【祭り/成田】昔懐かしいお祭りが味わえる、宗吾霊堂の御待夜祭(おたいやさい)

毎年9月初めの土日に、成田市にあるお寺「宗吾霊堂」でお祭りがひらかれます。
それが宗吾霊堂の「御待夜祭(おたいやさい)」です。

御待夜祭(おたいやさい)は、江戸時代に領主からの重税に苦しむ農民のために将軍への直訴をおこない、処刑された義民・佐倉惣五郎の御霊を慰めるためのお祭り。「佐倉義民伝」の話でも語り継がれ、講談師の神田松之丞さんが来年襲名する神田伯山が明治期に寄贈した玉垣があることでも有名です。

普段は静かな境内も、この二日間は多くの屋台やお客さんたちで賑わいます。

境内から聞こえるカラオケ大会の歌声と軒先で響く虫の音の中、休憩がてらに上がったお堂の畳の上で扇風機に当たり涼んでいると、昭和の時代にタイムスリップしたかのような懐かしい感覚に陥ります。

どこかレトロで昭和な雰囲気を漂わせるお祭り「御待夜祭」にいってきました。

宗吾霊堂御待夜祭おたいやさい_佐倉義民伝神田伯山松之丞所縁

宗吾霊堂の御待夜祭(おたいやさい)

宗吾霊堂御待夜祭おたいやさい_佐倉義民伝神田伯山松之丞所縁

地元では宗吾様と呼ばれ親しまれている宗吾霊堂(正確には鳴鐘山東勝寺宗吾霊堂)は、佐倉惣五郎の御霊が祀られているお寺です。夏の終わり、宗吾様の命日とされる9月3日(旧暦8月3日)になると毎年「御待夜祭(おたいやさい)」と呼ばれるお祭りがひらかれてきました。

宗吾霊堂の御待夜祭(おたいやさい)は、江戸時代に領主からの重税に苦しむ農民のために将軍への直訴をおこなったことにより処刑された、義民・佐倉惣五郎(木内惣五郎)の御霊を慰めるお祭り。佐倉惣五郎のお話は「佐倉義民伝」として歌舞伎や講談でも語り継がれているため、その名は聞いたことがあるという人も多いかと思います。

最近は9月の初めの土日に日程が調整されるようになり、今年は9月1日(土)、2日(日)に行われました。

アクセス


京成宗吾参道駅から徒歩15分

宗吾霊堂のお寺は、成田方面を見て左側にあるので、西口(改札を出て左側)の階段から出ます。
駅前の道は1本しかないのでわかりやすいと思いますが、坂道をしばらく登る感じになるのでご準備を。

露店の雰囲気が昭和っぽい

宗吾霊堂御待夜祭おたいやさい_佐倉義民伝神田伯山松之丞所縁

お寺の山門をくぐると石畳の参道の両脇にはずらりと屋台が並んでいました。

手水舎で手を洗い身を清めたら、さらに奥へと進んでゆきます。
少し進むと仁王様が見張る仁王門がありました。その脇では懐かしの型抜き屋台が。

宗吾霊堂御待夜祭おたいやさい_佐倉義民伝神田伯山松之丞所縁

スーパーボールとか水風船すくいなんかはよく見かけますが、金魚すくいって最近少ないですよね。これを見かけると懐かしくてほっと和みます。

宗吾霊堂御待夜祭おたいやさい_佐倉義民伝神田伯山松之丞所縁

どこのお祭りに出かけても必ず長女が食べたがるのがコレ、チョコバナナ。
お店のおばちゃんがなんとも癒し系。

宗吾霊堂御待夜祭おたいやさい_佐倉義民伝神田伯山松之丞所縁

姉妹揃ってキラキラものに弱い…女子ですね。
アクセすくいでお宝ゲットです。

宗吾霊堂御待夜祭おたいやさい_佐倉義民伝神田伯山松之丞所縁

近隣の大きな祭りに比べ、何か昭和感の漂う露店が多い気がする御待夜祭。

街灯が少ないからなのか、お寺の境内という環境がそう感じさせているのか、
なんともマッタリとした雰囲気です。

上野から1時間!伝統芸能好きの参拝者も意外と多い

宗吾霊堂御待夜祭おたいやさい_佐倉義民伝神田伯山松之丞所縁

京成上野駅からは乗り換えなしで1時間ですから、都内からも意外と近いものです。

お祭りが土日開催になったことや、最寄りの京成宗吾参道駅から徒歩でアクセスできることもあり、最近では遠方からお祭りに来るお客さんも多くなったみたいです。

また、「佐倉義民伝」の主役木内惣五郎が祀られる宗吾霊堂のお祭りということもあり、歌舞伎や講談好きの方なんかにも人気があるみたいですね。

境内には講談師の三代目神田伯山が寄進した玉垣があることでも有名で、それを目的に訪れる参拝客も多いようです。
タイムリーな話では、五代目以降40年近く継がれることがなかった神田伯山の名跡を、2020年2月に神田松之丞さんが真打昇進とともに襲名することが決まったことなども、昨今ますます関心の高まった理由の一つかもしれませんね。

近場には「佐倉義民伝」に登場する跡地もあったりするので、舞台巡りに訪れる方も多いみたいです。以前に紹介した釣堀のある「谷養魚場」の近くは、佐倉義民伝で印旛沼の船渡し《甚兵衛渡し》の場面として登場したりもします。

解放されたお堂が休憩にありがたい

宗吾霊堂御待夜祭おたいやさい_佐倉義民伝神田伯山松之丞所縁

境内を一通りぐるりと回ったら、ちょっと一休み。

総合受付所の奥を左に曲がると、その先に大本坊と呼ばれる木造瓦葺の建物が見えてきます。
昭和17年に建立されたという大本坊の中はかなり広く、300余畳の大広間が広がっていました。普段は信徒講社の坊入り(お食事)や休憩、研修道場・宿泊等に使用されてるそうですが、お祭りの間は来場客の休憩場として一般に解放されていました。

宗吾霊堂御待夜祭おたいやさい_佐倉義民伝神田伯山松之丞所縁

畳の上にはテーブルが並べられ、みな思い思いにくつろいでいます。
私たちも先ほど露店で購入した焼きそばやクレープを頂きながらしばし休憩。

お祭りって、食べる場所に困ることが多いのですが、こうやって休憩できる場所が用意されていると本当にホッとします。
特に子供を連れている時などは大変。本当に助かりますね。

境内入口の山門を出て左手に曲がるとバスや一般の参拝者が利用できる駐車場があります。
お祭り同日は利用できませんが、普段は参拝者が少ないので車で来た際には駐車することが可能です。

その駐車場の前には川魚の佃煮・甘露煮を販売する又兵衛さんのお店があります。
普段も営業しているので興味のある方は店先をのぞいてみると面白いとおもいますよ。

加工品の他に、店先に置いてある大きなポリ樽のなかにはドジョウや沢ガニなどの活魚が量り売りされていたりもします。

まとめ

宗吾霊堂御待夜祭おたいやさい_佐倉義民伝神田伯山松之丞所縁

実家が近かったこともあり、小さい頃には婆ちゃんに連れてきてもらった御待夜祭。
大きくなってからはしばらく足が遠のいていましたが、こうして久しぶりに来るといいものです。

全然変わっていないんです、昔と。
なんだか、ホッとしてしまいました。

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