今シーズン最初の山登りは、上高地から穂高連峰へ!
上高地の素敵なキャンプ場「小梨平キャンブ場」でテント泊。
新緑が清々しい初夏の装いの上高地でしたが、山を登り始めると残雪が…。
結果アイスバーンにツルリといってしまった私たちは、あえなく下山。
良くも悪くも、初夏の北アルプスをたっぷり楽しんで来ました!
今回は初夏の登山とテント泊の様子をメインにお伝えします。
アクセス・駐車場
今回も車です。
行きは夜に出発したので渋滞もなくスムーズな道のり。
AM4:30に千葉を出発して所要4時間。
帰りは、現地の出発が遅くなったせいもあり、渋滞に巻き込まれ大幅にタイムロス。
帰宅後にはヘロヘロです。
上高地エリアはマイカー規制が敷かれているので直接のアクセスはできません。
現地へのアクセス方法には、マイカー+シャトルバスorタクシー、直行バス、その他公共機関を利用した方法がありますが、詳しくは上高地公式サイトから確認をとると確実です。
今回私たちは「マイカー+タクシー」を利用しています。
アクセス
〈千葉・東京方面から車〉
長野自動車道 松本IC~国道158号~さわんど駐車場(車はここまで)
〜上高地バスターミナル(シャトルバスorタクシー)
駐車場
沢渡(さわんど)駐車場周辺の案内
■駐車台数/約2,000台
■営業時間
市営:24時間(自動ゲート)
民間:5:00頃~
※シャトルバスの運行時間にあわせて変動
■営業期間
4/17〜11/15 ※冬季期間は一部閉鎖
■普通車駐車料金/600円(1日)
■バイク駐車料金/300円(1日)
■マイクロバス駐車料金/1,200円(1日)
■観光バス駐車料金/2,400円(1日)
沢渡駐車場エリアはかなり広範囲でした。
約1kmの道沿いに駐車場が点在しています。
私たちが利用したのは沢渡エリア入口 の沢渡大橋を越えてすぐの所にある「梓」さんという民間の駐車場。到着がAM5:00前だったのですが、すでに営業していましたし、タクシーの運転手さんも待っていました。
駐車料金は1泊2日(2日間)で1200円。
市営・民間でも料金は統一なようです。夜中に到着した場合には自動ゲート式の市営駐車場を利用できるみたいですね。
駐車場奥の木陰に止めると、帰って来たときに車内が涼しくて良いかも知れません。
さあ、料金を前払いして出発です。
ここから上高地までは、シャトルバス(片道1250円)かタクシー(4200円)の移動となります。今回は3人のメンバーだったため、少しだけ割高ですがタクシーを利用することにしました。
上高地までの道すがら、タクシー運転手のおじさんによるガイドなどもあり、個人的にはお値段以上の満足感がありましたよ。
途中、車を止めてくれて大正池に映る穂高連峰をパシャり。
このほか近場の立ち寄り温泉情報など色々と教えてもらいました。
ちなみに、シャトルバスはAM5:00を始発に20分おきに運行しています。
詳しくはアルピコ交通のHPを。
日程・ルート
5月18日(土)
01:00 千葉を出発《車》→
04:50 沢渡駐車場《タクシー》→
05:30 上高地バスターミナル《徒歩》→
06:00 小梨平キャンプ場
07:30 登山開始
09:30 岳沢小屋手前
11:30 明神池
12:30 小梨平キャンプ場
5月19日(日)
09:00 小梨平キャンプ場
11:40 大正池《バス》→
12:05 沢渡駐車場《車》→
12:30 白骨温泉(泡の湯)
20:00 千葉到着
テント場・水場
上高地バスターミナルに着いたその足でテント地へ向かいます。
上高地の森の中、ゆっくりと自然を満喫してできる静かなキャンプ場。
森の中にはテントサイトが点在していて、私たちが利用した5月の土曜日は利用客もさほどいなかったこともありプライベート感も満喫できました。
