ゔぉぉぉぉぉぉ…。
ルーフキャリアを取り付けてからというもの、ある速度域を越えると車内にも響く大きな音が聞こえてくるようになりました。
この正体は風切り音。
四角いルーフバーの面に当たる風が引き起こす音なのです。
今回は私が試して効果があった、「D型ゴム(スポンジ)」を使用して安価で簡単に風切り音を消す方法をご紹介します。
なぜ風切り音は鳴る?
ルーフボックス等のアタッチメントと呼ばれるパーツの脱着は比較的なので、私も普段は必要な時だけルーフボックスを乗せて取り付けるスタンス。
ただ、ルーフバーはしっかりと固定していることと、脱着が面倒なため一年中屋根に乗せっぱなしです。
そんなデフォルト状態で乗っかっているルーフバーが時折悪さを働くのです。
それが「風切り音」。
ゔぉぉぉぉぉぉ…っ
ある速度域を越えると、振動を伴うような大きな音を立て始めます。
私の車はディーゼル車なので振動や音には鈍い方なのですが、それでもうるさいなぁと感じるのですから、ガソリン車やましてやEV車などでは相当不快に感じることでしょう。
この「風切り音」、じつはルーフバーに風が当たることで発生しているのです。
走行中、ルーフバーに当たった風は上下に分かれます、その風がバー後方で一定の渦を巻きながら合流しぶつかることによって生まれるのがこの「風切り音」。
よく聞くと、ゔぉぉぉぉぉぉ…っと振動を伴うような音で鳴っているのがわかります。
この渦を作る気流が起こることが要因であって、気流が崩れると音が鳴らなくなるそうです。
ルーフバーの種類
製造メーカーによって呼び名はまちまちですが、形状で分類すると大まかに2種類。
スクエアバーとエアロバーに分けることができます。
名前からも想像できる通り、スクエアバーは四角形で、エアロバーは風を切るために平べったい楕円状をしています。
エアロバーは風の抵抗を減らすとともに、適度な気流を起こすことで風切り音の激減を図れます。
とにかく風の音を聞きたくないというならこのタイプがおすすめ。
ただし、スクエアバーよりも高価になりますし、個人的にはボテっとした見た目の存在感があるため好みではありません。

D型ゴムで消えた風切り音
ゔぉぉぉぉぉぉ…という風切り音。
安価で簡単に、これを消す方法があります。
それが「D型ゴム」。
元々は緩衝材としての用途に使われるアイテム。
ドアの開閉時にノブが壁に当たる衝撃を和らげたりする際に使用されたりするみたいです。
ホームセンターに行くとゴム製品が集まるコーナーなんかに置いてあります。
今回購入したのはトンネルスポンジという商品。
発泡素材で非常に軽い印象の1本。
サイズは15×25×280mm。
こちらを10cmほどの幅にカットし、スクエアバーの底面に3ヶ所貼り付けます。
両端と真ん中、私はそんな具合です。
作業はこれでおしまい。
まとめ
こんな方法で本当に効果があるの?
と疑っていましたが、効果はテキメン。
完全に消えるわけではないですが、驚くほど静かになりました。
ただ、洗車時や長期間使用していると剥がれてきてしまうことがあるのが、唯一のデメリット。
お金はかけたくないけど、ちょっと静かにさせたいという方にはおすすめな方法です。