省エネ住宅を目指し設計した我が家でしたが、増設した東向きのテラス面に夏の早朝日差しが強く入り込み反射することで、室内温度が上昇していることが判明しました。
そこでサンシェードを取り付け午前中の日差しをカットし、断熱効果を高める対策打つことにしました。
サンシェード設置にあたり、外壁にアイキャッチを取り付けることとなりましたので、今回は取り付け方法の注意点などについて工程と共に振り返ってみます。
丁度良いサイズのサンシェードをネット購入
自宅テラスに丁度良く合う寸法のサンシェードを購入しました。
我が家のテラス幅は5m。
2.5m幅のサンシェード2枚で丁度良く日陰を作れる算段というわけです。
サンシェード取り付け用の金具を外壁に取り付けます
サンシェードの寸法は決まり発注もかけたので、納品までの間に取り付け金具を建物外壁に設置しておきたいと思います。
用意する金具と道具について
金具について
今回用意した金具類はこちら。
- アイフック…3個
- タッピングビス(ステンレス製)…12本
屋外で長期間使用するためアイフック、タッピングビスともにスレンレス製をチョイスしました。
工具について
- ドリルドライバー
- シリコンシーリング
工具類は特に難しいものは必要ありませんでした。
ビスを締めるドリルドライバがあれば大丈夫。
また外壁に穴を開けるので、雨水侵入を防止するためビスを打ちこむ下穴には事前にシリコンを流し込んでおきます。
アイリングの設置場所について
アイキャッチをがっつりと固定するためには、建物構造の基礎となる木材部分にしっかりとビス固定するしなくてはなりません。
建物には必ず梁(はり)と桁(けた)といる呼ばれる基礎柱があります。
梁とは家全体の水平方向の荷重を支え、桁は屋根の棟に対して並行方向に架けられ屋根からくる荷重を支える役目を果たす木材のことです。
今回は垂直方向に伸びる「桁」の位置を把握し、その木材に届くようにアイキャッチを留めるビスを打ち込みたいと思います。
工務店に方に桁の位置を探す方法を伺ったところ、外壁切れ目下部に指を入れてみればわかるということでしたので早速指をつっこんでみたところ、確かに桁が通っている筋には木材の存在が確認できました。
取り急ぎマスキングテープで桁の位置をマーキング。
この垂直延長線上にアイキャッチを設置します。
漆喰外壁は優しくドリルで穴を開けるのが吉
アイキャッチ設置場所が決まったので、早速ドリルドライバでビス穴を開けていきます。
漆喰壁に直接ビスを開けてしまうと、外壁亀裂が生じるリスクがあります。
そのため事前に下穴を開けてリスクを取り除いてから本作業に入りたいと思います。
ちなみに下穴は、いきなり適合寸法サイズのドリルで穴を開けるのではなく、小さなサイズのドリルで仮穴を開けてから適合寸法のドリルを入れることで亀裂、クラック等の外壁損傷リスクを軽減できます。
雨水侵入防止のシリコンコーキングはマスト!
外壁に穴を開けるので、やはりそれなりに気を使います。
まず防水処置はマストということで。
下穴を開けた穴にはシリコンを注入し雨水の侵入を防止する処置を必要とします。
今回は下穴に小容量のシリコンシーリングをギューっと絞って注入してから、その上にビスを打ち込んで固定しました。
サンシェード2枚を固定するためのアイフック3個を外壁固定完了しました。
設置箇所は上記画像の赤い矢印部分です。
サンシェードを固定していきます。
上部3箇所にはカラビナとパラコードを使用し固定。
下部はパラコードと自在金具を使用し張りを持たせて固定していきます。
こちらはサンシェード下部。
製品に元々設置されているハトメにパラコードを固定。
地面方向に張りを持たせてコテしていきたいと思います。
地面にキャンプ用ペグを打ち込んだら、自在金具で張りを調整。
この辺りはテントやタープを張る要領と一緒です。
今回は左右中央の計3箇所にパラコードを設置し張りを持たせて固定しました。
まとめ「夏の日差しを避けて、視界は保つ」
設置完了したのは夕方。
画像を撮ったときには既に日が沈んでしまったのですが、テラス内部から見た感じはこちら。
深すぎず、丁度良く夏の高い日差しを遮るサンシェードの設置完了。
深すぎないのがポイントでして、テラスに居ても程よく外の視界が保てることを想定していたので、結果としてはかなり良好。