今回は川前のテントエリアで梓川のせせらぎの中、穂高連峰を眺めてのテント泊。
山など登らず、もうここまでで十分というほど素敵な立地。
またキャンプ場ということだけあり、何でも揃っています。
手ぶらで来ても問題ないレベルです。トイレも綺麗です。
受付では各種キャンプ用品の貸し出し、売店(小梨平食堂)ではコンビニ並みの品揃えに美味しい料理が食べられる食堂まで付いています。
ビールも食材も良心的なお値段なので、わざわざ重い荷物を背負って食材を持っていかなくてもよさそうです。次回は土鍋をレンタルしてお酒のつまみにお鍋をつつきたいと思います。
岳沢小屋へ向けて登山
キャンプ場にテントを張り荷物を軽くしたところで、山登りの開始です。
じつは、当初の予定では焼岳をピストン登山しようと考えていたのですが、受付のお姉さんから「焼岳中腹あたりから残雪があるし、雪もステップを切っていないかもよ」との話。油断してアイゼンを置いて来てしまった私たちは、大事をとり早々にルートを変更いたしました。
今回は前穂高山手前にある「岳沢小屋」を目指すことになりました。
小梨平キャンプ場からは河童橋を渡り、片道2時間半(下り2時間)のコース。

登山道入口までは上高地の散策歩道
河童橋を渡り梓川の対岸からは木道で湿地帯の上を歩いて行きます。
朝の日差しを受けキラキラと輝く川沿いの道は何とも清々しく、疲れなども感じず気持ちよく足が運んでくれます。
明神池まで続く快適な川沿いの木道には軽装の観光客も多く、観光地・上高地の一面を感じることができます。
岳沢小屋に向かう登山道入口
木道を進むと「岳沢」の標識が現れます。
ここを曲がると登山道の入口です。
ここからは登山道となるので、一般の観光客が迷い込まぬようしっかりとした標識が立っていました。
ありがたいことに看板の下には杖がたくさん。
ストックを忘れた人はこちらでお気に入りの杖を探すといいですね。
私は今回もDABADA(ダバダ)の格安ストックにお世話になります。

登山客が多く訪れる上高地・穂高周辺ということもあり、岳沢小屋へ向かう登山道はかなり整備が行き届いています。
何気ない登りも石が重ねられていて石段を登るようで楽チンです。また、所々木道も設置されなんとも歩きやすい。
岳沢小屋までの道のりを10のポイントに分けて標識が設置されていました。各所に「現在地」「岳沢小屋までの残り所要時間」などが明記されているので気持ちが折れずに足を進めることができますね。
順調にすすんで標識7/10を過ぎたあたりから、残雪がちらほらと現れるようになって来ました。残雪ならばアイゼンがなくてもザクザクと足を差し込んで進んでいくことができるのですが、恐ろしいことに溶けて凍ったアイスバーンもチラホラ。
これが滑る滑る。アイスバーンを踏まないように避けて登っていくのですが、先頭を登る友人がツルリ…。豪快に転んでしまいました。
幸いにも大事に至らなかったので良かったのですが、この先に不安を感じたためここで引き返すことにしました。
後で地図を見返して気がついたのですが、この先を少し越えると森林が切れ、綺麗に上高地を見下ろせるパノラマが広がる見晴台(6/10)という所だったようです。
まとめ
登山としては、ちょっと消化不足な内容となりました。
事前の「情報収集不足」と「装備不足」。これがイケませんでしたね。
次回に向けての反省点です。
ただ、キャンプ場の立地や設備の良さ。
上高地という場所自体の良さ。
これを知れたのは良かったです。
良いも悪いもひっくるめて、収穫の多い登山&キャンプとなりました。
個人的には10年前に槍ヶ岳登山で訪れて以来の上高地でしたが、改めていい所だなあと感じました。
日本が世界に誇る山岳リゾート。次回は家族と一緒に来ても楽しめそうだなぁ。