冬に剪定して出たモッコウバラの枝を挿し穂にしてみました。
挿し木(挿し穂)といって、庭木には切った枝を土に挿しておくだけで簡単に増やすことが可能な植物が多くあります。
モッコウバラは樹勢が強く、結構簡単に発根するみたいです。
4月に挿し穂用の土に枝を挿し、6月にはしっかりと根付いていました。
今回はモッコウバラの挿し木、移植のようすをふりかえります。
4月・剪定した枝を土に挿して根出しします
剪定で出たモッコウバラの枝を土に挿し「挿し穂」を作りました。
挿し穂は2〜3節ほど残した10cmほどの長さにカット。
切り口は綺麗に斜めカットして半日ほど水を入れたコップに挿して十分に水分を吸わせておきます。
市販の挿し穂用の細粒の培養土を用意し、次々と挿して準備完了。
発根させるのが目的なので、不要な葉は取り除いたりカットして葉からの余計な水分の蒸発を防ぎ枝への負担を軽減させてあげます。
水切れだけに注意すれば高確率で発根してくれるでしょう。
それから、挿し木中に枝が揺れると土との間に隙間ができて発根に障害が出る恐れがあります。
管理は直射日光のあたららない、風がしのげる半日陰がベスト。
今回は他にも挿し木する枝があったので、水が抜ける大きめの桶にセットして発根を待ちます。
6月・春に挿し穂したモッコウバラが発根
枝から新芽が出てきたら根付いた証拠。
十分に根を張らせてから移植に移ります。
ポットの底から根が飛び出してきたら、根が張っていサイン。
さあ、開封です。
思っていたよりもびっしり。
しかも太い!
移植のため、絡み合っていた根を優しくバラしてみました。
発根していたのは、5本。
思っていたよりも少なかったですね。
全部で15本の枝を挿していたので発根率30%程度といったところです。
培養土を用意して挿し穂を移植
それでは発根済みの挿し穂を単独のポットに移植していきます。
用意した培養土は、市販の野菜の土に私の畑の土、腐葉土、炭をミックスして使用します。
まず、一番底に大きめの竹炭。
土の流出防止と水はけを良くする目的です。
その上に軽く腐葉土を敷いたら、培養土ミックスと一緒に発根済み挿し穂を植え付けます。
移植直後は優しく管理
移植が完了しました。
まだ根の発育が十分でないため、水切れと風には注意が必要です。
毎日涼しい朝の時間帯にたっぷり水やりをしてやり極端な乾燥状態を避けます。
また、強い日差しもまだ負担が大きいので、日陰〜半日陰で数週間ほど管理しています。
日光デビューはもう少し苗が成長するまで我慢。
また風で苗が揺れると根付きも悪くなるので強い風の当たる場所も避けます。
枝葉が大きくなってきたら根もしっかりと付いてきた証拠。
そうしたら、たっぷりとお日様に当ててあげてください。