舗は成田山参道にあります。
電車で来た際には、参道の入り口から徒歩3分ほどの距離なのでアクセスも良好。
最近店舗がリニューアルして綺麗になっちゃったみたいです。
焼き豚+カオニャオは今日一番の美味しさ!
妻と顔を見合わせて「なんだこれ!美味い!!」
と、唸ってしまった一品。
茨城県のタイ料理屋さん「サンピーノン(Sampeenong)」というお店が出していた、豚肉の串焼き+カオニャオ(もち米)。スパイスハーブの効いた甘辛い味付けと柔らかさが絶妙な串焼き。串焼きを頬張っている間に、指でプニプニともち米を練っておけばさらに美味しいこと間違いなし。
こちらも一緒に買ったちまき。
笹の葉で包んで調理しているので、香ばしい葉の香りがちまきに移り食欲をそそります。
食べた後は自然に返せるのも嬉しいところですが、ちょっとここでは捨てづらいですね。
ド派手なタピオカドリンク
ちょっと、色がっ…!
ド派手なカラーのタピオカドリンク。
長女がどうしてもと言うので購入。
タイではよく見かけた屋台。
最近は店舗型が増え屋台は減っているようですが、暑いタイでは見つけると必ずと言ってよいほど注文していた気がします。
1杯10バーツ(30円くらい)で、コーヒー、紅茶、ミロなど10種類くらいの飲み物とトッピングから選んで購入できるものでした。屋台の販売形態は様々ですが、すでに液体にしてあるものを注ぐだけのスタイルもあれば、ケースに入れた粉を取りお湯で溶かしたものを氷の入った入れ物(カップかビニール袋)へ注いでくれるスタイルだったり。さらにトッピングにチョコやコンデンスミルク、タピオカなんかもあった気がします。
そのせいか「タピオカドリンク」と聞くと、台湾と言うよりはタイのイメージが強い私。
ちょっと懐かしくなって飲ませてもらいましたが、甘っ!!
味は紅茶ではなくミルメークみたいな感じでしたが、激甘でした。
豊富な食べ物レパートリー
塩や砂糖、唐辛子をつけてポリポリと食べるグリーンマンゴー!
日本人が生キュウリや漬物をポリポリと食べる感覚に似ていのかな。
現地ではこれを売る専門の屋台なんかもあって街中をポリポリ食べ歩く姿をよく見かけました。
お隣はトムヤンクンの素。
美味しいトムヤンクンが作れそうです。
タイ料理に欠かせないコリアンダー(パクチー)もどっさり販売。
うわっ!懐かしい。
タイのトッピングスイーツ「ルワムミ」。
甘いココナッツミルクに寒天やタピオカなどのお好みの具材と氷をトッピングして作るデザート。鮮やかな色合いが涼しげな南国っぽいスイーツですね。ちなみに東〜東南アジア各国で似たような食べ物があり、ベトナムではチェーと呼ばれていたりします。食後の締めに皆さんいただくようです。
他にも、見たこののないよなうな食べ物もたくさんあって新鮮な感じでした。
まとめ
実は同じ日に成田空港で「空の日フェスティバル」というイベントが開催予定でした。
どちらに行こうかと迷っていたのですが、先週の台風の影響で「空の日フェスティバル」が中止になってしまったので、結果こちらに訪れる運びとなりました。
規模はそれほど大きなものではないのですが、逆に代々木で行われるような大きなタイフェスに比べ、アットホームな雰囲気が漂うゆる〜い空間で居心地が良かったです。
タイには長く滞在したこともあり、自称タイ通と家族には話す私も、「何だコレ?」といった知らない食べ物が多く新鮮な気持ちでお店を回ることができました。お店の方々も質問をすると色々と丁寧に教えてくれ勉強になりました。タイの文化に興味がある人ならば1日居ても飽きないじゃないかと。