酒々井新酒祭りに行ってきました。
冬になると各地で酒蔵祭りが催されますが、今日は一足お先に印旛郡酒々井町で行われた新酒祭りに行ってきました。
地名に酒が2つも入る町、酒々井。
ふふふ…これはどうも美味しそうな匂いがします。
そして、やはり搾りたての新酒は格別に美味しいですね。
新酒の振る舞いや甘酒をいただきながら、お酒の町『酒々井』の酒蔵・飯沼本家で行われた「酒々井新酒祭り」を満喫です。
今回は2017年11月に開催された「酒々井新酒祭り」をレポートします。
ちなみに酒々井町とは
千葉県北西部・佐倉市と成田市の間に位置する町です。
京成本線「京成酒々井駅」・JR総武本線「JR酒々井駅」の2駅があり、都内へのアクセスもしやすいベットタウンでもあります。
また、酒々井町は江戸時代に江戸日本橋から成田や銚子へと向かう成田街道(旧佐倉街道)にに位置していたことから、成田詣での旅人も利用した宿場町でした。
下総の国を統治した千葉氏が築いた本佐倉城も近くにあり、その城下町として政治・流通の要所として栄えた町でもありました。
ちなみに「酒々井」の地名は、井戸から酒が湧いて出たという言い伝えの「酒の井伝説」から由来しているそうですよ。
『酒々井新酒祭り』とは
酒々井町の伝統と文化をお酒で盛り上げようということで「酒々井すいすい倶楽部」が主催するお祭りです。
今年で12回目を迎える「酒々井新酒祭り」は、300年の歴史を持つ地元酒蔵の飯沼本家や地元商店などが協賛し、飯沼本家敷地内でお祭りは行われます。
会場では、振る舞い酒や和太鼓演奏、地元商店や野菜の直売、当日限定酒の販売などが行われます。
開催日:平成29年11月19日(日)
時間:9時30分~15時00分
場所:株式会社飯沼本家敷地内
株式会社飯沼本家
アクセス
株式会社飯沼本家
千葉県印旛郡酒々井町馬橋106
電車
当日は「京成酒々井駅」「JR酒々井駅」から循環バスが運行しています。
バスは9:00〜15:00の間運行しています。
私は京成成田駅から電車を利用しました。
京成成田09:59→酒々井10:06
知名度が低いせいか「こうざき酒蔵祭り」の時のような混雑はありませんでした。
駅を降りると無料のシャトルバスが待っています。
15分ほど待って出発。
会場までは15分ほどで到着です。
車
祭り開催中は直接会場(飯沼本家)へのアクセスはできません。車でのアクセスは遠慮した方が良さそうです。
お祭り期間以外(通常営業時)
併設するカフェ&ギャラリーは平日営業をしています。
古民家を移築改装した建物は不思議な温もりを感じ、なぜか落ち着いた気分になれる素敵な空間でした。
飯沼本家まがり家
住所:千葉県印旛郡酒々井町馬橋106
TEL:043-496-1001
営業時間:10:00~18:00
定休日:毎週月曜日(但し、月曜が祝祭日の場合翌日定休日になります)年末・年始
お祭り会場
酒蔵見学
まずは酒蔵見学から。
普段は有料で行なっている酒蔵見学を、お祭り当日は無料で見学できます。
1Fロビーには飯沼本家で製造されている銘柄や蔵の歴史をパネルで展示しています。
江戸時代に地元の庄屋として栄えた飯沼本家は地域の年貢米の取りまとめを行なっていたそうです。
藩から余剰米で酒を作れないかと言うことで始まったのが飯沼本家の酒製造なんだそうです。
こちらはお酒の元「山田錦」の玄米(奥)と精米(手前)。
蒸米後、麹をまとい温度管理の下麹菌を増殖させています。
フツフツ。
タンクの中で糖化と発酵が進みます。
3週間ほどで仕込みが完成するそうです。
扉を開けると冷たい風とともに、甘くフルーティーな良い香りが流れ出ていました。
仕込み上がったもろみはこの圧搾機で搾られ、お酒と酒粕に分けられます。
こちらは昔の圧搾機、通称「船」。
形が船みたいですね。
そのため今でも圧搾を担当する人は「船長」と呼ばれているのだそうです。
はいそして出来上がったのが、こちら。
早速いただきます。
場内
限定酒の販売
当日は飯沼本家と旭鶴の新酒が限定販売されていました。
私も限定という言葉に弱いところがあり、ついついお酒を購入してしまいました。
左が「甲子大吟醸」中央「旭鶴のおり酒」右が「甲子の酒粕」
なんとも嬉しいことに、酒粕には「酒粕レシピ」が付いていました。
酒粕を使って色々な料理が楽しめそうです。
甘酒の無料配布
場内では甘酒が無料で配布されています。
ありがたいですね、暖かい甘酒で体も温まります。
地元食材の物販
地域で採れた農作物や漬物、餅などの加工品も販売されています。
仕込み水
こちらは飯沼本家の酒造りに使用されている仕込み水。
水と酒の町・酒々井の地下から湧いた湧き水なんだそうです。
せっかくなので持ってきたマイボトルいっぱいにいただきました。
広場
美味しいお酒と食事をゲットした後は、敷地内にある芝生の広場で美味しく一杯いただきます。
さあ、宴会の始まりです。
みなさん好きなように楽しんでいます。
中にはバーナーを持ってきて熱燗を入れる人たちも。
ベビールーム
それから、赤ちゃん連れのお母さんにも優しい気配り。
まとめ
実は実家からも近い酒々井町。
高校生の時には毎朝最寄りの駅として利用していた程です。
あまりに近すぎて気がついていなかったのですが、酒々井町の歴史にも触れることができ良い経験となりました。
また、これからシーズンを迎えるお酒造り。
各地で催される酒蔵祭りも楽しみですね。
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