【写真/プリンター】プリントがきれいでコスパ最高!ブラザーDCP-J528Nを購入!

ブラザーDCP-J528Nの口コミ評判インプレ_写真用・年賀状プリント/プリンター比較安いコスパキャノン・エプソン 写真

年賀状シーズン前に家庭用のインクジェットプリンターを買い換えました。
購入したのはブラザーから販売されているDCP-J528Nという4色インクの複合機。

これ、とにかく安いんですけど、今までエプソンやキヤノンといった2大巨頭メーカーしか使ったことがなく少々不安はありましたが、実際に使用してみると「なんだ、遜色ないじゃないか」。

今回は私が購入したブラザーDCP-J528Nのインプレとプリントに使う用紙についてちょっとお話したいと思います。

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ブラザーのプリンターDCP-J528Nを購入

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スペック

  • 【おもな機能・仕様】
    スキャン対応複合機/タッチパネル液晶:2.7型/自動両面プリント対応
  • 【給紙トレイ】用紙トレイ(1段)・手差しトレイ(1枚)
  • 【大きさ】W400×D343×H151mm(突起部を除く)
  • 【質量】約6.8kg(インクカートリッジ含む)
  • 【インク色数】4色独立
  • 【用紙トレイ】最大100枚/排紙トレイ:最大50枚(普通紙:用紙厚さ0.08mm~0.15mm)
  • 【印刷対応用紙サイズ】L判~A4
  • 【インクコスト】(カラー)約9.9円・(モノクロ)約3.0円※A4文書印刷時(1枚あたり)
  • 【インターフェイス】USB、無線LAN、Wi-Fi Direct対応

エプソンやキヤノンと大差なし!

ブラザー「DCP-J528N」は、無線LAN・自動両面印刷・タッチパネル液晶などの標準機能を備えたシンプルモデル。

今時の標準機能なので、全然十分こと足ります。

私の場合、今はそれほど写真プリントを行わないのでプリント画質やスピードは特に気にせずプリンタを選びます。

そもそも、プリント画質は10年ほど前から頭打ち状態で、そんなに大差はないと思っています。『きれいに見える』のはインクの色(発色)や自動補正などによるレタッチによるものが大きく影響していて、よほど低画質でない限り肉眼ではその差を判断すること自体難しいと思います。

むしろ変わるのはプリントスピードの方で、高機能なモデルの方がスペックが高い傾向にあります。ただし、私のようにお家では頻繁にプリンタを使わない人には、さほどプリントスピードは重要ではありません。

ということで、標準機能が備わった低価格なプリンタを購入しようという運びになった訳で、急浮上したのがブラザーのプリンター。

同スペックで比較するとエプソンやキヤノンより驚くほど低価格。
低価格で知名度も低いため少々不安もありましたが、スキャナやWiFi接続など標準的な機能は備わっているので思い切って購入してみました。

ちなみに最大解像度は1200×6000dpi。
MacOSの場合はAirPrintで接続が対応可能で最大解像度は1200×3600dpiまでとなります。

私はMacユーザーなので解像度は1200×3600dpiまでしか使用できませんが、それでも十分。
実際にプリントした写真の解像度を肉眼で見分けるのは至難の技だと思います。それほど既に高解像度ということです。

ぜんぜん綺麗です。

スタイリッシュな箱型で置き場所を選ばない

第一に気に入ったのがすっきりとした箱型のフォルム。

最近のプリンターはどれも前面給紙カセットを付けて本棚みたいなスペースにしまえるデザインのものが主流。ブラザー「DCP-J528N」ももれなくそんな箱型ですが、主張のないいたってシンプルなところが良い。

エプソンやキヤノンの複合機はコンパクトにするあまり上の部分は小さくても用紙サイズは変わらないためカセットだけ出っ張っていたりするヘンテコスタイルな機種があったり、上と下で色が違うツートンカラーのものなど…ちょっとしっくりくるデザインのものが見つからなかったのです。

また、給紙は前面カセットの他に背面給紙も付いています。
これ、じつは結構嬉しいところで、コピー用紙や薄めの写真用紙なんかをプリントするだけならいらないのですが、ちょっと厚みのある用紙を給紙するときに背面給紙があるとうれし良いのです。前面カセットから給紙された紙はプリンター内でUターするような形でプリントされるため、厚みのある紙は搬送不良を起こして詰まりやすい。

