痛っ!!!
先日実家の家屋を解体しまして、その更地を歩いていた時に「グサリっ!」
錆びた鉄の棒を踏んでしまったのです。
地面から頭を出していた鋭利な鉄の棒。
しかも年季が入り錆び錆びのサビ状態です。
「錆びた釘を踏むと破傷風になるから…」
過去にそんな言葉を何度も聴いたがありどうにも不安になって医療関係に詳しい妻に電話したところ、急いで病院を受診するように勧められ病院へ駆け込んだので大事には至りませんでしたが、実は怖い破傷風という病気をこの機会に調べてみました。
農作業やアウトドアレジャー、DIYなど外での活動が増えるこの時期、いつ感染してもおかしくない身近に潜む怖〜い病原菌でした。
錆び錆びの謎の棒を踏んでしまった…
コレ、痛いやつ。
踏んだら絶対いけないやつ。
クロックスのサンダルを突き破り私の踵に突き刺さった痛いやつ。
先日実家の建物を解体したのです。
その更地に残っていた尖った謎の何か。
ものすごく硬い錆びだらけの突起物です。
後日掘り起こしたその突起物の全容がコレ。
正体は不明ですが、槍のように先が尖った長〜い棒でした。
破傷風ってどんな病気?
「破傷風」という病気を調べてみたのですが、じつは発症すると怖い病気でした。
「錆びた釘を踏むと破傷風になる」とよく聞かされていましたが、じつは破傷風は土中にたくさん生息する破傷風菌による感染症で、動物の体内や糞などの排泄物にも生息します。
破傷風菌は非常に強い神経毒素を産み、感染すると全身的な症状(けいれん、呼吸困難、脳炎など)がみられ、集中治療が必要な非常に危険な状態に陥るそうです。
そして今でも「死亡率の高い病気の一つ」というのも驚くべき事実。
詳しく書かれているサイトがあったので載せておきます。
発症が怖いので急遽病院へ
錆びてなければよかったんですけどね…「破傷風」が怖くて。
医療関係に詳しい妻の勧めもあり急遽病院へ向かい診察してらうことにしました。
ちなみに受診前に患部を押し広げてを流水でしっかりと流しています。
その際にライターで炙ったマチ針を使い患部の先をホジホジして錆びのカケラが残っていないかをざっくりと見ています。
受傷直後の対応
- 流水にて患部を洗い流す
- 消毒済みのマチ針で患部内の残留物の除去
破傷風トキソイド(ワクチン)を接種しました
急遽向かった病院(急病診察所・外科)で先生に診てもらいました。
注意は化膿ですが傷口は小さいからこれも問題ないとのこと。
念のため抗生物質を処方してもらいました。
破傷風の発症は注射で抑えられるので、とりあえず大丈夫だそうです。
ふう、一安心。
今回の釘踏みに伴い対応してもらった処置内容は以下のとおり。
処置内容
- 患部確認後レントゲンにて錆び屑残留有無の確認
- ワクチン接種(破傷風トキソイド)
- 処方箋(抗生物質 フロモックス)
また担当医からは破傷風トキソイドの免疫を長く持続させるため、通常3回の接種を推奨しているとのことでした。
接種スケジュール
- 1回目接種
- 2回目接種(1ヶ月後)
- 3回目接種(半年後)
アウトドアで行動することが多い私にとっては、今回のように破傷風を発症するような怪我は今後も継続して高リスクではあります。
昭和42年以前に生まれた人は破傷風ワクチンを子供の頃に接種しているそうです。私も母に確認したところ混合ワクチンで接種済みとのこと。ただ総合的に判断して3回目の接種までしっかりと受けておこうと思っています。理由は以下の通り。
私が接種する理由
- アウトドアでよく行動するため同様の怪我のリスクが高いこと
- 40歳を超える年齢ゆえ免疫も弱まっている可能性も考えられること
- 臨床も終えており長い経過の安全性も保証されたワクチンということ
まとめ
近年はあまり聞くことがなくなった病気ですが、発症すると実は怖い破傷風。
今回は妻の助言やお医者さんの処置のおかげで発症リスクという不安を取り除くことができて一安心。皆様にまずは感謝です。
それから、今回の怪我は起こるべくして起きた私の不注意が大きかったということの反省。
何が落ちているかわからない工事後の更地。
特に今回は古い家屋を取り壊した後ということでその危険性は高かったこと。
そしてそのような場所へサンダルという不適切な格好で入ってしまったという行為。
これらが今回の怪我を誘発した原因であったのは間違いありませんね。
この教訓は忘れないようにします、はい。
- 更地には釘や危険な建築残骸が多く埋まっていることがある
- 釘等を踏んでも大丈夫なソールが硬く厚みのある靴を履く(長靴など)
- 雨の日など視界が悪く状況が掴みにくい日には立ち入らない