一方の背面給紙は紙を曲げることなくプリントするため、厚紙が使用可能になるのです。

 

表現を左右するインクと紙の存在

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写真の「きれいさ」を左右するのはインクや紙によるものが大きいです。

インクは色数が多ければグラデーションがきれいに表現できたり、色域が広がり鮮やかに表現でたりします。
インク数はプリンター機種で決まっていて、ハイスペックなモデルになるにつれて増える傾向にあります。
一般的には、4色モデルであればシアン、マゼンタ、イエロー、ブラック。
6色モデルであれば上記4色にプラスして、ライトシアン、ライトマゼンタ。
8色モデルであればさらに、グレー、ライトグレーもプラスしたりといった具合。

インクの色数が増えれば『きれいで鮮やかな表現が可能になるスペック』は持ち合わせていますが、ただそれだけでは表現できないのです。

そこで必要になるのが表現可能な「紙」。

個人的にはこの「紙」の存在の方が大切だと考えています。

写真画質は紙で大きく変わる!

ピクトリコ・セミグロスペーパー(PPS200)作品展/反射防止/高画質写真用紙?ウエット感wetしっとり優しい雰囲気似合う

写真業界ではメディア(media)とも呼ばれるプリント用紙。

「media」とは、伝達手段・媒体・媒介・マスコミなどを意味する英語表現で、つまりはプリントして人に見せることで情報を伝達させる媒体です。

この紙の存在がいかに大事なのか、長くインクジェットプリントの仕事をしてきた私は身を持って感じてきていました。同じプリンターを使っていてもプリントする用紙によって表現がガラリと変わるものです。
極端なことを言えば、低スペックのプリンターを使っていても良い用紙を使えば驚くほどきれいなプリントすることも十分可能です。いかにプリンタ本来の性能を発揮させられるか。その鍵を握る重要なパーツが紙なのです。

一昔前のものに比べ今のプリンターはどれもハイスペックなものばかり。
解像度は頭打ちに高く、どのプリンターもとてもきれいに表現するスペックは兼ね備えています。ただ、用紙がそれを表現しきれていないだけのこと。

良い紙とはドバーッとインクを噴いても、にじまず十分に吸収できるもの。
私が愛用するピクトリコの用紙は、用紙表面に塗布されたピクトリコ独自のインク受容層がしっかりとインクを受け止めることで、高濃度・高発色の鮮やかな色彩と高画質が実現してくれます。

 

ピクトリコ・セミグロスペーパー(PPS200)作品展/反射防止/高画質写真用紙?ウエット感wetしっとり優しい雰囲気似合う

これは今回購入したブラザー「DCP-J528N」を使用して、ピクトリコプロ・セミグロスペーパーにプリントしたクリムトの画像。

絵画なのでちょっと分かりづらいかもしれませんが、十分な解像度だし4色インクでも驚くほどきれいな発色をしています。
また一般的なツルッとした光沢紙にはない、しっとりと落ち着いた優しい風合いが素敵です。
この画像は黒を締めなかったのでそれほど濃い色を表現していませんが、鮮やかに発色する花や紙の風合いによるキラキラとした光沢感もうまく表現できていると思います。

紙さえ良ければ、安いプリンターでも十分きれいに仕上がるのです。

ピクトリコプロ・セミグロスペーパー(PPS200)

高画質用紙を製造販売するインクジェット用紙メーカー「ピクトリコ」から発売されているロングセラー用紙。

セミグロス(半光沢)の細かな凹凸の紙質。絹目調などとも表現される用紙で、しっとりと優しい風合いに仕上がります。
また光沢紙とマット紙の中間的なポジションにあり、幅広い画像に合わせやすいオールマイティーな用紙のため、ピクトリコ製品の中では一番人気があるみたいです。

半光沢なので照明の写り込みがなく、展示場所を選ばず使えるため特に写真展などで使われるケースが多いみたいです。

 

 

まとめ

ブラザーのリーズナブルなプリンターを購入した私。
標準的な機能は使える上、プリント品質もまあまあ良いし、今のところとっても満足しています。
インク数は4色ですが、それでも十分きれいな発色をしています。
強いて言えばプリントスピードがちょっと遅いくらい。
それでも使用頻度からすれば全くもって問題ないレベルです。

余程写真にのめり込んでいない限り、今時のプリンターはどれを買っても十分なスペックが備わっているみたいなので、それならば安いに越したことはないと思います。

 

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